「今から考える終の棲み家」著者大沢久子、平凡社新書(720円)2007年8月10日付け初版を読んでいる。
著者は1952年生まれ小生より10歳若い独身女性である。それゆえこれから本気で老後を考えようとしている世代の代表者であるのかもしれない。
小生の場合には、のほほんとして全くこの年代には老後のことなど考えなかったのが、今となっては悔やまれることである。
ざっと目を通したところ、これといった決定的な示唆を与えてくれるものではなく、人それぞれそれなりの生き方に応じての選択肢があることを教えてくれた。
高齢者処遇や福祉が政策や制度の影響を大きく受けるため新しい政策に立脚した著作でないと実情に合わないと言う問題が避けて通れない。
2007年著作と言うことは新しい制度に基づいているといえ、そういった面で本書は数少ない情報であるとも言える。
この本より、小生がアンダーラインを引くところを幾つか紹介していこうと思っている。
65歳以上を高齢者と決めたのは、WHOであることをこの本で初めて知った。 人それぞれに老化の進行速度は異なるのであるが、世界的な平均値が65歳と言うことなのであろうと思った。
おまけ;
著者大沢久子さん関係のサイトで何かめぼしいものはないかと探したが、現在活発な活動をしているものが見当たらなかった。
むしろ、次の介護便利帳というサイトの方が実用性が高そうなのでご紹介する。
http://www.toshiba.co.jp/care/benri/index_j.htm