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新型コロナウイルス、都道府県別、週間対比・感染被害一覧表 (7月30日現在)

2021-07-31 22:03:44 | COVID-19 国内状況

単純に新規感染者数を比較しても実際の被害状況とは異なります。各都道府県別に、前週と比較して新規感染者が増えた増加率や、人口あたりの新規感染者や治療中患者数の増加率、人口あたりの死亡者数の増加率などを詳細に確認しなければ、実際の被害の深刻度や今後の傾向は把握できません。 この一覧表では、特に 被害と影響が悪い箇所は黄色で欄を塗り、良い結果を出している箇所は薄いピンク色で欄を塗って識別しており、各都道府県別の医療体制などを勘案すれば、医療機関などが直面している状況や、住民の人々が感じている恐れの度合いも推定する事が出来ます。

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『 “飛び火” 、全国の半分以上に 』

【 感染密度 】は、人口あたりの新規感染者数を示しています。各都道府県によって人口は大きく異なりますので、単に新規感染者だけを比較して被害レベルとしてメディアが扱う事は誤解を与えます。人口あたりの新規感染者数を較べる事で、ようやく、その地で住む人々の危険レベルが比較できる上に、それに対応した対策を施す事が可能になります。

この【 感染密度 】で 各都道府県別の状況を確認すれば、現在の感染中心地は 東京都と周辺三県が際立ち、それに 大阪府と沖縄県が続いていましたが、【感染密度】を確認すれば、それらの地域以外の府県へも “飛び火” して感染の勢いを増している事が明らかです。

これらの都道府県の中で、深刻な状況を示しているのは 東京都です。この一週間で過去に経験しなかった程に高い【感染密度】を記録しており、この【 感染密度 】世界的な感染中心地になっている EU諸国と肩を並べる程に高い値だと、政府は国民に知らせるべきですし、私達も認識すべき深刻さです。
さらに、東京都以上に深刻な状況に陥っているのが 沖縄県です。【 感染密度 】は東京都よりも高く、更には 今までは比較的少ない死亡者率で抑えてきた沖縄県でしたが、今回の “ デルタ株 ” による影響なのか、人口あたりの死亡者数で高い率を記録しています。 東京都との医療レベルの相違を考慮すると、今後の経過が最も心配な県です。

“ 飛び火 ” による感染拡大は、大都市圏を中心に鉄道や道路網、そして空路を介して広がっている事を示すように、「 都道府県別、感染被害一覧 」を見れば、地域ごとに感染拡大地域が広がっている事がはっきりと見て取れます。
この状況が続くと、2週間後には、感染拡大の被害を受けていない都道府県が無くなると予想される程で、全国医師会が「 全国すべてに “緊急事態宣言” を 」と政府に要請した理由も容易に理解できます。

  

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『 全国一律の緊急事態宣言と、更に厳しい措置が必要 』

感染病の常として、感染して発熱して、検査して陽性確認された時には、周囲の多くの人々に感染を広げてしまっています。 そのため、感染病の対策には、発症前の感染者の把握を正確に行なって対処するか、或いは “ ロックダウン ” 等で人々の行動を強力に規制する事が必要です。

発症前の感染者の把握として有効な方法が「PCR検査」です。この「PCR検査」について、首相や政府が時折に会見で口にしてきていますが、 強力な行政力で実行する予定が無いのであれば、“ ロックダウン ” に相当する厳しい規制も 「緊急事態宣言」とは別に導入する事が必要です。
その運用方法は、全国の都道府県を “ 飛び火 ” 感染から守る為に、全国一律で 「緊急事態宣言」を発出して、感染中心地となり深刻な状況になっている地域へは、その地域から人流によって他の地域への “飛び火” を防ぐ為に、厳しい行動規制を緊急に導入する必要があるでしょう。
これらの措置が導入されず、「 協力金 」目的で政府に要請される「 宣言 」や 「 措置 」 頼みの対策だけでは、8月の下旬には 日本が過去に経験しなかった程に深刻な医療崩壊を起こし、多くの人々の犠牲を強い、五輪開催期間中に有効な対策が出来ずに大きな被害を出した国として、世界の人々の記憶に残るでしょう。



出典 : 厚生労働省
#COVID19


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全日本 新型コロナウイルス 治療中および重症患者数など、一週間毎の増加数動向 (7月30日現在)

2021-07-31 21:20:28 | COVID-19 国内状況

『 全く別物の “感染爆発” が来ています 』

7週間前から始まっている “第5波” は、下記のグラフが示す通り、年末から1月にかけての “第3波” よりも、4月~5月の “ 第4波 ” とは全く違う、“ 感染爆発 ” を起こしており、現状の『 緊急事態宣言 』レベルの政策を遅れて出しているだけでは、予想がつかない感染被害になり、医療現場が麻痺するなどして、多くの被害者が生まれる可能性がかなり高いと言えます。

