新しく自転車作りを考え始めてから、“脳の特定の領域”が フルに活動している実感を味わっています。 ( 脳アドレナリンが全開? )
一番大きな課題であり、一番大きな部品である フレームを手に入れ、一気に 現実的妄想世界(?)へとまっしぐらです。
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購入したフレームは、前回から検討中だった “ イタリア製フレーム ”。
スポーツ用自転車の種類は、大きく分けて三つのジャンルがあります。
1. ロードバイク系 ・・・ レーサー型が多く、オートバイのレーサーレプリカに相当
2. マウンテンバイク系 ・・ オフロードが本来の目的の車両で、モトクロッサーに相当
3. クロスバイク系 ・・・ オートバイで言えば、ネイキット車やモタード車に相当
僕が前回作成した自転車は、マウンテン系車両のフレームに ロードバイク用の装備を組み込んだ仕様なので、ある意味では “クロスバイク” と言えますが ・ ・ ・、
今回は、もっと、ロードバイク系の性能が欲しくて、ロードバイク専用のフレーム購入となった次第です。
フレームのメーカー名は “ オベラ ”。
チタン(チタニウム)製のパイプに 一部カーボン製パイプを組み合わせたフレームと カーボン製のフロントフォークのセットになっています。
フレームのサイズは、このメーカーで最大サイズの 550 (身長 180㎝ 辺りが適合サイズ)で、その重量を計測してみると ・ ・ 1950 g でした。
この大きさのフレームとすれば、十分に軽いと言えるレベルです。 (自画自賛 ♪)
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ここで、最近の自転車ブームとカーボン製フレームについての僕の考えを書きます。
実は、最新の ロードバイク系の多くは、 “フルカーボンフレーム” と言って、フロントフォークを含めたフレーム全てを カーボンで作られていますが、 僕は それが嫌いなので、敢えて 出来の良い “チタンフレーム” を選んだのです。
なぜ? “カーボンフレーム” (のロードバイク) が嫌いかと言えば、そこに “個性” や “強い主張” を 感じられず、感じられるのは “流行” への追随 だけだからです。
ちょうど、1980年代後半から オートバイの世界で現われた現象もそうでした。
当時の流行に乗って、レーサーレプリカ車を買い、雑誌やショップに勧められるままに “革ツナギ”や “革ブーツ”、“フルフェイスヘルメット” と、決して安くない金額を費やし、峠道や一般道を “レーサー的雰囲気” で意気揚々と走らせ、明確な個性や主張や目的を果たせずに、流行の衰退と共にオートバイをやめていった流れを知っているからです。
そう! 今の ロードバイクを中心にした 自転車ブームは好きではないのです。
フレームだけの費用で、大卒の初任給の 1~2か月分以上をかけ、自転車全体で 3~4か月分を費やすだけでなく、ウェアやシューズ、ヘルメットの類にもブランド品を選択する人達の消費によって盛り上がっているのが現在の自転車市場です。
そして、そのライダー(自転車の)達が他のライダーに遭遇した際、お互いに最初に見るのがフレームに大きく描かれたブランド名であったり、ペダルやクランク(チェーンホイールと言います)、ホイールやリアのスプロケットなどの装備をチェックして、心の中で「勝った!・負けた!」の較べあいをしているのです。
これは、オートバイの世界でも同じで、より最新式の車両に乗っていて、排気量は大きい方が“偉くて”、マフラーやサスペンションユニット、ブレーキやタイヤなどの部品をより “高性能と言われている”部品へと交換している事を自慢しているのと同じです。
だから、カーボンフレームではなく、レーサー的な ドロップハンドルでもないけど、一般道を走るには最適な装備をつけて、十分に軽い車重に留まる自転車を作りたいのです。
※ エンジン(=体力)の事を考えると、車重を可能な範囲で低く抑えるのは大切 ♪
では、どんな車両作りになるのでしょうか ? ( 乞うご期待 )