人口あたりの新規感染者数【感染密度】から、中東と中南米での感染拡大が明らかです。特に南米はペルーで報告が計上されない日が断続して、中東オマーンでは急に報告されなくなり、検査や医療体制がそれ以前とは異なる状況に陥っている事を示しており心配されます。
一方、ロシアやトルコ、イランの報告数はほぼ一定の値を連続して示しており、日本や米国など、他国の状況と較べれば明らかに異常とも言える体制です。
ウイルスは世界中どの国に対しても同様に感染が進んでいますが、その事が医療体制や政治体制の違いをはっきりと見せています。
出典 ： OCHA
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世界 183の国と地域での 新型コロナウイルス感染について、国別、日別の新規感染者数の推移一覧表です。
世界全体への感染が拡大する速度の加速が止まり、8月2日には、一日あたりの新規感染者数が15日振りに 10万人台へと減少しています。とは云え、人口13億人のインドは 検査そのものが充分に行き渡っていないと推定される分、今後は感染者数を押し上げる最も大きな要因になると懸念されます。
ルクセンブルクで始まった第2波が他EU諸国への伝播が懸念され、実際に第2波は到来していますが、フランスとスペインを除き、さほど大きな波にはなっていません。
一方、中南米はブラジルよりペルーが心配です。ペルーの人口がブラジルの 1/7 で医療体制も相応と思われるのに、数日に亘り感染者数の報告が挙がっていない事から崩壊的状態を危惧しています。
出典 ： OCHA
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