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NPO法人GRAの活動や考えを伝えます

困っている人へ知らせましょう。

2020-04-30 19:40:22 | COVID-19 国内状況

今日は月末です。
緊急事態宣言により収入を失い、ホームレス危機に陥っている人や見掛けた人は 以下の NPO法人を紹介してください。

   
NPO法人 ホームレス支援全国ネットワーク
http://homeless-net.org/html/members.html

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緊急事態宣言が全国に出され、更に延長が予想され、住所を失えば給付金受け取りも厳しく、行政から見捨てられる人が多く居ます。

    
社会的圧力の中で、他の人との接触を避ける生活をしていても、せめて人間らしい心と行動を少しでも広めていきましょう。
 
 
  

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http://gra-npo.org

 




COVID-19・都道府県別 感染割合順位、死亡率等 一覧 (4月28日 現在)

2020-04-30 00:27:47 | COVID-19 国内状況

7都道府件に緊急事態宣言が出されたのが 4月7日、全国へ出されたのは 4月16日、感染して発症に 2週間ほど、PCR検査を受けて結果が出るまでは現状で約 1週間も掛かっているので、最初から延長しないと結果が確認できないのは多くの人々が知っている事。
    
PCR検査がスムーズに受けられず抑制される中、多くの人が重篤化や死亡している現状を知りながら、行政責任者から無念を示す言葉もないまま、全国知事会が政府に “忖度” の結論を出しています。
保健所行政は各自治体の責任故に政府と同じ穴のムジナとはいえ、国民の意見が不在のまま、専門家チーム、知事会と 外堀と内堀を埋められた城の状態に追い詰め、残るは延長宣言を出すシナリオ通りでしょう。
   
県外ナンバーというだけで無差別に「無法者扱い」する行政が各地で台頭する中、一般市民としては最も保障されるべき基本的人権は誰が守るのか? 疑問も多く噴出しているでしょう。

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日本と世界、PCR検査の実態の比較 (2020年 4月28日現在)

2020-04-29 20:38:42 | COVID-19 世界状況

各国別、累計 PCR検査数 を グラフィカルにわかりやすくまとめられた資料です。日本がいかに PCR検査の対応準備をせず、他国並みの改善も実現できていない事が明白です。

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https://ourworldindata.org/grapher/full-list-total-tests-for-covid-19

 

 

各国別・人口 1000人あたり、PCR検査数をグラフィカルにわかり易い資料です。 国民にとって検査の恩恵は、その総数ではなく 単位人口(1000人)あたりに行なわれた検査数です。

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https://ourworldindata.org/grapher/full-list-cumulative-total-tests-per-thousand?time=2020-04-28


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近年、隣国で多くの感染者や死亡者を出した感染病・SERS や MARS の教訓を充分に活かさず、PCR検査体制の充実や、保健所を通さない非常時用体制も整えず、その上で観光客の来日に制限を掛けず、3月の三連休までは 政府と東京都は オリンピック開催に固執を続け、三連休の感染拡大を誘発して、慌てて 特別措置法を立法してから直ぐに 緊急事態宣言を出し、国民の生活と経済に大きな負担を強いてそのまま現在に至っています。

一番の問題は PCR検査体制ではなく、PCR検査体制が他国より劣っている事を考慮して、1月 20日に 中国 1100万都市・武漢が都市封鎖となった頃には 予想される国内での感染者数を想定して、500人/月 以下の時、1000人/月 以下の時、1000人/月 以上の時など 幾つかの段階を想定し、それぞれの段階ごとに 必要な対処や資機材、医師や病床などを 日本医師会や保健所など関連機関と 共有する事を怠った事だと思います。

例え PCR検査体制が不十分な 1月中旬であっても、想定される感染者ごとに 必要な対処などを 関連機関と共有を進めていたなら、現在に至っても 医療現場でマスクが足りないなどの事態を防ぐ事が出来た様に思いますし、それら 医療現場を守る事も目的とした緊急事態宣言にもならず、日本全国。全国民の生活や生計に大きな負担を掛ける事も少なかったと思えてなりません。

なぜなら、日本の ウイルス禍による 単位人口あたりの感染者数 は イタリアやスペイン、ベルギー などとは比較にならない程に少なく、それらの国々と同程度の医療水準であるならば、もっとスムーズな対応は可能だったと確信しています。

むしろ、医療従事者や各国で多くの犠牲者を生んでいる介護施設従事者の 健康と生命を守り、クラスター発生と現場崩壊を防ぐ為に PCR検査を それらの方々に行なう方が犠牲を少なく喰い止める方法だと思えます。



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COVID-19 国別人口当たり感染者割合、致死率 一覧 (4月28日 23:31現在)

2020-04-29 02:23:17 | COVID-19 世界状況

感染者数だけを注目するのではなく、国の人口に合わせて感染者数や死亡者数を比較すると色々な事柄が見えてきます。

この表は、感染者数が世界上位 50位までの国の感染者数、退院者数、死亡者数、そして人口をもとに「人口1億人あたりの感染者数」、「退院率」、「致死率」、そして「人口1億人あたりの死亡者数」を計算し、50か国の中で順位付けしています。

 

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例えば、感染者数を日本とカタールを較べると、日本は 13,614人 で カタールは 11,921人ですから、カタールの国民の方々のウイルスへの恐れは日本と近い様に感じてしまいますが、カタールは人口 283万人の国ですから、日本で言えば 50万人以上の感染者が居るのと同じで、50か国中で 2番目に感染率の高い国です。因みに 1番目は スペインですから、スペイン国民の方々の状況や医療現場も押して知るべし、日本の現場とは較べられません。

