水墨画教室では、解散前に必ず茶話会をする。
お茶を飲みながらのよもやま話である、
これが結構楽しいのであるが、
男一人のため、話題に乗っていけない悩みがある。
たまたま、20台の息子さんを持つ人から、
最近の若い人はどんなでしょうか?と水を向けられた。
そこで、一生懸命考えて答えた。
茶髪が大流行した時期があったが、僅か1年程度で収束。
今は茶髪を見つけることは難しくなった。
お金が掛かる割りに、どうも自己満足の程度が低いためのようである。
また、も少し前は、携帯電話が大流行、
物珍しさで授業そっちのけとなった時期があったが、
ケータイの普及が進むと、全く気にならなくなった。
携帯電話を持つことが当たり前になって、物珍しさが、失われたのであろう。
煙草も4年生(20歳)ともなると、吸う学生が出てくるが、
総じて、携帯電話料金に取られ、多くの学生がお金不足で、
煙草まで手が廻らないようである。
制服を制定していない関係で、
1年生は、中学時代の黒色の制服を全員着用、
その後学年が進むと共に最新の流行を追っかけ続けているようで、
女子学生では、臍出しルックまでまかり通っている。
ただ、ここでも、金欠病は例外で無く、
安物のぼろを纏っている学生が大半である。
現代風、バンカラとでも言うのであろう。
パチンコなどの遊戯を自慢げに話をする者も居るが、
誠に他愛の無い話に過ぎない。
上記の話は、
比較的目に付く特異な現象を列記したに過ぎない。
殆どは、まじめな学生である。
やんちゃ坊主もまじめ学生も、本質は同じようである。
それなりに、自分の将来を心配し・親兄弟を気遣い・友人を大切にしているようである。
小生は、どちらと言うと、やんちゃ坊主が、好きな方である。
それは、自分がそうであったことに起因しているように思う。
やんちゃ坊主の活躍に、エールを送りたい方である。
日本の将来に悲観する必要は無い。
我々の若いときと、なんら変わりがないのである。