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世界の新型コロナウイルス被害、国別・人口あたり新規感染者数【感染密度】一覧 #COVID-19(9月23日現在)

2020-09-25 14:55:19 | COVID-19 世界状況

人口1億人あたりの新規感染者数・感染密度を各国で比較すると、真の感染被害の深刻さがはっきり見えてきます。
     
先ずEU各国では、スペインはロックダウン措置に追い込まれた 3月当時の倍以上に高い感染密度を記録しており、同様に 3月当時以上に高い感染密度の フランス、オランダ、チェコ、そして当時と同じレベルになった ベルギー、ルクセンブルクと相まって、EU各国間の部分的な移動制限が採られても不思議のない状態です。
EU非加盟国では、イギリス、アイスランド共に 3月当時の感染密度レベルに達しており、イギリスで行なわれる制限的ロックダウンの導入は広がると思われます。
      
東欧や中東へ目を移せば、現在一番心配される国は異常に高い感染密度を記録し続けているイスラエルですが、報道抑制を行なっているのか世界的な注目を集めず、隣国のパレスチナとレバノンがイスラエルと同様に高い感染密度を記録しているのに必要な世界的関心や支援に影響しない事を願うばかりです。
湾岸諸国は、サウジアラビアを除き、どの国も高い感染密度が続いて抑制が一向に進んでいませんが、その感染密度の高さとは裏腹に世界的に報道されずこの地域独特お政治・宗教的な背景があるのかも知れません。
    
そして モルドバ、ハンガリー、ルーマニア、ウクライナ等の東欧諸国、それにモンテネグロを始めとするバルカン諸国でも高い感染密度が続いています。

北米大陸では、米国のみが高い感染密度を下げる事が出来ず カナダとメキシコと対照的です。
       
一方、中南米に目を向けると様相は一般して、アルゼンチンとペルーで高い感染密度に影響されて隣国パラグアイも感染が高まり、中米のパナマやコスタリカなどで高い感染密度が続き医療支援が心配される状況です。

 

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出典 : OCHA
#COVID19


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世界の新型コロナウイルス感染、国別・日別 新規感染者数一覧 #COVID-19(9月23日現在)

2020-09-25 14:41:22 | COVID-19 世界状況

世界全体での一日毎の新規感染者は、22~28万人/日を中心に安定が続いていますが、各国によって状況は異なります。
    
バカンス以降感染拡大が目立つEUでは、スペインが3月当時の倍近い新規感染者で最悪状態で、フランスもロックダウンを行なった3月当時を遥かに超えて、その両国に挟まれた人口約 8万人足らずの小国・アンドラも日本に例えると 10万人/日を超える新規感染者のレベルになっています。同様に、イギリスでもロックダウン当時のレベルに高まっていて、フランスやイギリスで段階的なロックダウン政策導入が進んでいるのはこの為でしょう。
しかし、それらの国以上にスペインは新規感染者を生んでいるのに報道が抑えられているのは、約 100年前の世界的なウイルス禍の際に報道を抑制できず 世界的に名前を残した反省からでしょう。
     
一方、国民の自発的な意識と行動に任せて経済活動の抑制を行なわなかったスウェーデンは、各国がロックダウンで疲弊していた当時に何故か攻撃・非難されましたが、今も一定レベル以下への抑制に成功していて、その政策や国民行動に改めて脚光が当たるでしょう。
    
他の欧州各国では、オランダ、ベルギー、チェコの各国は3月当時を超える新規感染者数を記録しており、EU内での制限的ロックダウンと越境制限措置が採られたとしても不思議ではない状態に入っています。
    
他国へ目を向けると、最も心配な国はイスラエルです。人口約 850万人の国で 4000人/日(日本に例えると 5万以上/日 )の新規感染者を記録し続けていますが、周辺国との緊張関係も相まって報道自体が抑制されているのかも知れません。が、パレスチナとレバノンもイスラエルにつられる様に新規感染者が増えており、世界の関心や支援を受け難い状態にならない事を願うばかりです。
   
その中東と周辺国を見れば、トルコ、イラン、ロシアが報告する新規感染者数は常に抑制安定していますが、イランとロシアで明らかに拡大している事が判ります。
拡大していないものの抑制もされていないのは米国で 4万人/日レベルの新規感染者数を続け、カナダとメキシコの抑制状態と対照的です。
一方、中南米地域では アルゼンチン、パラグアイでの感染拡大が続き、隣の人口大国・ブラジルの陰になって世界的関心や支援が届きにくくなる事が懸念されます。


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出典 : OCHA
#COVID19


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