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グラフの青色線は、全国の新規感染者数が増減した数を一週間毎にプロットしたもので、既に “第3波” や “第4波” のピークより高く、更にその右肩上がりの伸び方も異次元である事がはっきりしています。
また、同様に、青色線より常に先行して増加を示す赤色線( 治療中の人々の人数の増減動向 )を見れば、“第3波” と “第4波” 当時の値を遥かに超えており、治療者数の増加は医療現場の圧迫を招き、過去に経験をしなかった程に一般医療さえも機能しなくなる可能性も高いと思われます。
  
とは云え、学生の夏休みは始まったばかりで、今後は会社員などの夏休みが始まれば、どうしても人々の移動機会が増える事は避けられず、例え会食を避けたとしても感染拡大の大きな要因になり、更に加速するかの様に感染は “爆発” するでしょう。

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『 記録的な重症者数、目前です 』

政府は、「ワクチン接種により、重症化しやすい高齢者を守る事ができる」として、新規感染者数の増加と較べて重症者数は増えないという見解を示していますが、それも単なる楽観的な期待としか見えません。
と言うのも、現在、新規感染者の大半を占めると言われる 50歳台以下の現役世代ですが、この一週間で 重症者は 231名増えているのです。つまり、現在のままの 感染ペースが続いたとしても、3週間ほどで過去最多の重症者数になる可能性が高いのです。
更には、これから新規感染者が一気に増えていくと見られる事と、感染から数日以上経ってから重症化している事を考えれば、更に 重症者数は増えて、2000名を超える方が重症化して、医療現場が機能し難くなると推測できます。

 

『 医療の緊急体制が必要です 』

4月から5月にかけて発生した “第4波” 感染では、大阪府や兵庫県などを始めとして、入院や治療を受けられずに、自宅や施設内で数多くの方々が亡くなった事は多くの人々が知っている通りです。そして、“第4波” を超える規模の “第5波” 感染が想定される今でさえ、受入れ医療施設が大幅の拡充は行なわれず、ワクチン接種さえ若年層など現役世代での接種は進んでいると言え、ず画期的な治療法や治療薬は未だ揃っていません。
従って、“第4波” で発生した様な、治療を受けられず亡くなる人を一人でも少なく留める為に、昨年の春に発出された 第一回緊急事態宣言 と同様に、人々の移動を厳しく抑える措置が必要です。
更に、東京五輪などに割いている医療要因や医療資源、そして費用を含めて、喫緊の事態を想定した指標と対策を行なっておくべきです。想定される状況と対策内容を、可能な限り早期に発表して、「 人々の協力と対策が実れば五輪を完遂でき、ウイルスに負けた場合には中止もある 」という意識を国民と共有すべきでしょう。

具体的な指針や指標を示して、科学的な根拠や文化的配慮や外交的な配慮を行なった上で、東京五輪や経済的活動に対する対策を示すならば、おのずと “第5波” 感染による被害を抑えられると考えます。



出典 : 厚生労働省

#COVID19
#デルタ株


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新型コロナウイルス、国別・人口あたり新規感染者数(7月28日現在) / List of COVID-19 cases per population by country, as of July 28

2021-07-29 23:35:45 | COVID-19 世界状況

世界各国の感染状況は、人口あたりの新規感染者数【感染密度】で比較しなければ、その被害の深刻さの判断は出来ません。【感染密度】は、人口1億人あたり日別・新規感染者数を一覧表で示し、深刻度が高くなっている程に欄を濃い色で塗り分けています。


New infection case per popuration by country and day

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【 今後の感染拡大の流れ 】

変異株 “デルタ株” による急速な感染拡大が始まった国は、英国とアフリカで最も深刻な状況に陥っているナミビアと隣国の南アフリカですが、それから徐々に感染が拡大する国が増えています。
特に注目すべきは EU諸国です。先ず、アイルランドは、隣国・英国の感染拡大にも関わらず暫く抑制を続けていたものの、感染拡大の波に襲われ、それにアイスランドが続いています。そして、南欧の ポルトガルとスペインは 一気に感染拡大をしており、特にスペインは EU諸国の中で最も深刻なレベルに入っています。
そして、フランスは、隣国・ベルギーやモナコ、オランダでの感染拡大に押されるかの様に感染拡大が続いています。更には、ドイツも感染拡大の影響を避けられず、はっきりと感染拡大の波に飲み込まれつつあります。
これらの 英国や EU諸国が現在の “感染中心地” と言ってよく、ワクチン接種だけでは抑制できない “デルタ株” に対して、どの様な対策や規制を行ない、どの程度の効果が発揮できるかに注目が集まります。時レベルの感染拡大は起きると思われます。


【 観光地への飛び火現象 】

経済的に恵まれた国々で長期間に亘る厳しい規制が続き、一方、経済的に恵まれず海外からの観光客への経済的依存度の高い国では入国規制緩和の動きが続いています。
その為、例えば、セーシェルやキプロス。モーリシャス、フィジー、そして キューバなどの諸国では、その国の人口と比較して多くの新規感染者が報告され続けており、感染拡大国からの観光客による “飛び火” 感染が大きな要因の一つになっていると懸念されます。
同様な現象は国内でも発生しており、一都三県での感染拡大が発生した後、次に感染拡大を見せているのが 北海道 と 沖縄 であった事も “飛び火” 感染だと推察されます。
メディアの 人口の少ない小国の感染状況には注目しませんが、世界的な感染を防ぎ、小国の医療的負荷を減らし、感染で苦しみ亡くなる人を減らす為にも、ワクチンパスポート や 抗体検査だけに依存しない、何らかの対策や支援が必要でしょう。