逆に、日本国内の医療現場崩壊の程度は序の口で、この段階でぜひ留めて致死率を下げておきたいものです。



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COVID-19 国別・日別 新規感染者数 推移表 (4月27日現在)

2020-04-28 13:19:05 | COVID-19 世界状況

 注目すべき国々の 毎日の新規感染者数を表にしています。
日々の新規感染者数を見るだけで、収束に向かっているのか、或いはパニックに陥っている可能性があるのかを推測できます。

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例えば、中国では公式に収束に向かっている事を証明していますが、ロシアは徐々に増えている事が確認できます。また、南米・エクアドルは一気に増えた後に報告が入っていませんので検査体制自体でさえ状態が危惧されます。

また、この表の数字だけを見れば、米国の一日の新規感染者数の数は、日本の累計感染者数を遥かに超える超えており、深刻な状況は判ります。
しかし、正しくは人口を考慮しなければ、世界の国ごとの感染被害の深刻さや国民の窮状は判断できませんので、単位人口あたりの比較表を確認する事が大切です。例えば、米国とスペインを比較すれば、感染者の人数は間違いなく米国の方が多いのですが、スペインの人口は米国の 1/7 程度ですから深刻度や窮状を比較するには 7倍する必要があるのです。
   
特に小国の場合、新規感染者の数字だけを見ていたは窮状を見過ごす事になり、例えば シンガポールやクウェート、カタールなどは 単位人口あたり比較表の確認で困難な状況にある事が充分に予測できます。

この表とは別に 『単位人口あたり、日別・国別 新規感染者 推移表』を 定期的に掲載しておりますので、ぜひ、参考にしてください。

#COVID-19


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【 単位人口あたり 新規感染者数  国別・日別 比較表 】

メディア報道の様に感染者の人数の大きさだけを見て、異なる国どうしで数字をそのまま比較して被害の大小を言う事に意味はありません。
単位人口あたりの 新規感染者の数を比較しなければ医療現場の状況は見えてきませんし、国民が受けている感染への恐怖の程度も較べられないので、比較用の表を作成しました。

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この表から多くの事が推測できます。まず EU諸国ですが、ドイツやフランスは収束へ向かいつつある事が推測できますが、スペインやアイルランドは変わらず危険な状況が続き、一時は危険な状況が続いたベルギーが若干収束の兆しが見える気配がします。
    
ロシアとトルコは危険水域に浸りつつあり予断を許さない状況で、米国は特に NY市の状況が悪くて LA市は悪い状態から回復しつつあるのが推測できます。ただ 経済の中心地 NY市の封鎖は大きなロスを生む為に大統領は苦しい所ですが、全米の状況も含めて良い方向へ向かっているとは言えないでしょう。
米国の隣国・カナダは米国と較べると被害は少ないのですが、日本と比較すると遥かに悪い状況の中で一進一退して封鎖などでは有効な解決策になっていないと推測できます。
   
南米諸国は、医療水準そのものが北米とは低いと推測できますので、その状況が数字以上に懸念されます。その筆頭に立つのが エクアドルで、4月25日の報告でスペインや米国でも記録していない程に深刻な数字を出した後、感染者数の報告が出ていないので、検査だけでなく医療現場そのものが一層心配でたまりません。その隣国の ペルーは 以前から危惧されていた国で感染拡大が一気に起こった後は一定期間後に改めて拡大期を迎えますが、今の中間期に対処不足だと更に大きな波が来る事が推測されます。
更に隣国の チリ では、エクアドルで一気の拡大が発生する前夜の雰囲気を漂わせている数字が続いていて、これらの国々は ブラジルやアルゼンチン以上に 正しい対処が必要で、不足した際には 南米各国へと波及する可能性も少なくないでしょう。
    
そして、それらの国々以上に心配な地域が中東です。元々 イランで一気に広がった感染ですが、イランは公式には収束傾向を示しているものの、カタールとUAE は 感染の一気拡大が表れていますが アルジャジーラを始めとするメディアは積極的に報道さえしておらず、国際的に救援の声が挙げられていないとすれば 地域の大国・イランの影響が大きくあるのではと推測され、各国国民の窮状が更に心配されます。
一方、別宗派の大国・サウジアラビアも 公式発表では一気拡大手前の喰い止めの危険状況ですが、原油価格低迷が当分続く予想の中、国民や外国人労働者の待遇悪化が更に懸念されます。
   
アジアでは シンガポールが過酷な状況です。政府の公式発表では外国人労働者宿泊施設でのクラスター発生との報道が前面に出ていますが、この数値は それ以上に深刻な状況が強く懸念されるものです。
そして、東欧の小国である ベラルーシは ロシア以上に深刻な状況が続いており、医療水準等を含めて考慮すれば スペインや米国以上に過酷な医療現場になっていると確信されます。
他には、トルコとイランと国境を接する 小国 アルメニアは、この表には掲載していませんが、古くから 人種問題で隣国と紛争を続けてきた国で、人口あたりの感染者数は 日本の 10倍、2,000を超える数字を連日続けており、引き続き注視が必要な国の一つです。


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【 考察 】

世界では多くの人々がインターネットを気軽に利用している現代、20世紀初頭のパンデミック・スペイン風邪当時とは異なり、耳を澄ませば世界中から多くの人々の声が届き、その声に励ましの声だけでも届けられる時代です。
各国の 有力メディア機関が国家経済の危機の中、それぞれの国家行政機関の指示に従わざるを得ない状況の今だからこそ、それらの大手報道とは別に 世界中の小さな声を聴く事も現代の私達の責務だと思われます。





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