なお、情報出典元の OCHA とは「国際連合人道問題調査事務所」の事です

Source:#OCHA( https://www.unocha.org/ )
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世界の新型コロナウイルス禍、国別・日別 新規感染者数一覧(7月28日現在)/ COVID-19 new cases by country and day, As of July 28

2021-07-29 23:09:38 | COVID-19 世界状況

【 世界各地で続く感染拡大、既に “春” のレベルに 】

全世界での新規感染者数の推移は、グラフの青色線が示している通り、7月に入ってから増加に転じている事を示しています。 さらに、人口13億人のインドによる影響を除くと、インド以外全世界の新規感染者数を示す緑色線の通り、インドを除く全世界では 2ヶ月前から増加に転じている事を表しています。

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また、この緑色線(インド以外全世界での新規感染者数)のグラフからも読み取れる通り、現在、世界各地で感染拡大している規模は、既に、今春4月に世界で感染拡大した当時と同じく深刻なレベルに達していて、更に拡大を続けると推察できます。


New infection case transition table by country and day

 

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【 今後の感染拡大の流れ 】

変異株 “デルタ株” による急速な感染拡大が始まった国は、英国とアフリカで最も深刻な状況に陥っているナミビアと隣国の南アフリカですが、それから徐々に感染が拡大する国が増えています。
特に注目すべきは EU諸国です。先ず、アイルランドは、隣国・英国の感染拡大にも関わらず暫く抑制を続けていたものの、感染拡大の波に襲われ、それにアイスランドが続いています。そして、南欧の ポルトガルとスペインは 一気に感染拡大をしており、特にスペインは EU諸国の中で最も深刻なレベルに入っています。
そして、フランスは、隣国・ベルギーやモナコ、オランダでの感染拡大に押されるかの様に感染拡大が続いています。更には、ドイツも感染拡大の影響を避けられず、はっきりと感染拡大の波に飲み込まれつつあります。
これらの 英国や EU諸国が現在の “感染中心地” と言ってよく、ワクチン接種だけでは抑制できない “デルタ株” に対して、どの様な対策や規制を行ない、どの程度の効果が発揮できるかに注目が集まります。時レベルの感染拡大は起きると思われます。


【 観光地への飛び火現象 】

経済的に恵まれた国々で長期間に亘る厳しい規制が続き、一方、経済的に恵まれず海外からの観光客への経済的依存度の高い国では入国規制緩和の動きが続いています。
その為、例えば、セーシェルやキプロス。モーリシャス、フィジー、そして キューバなどの諸国では、その国の人口と比較して多くの新規感染者が報告され続けており、感染拡大国からの観光客による “飛び火” 感染が大きな要因の一つになっていると懸念されます。
同様な現象は国内でも発生しており、一都三県での感染拡大が発生した後、次に感染拡大を見せているのが 北海道 と 沖縄 であった事も “飛び火” 感染だと推察されます。
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なお、情報出典元の OCHA とは「国際連合人道問題調査事務所」の事です

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『 ジムカーナ クランプリ・香川GP 1996 』の 動画を作成しました

2021-07-26 21:36:15 | アーカイブ映像の案内

全国各地を転戦するシリーズ戦・ジムカーナグランプリ 香川GP の 映像を作成しましたので、ぜひ、ご覧下さい。

このジムカーナグランプリでは、年間獲得ポイントを参加クラス別に競って年間チャンピオンが決まる以外に、地域を超えたライダー同士の親密な交流と協力が育まれた事が最大の特徴です。 というのも、イベント当日の運営スタッフを参加者全員で分担した担当するシステムを採用しているので、会場の設営から受付業務、タイムの測定や発表にリザルト作成など、専任スタッフ無しで、初参加の人も初めて会った人も、一緒に同じスタッフ職をこなしたからです。
  
  

     
  
一般的な競技イベントの最大の欠点は、参加者とは違うクラスの人やライバル関係に無い人、見知らぬ人の事に一切興味を持たない人が多い事です。その為、本来であれば同じ競技を楽しむ人々と交流を広げて、その競技を通じた世界を育む事が出来る機会を逃しているのです。参加者が、自分自身のコンディションや友人との会話、注目した人の走りだけを見たり撮影する事にしか興味を示さない人達ばかりでは、この世界は大人の遊び場として育たないと GRAでは考えているのです。
   
実際、映像を見てもらえれば、様々なスタッフ職を参加者同士で分担して受け持ち、初めて会う人達も多い中、精一杯盛り上げる努力を続けている様子を確認できるでしょう。


【 ジムカーナグランプ 香川GP 1996  詳細資料 】

   ※ 
当イベントの「 リザルト 」や 「 コース図 」などの詳細は、公式Webサイトで掲載公開しています


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