今日のことあれこれと・・・

記念日や行事・歴史・人物など気の向くままに書いているだけですので、内容についての批難、中傷だけはご容赦ください。

ボクシングデー(Boxing Day)

2006-12-26 | 記念日
12月26日「ボクシングデー(Boxing Day)」
イギリス・アイスランド・スコットランド・オーストラリア・ニュージーランド・カナダ・ケニアなどでは12月26日を「ボクシングデー(Boxing Day)」として、休日になっているそうだ。
クリスマスの翌日で、元々は、教会が貧しい人たちのために寄付を募ったクリスマスプレゼントの箱を開ける日であったことから"Boxing Day"と呼ばれるそうだ。
そのほか、諸説あり、クリスマスも仕事をしなければならなかった召使い達に翌日、家族と過ごさせるための休日。主人が箱(Box)に贈り物を入れて召使いに配った。他、クリスマスにカードやプレゼントを届けてくれた郵便配達員にも、労いの意を込めて26日(当日が日曜日の場合は27日)に箱入りのプレゼント(Christmas box)をする。また、バーゲンセールが行われるといったことが実際に行われているそうだ。
私は、「ボクシングデー(Boxing Day)」というから、てっきりスポーツのボクシングと関係があるものかと思っていたらまったく違っていた。ただ、スポーツのボクシング(英:boxing)という言葉の語源は、一説には、古代古典ギリシア語で握りしめた拳を意味する「πυγμή」(pugme)であるとされており、指を畳み込み拳を握る動作が箱に模され、ここから箱を意味する「πύξος」(puxos)が生まれ、ラテン語の「buxus」を経て、英語の「boxing」になった(英語で「boxing」は箱詰めも意味する)というから、間接的には関係なしとは言えないかもしれないが、直接的には、宗教上の祝日「ボクシング・デー」とは何ら関係ない。
どうも、私には、貧しい人たちのために寄付を募ったクリスマスプレゼントの箱をクリスマスの翌日に開くというのが良くわからない。どうせなら、クリスマスの前日までに寄付を募って、クリスマスの日に貧しい人たちにあげればよいのにと思うのだが・・。いろいろなやり方があるようだが、クリスマスの当日ではなく翌日に施しをするといったところでは共通点があり、なんとなく、クリスマスの当日は、その日に休日がとれ、家族との団等のゆっくりとできる富める者が祝い、クリスマスの日にも働かなければならないような貧しい人達に翌日施しをしているように見え、そこには、階層社会の影が見えるように思われるのだが、それは、穿った見方なのだろうか。
日本の場合、ある大手の流通業などは、普段より、貧しい人たちのためのクリスマス用に仕入先からの頂き物や、お客様から募った募金などに、その会社と従業員達が出し合ったお金を集めて、毎年、クリスマスの日に、色んな施設などに順にプレゼントをしているところを私は知っている。当日は、そこの会社も店舗は、クリスマス用品が売れ平日よりも忙しいが、営業ではない後方部門の者達が当日にそれを行っている。たとえ、恵まれない人々であって日本人の感性からすると、どうせ、プレゼントするなら、他の人たちと同じ日に同じ様にして欲しいだろうからね~。でも、今は、日本でも、格差の出来ている時代、正月も盆も休めない人が増えてきているよね~。流通業など、年中無休を理由にね。
アイルランドなどでは、12月26日を「聖スティーヴンの日(St. Stephen's Day)」として、イエスの弟子の一人で初の殉教者聖ステファノを偲んでいる。
ステファノは新約聖書の『使徒行伝』に登場するユダヤ人キリスト教徒であり、最初の殉教者、すなわち信仰のために自らの命を犠牲にする者であったとされている。
ステファノは,ギリシャ語を話すユダヤ人(ヘレニスト、ユダヤ系ギリシア人)で、聖霊降臨後、初代教会においてヘブライ語(ユダヤ語)を話すユダヤ人(ヘブライスト)とヘレニストの間に摩擦が生じたため、問題解決のために使徒たちによって選ばれた七人の一人である。助祭輔祭)として活躍したが、キリスト教に敵意を抱く人々によって訴えられ、最高法院に引き立てられたが、そこでもユダヤ教を批判したため、石打ちの刑に処せられたという。
サウロ(後の使徒パウロ)はステファノの処刑に加担していたが、ステファノの殉教はサウロの回心を導いたといわれている。
「使徒行伝」によれば使徒ペトロヨハネ、ステファノ、パウロといった人々はいずれもキリストの教えを広めた罪でサンヘドリンに引き出されているそうだが、新約聖書の記述においては、ステファノが石打ちによって死亡した唯一の例だそうであり、パウロも石打ちに遭ったものの、なんとか生き延びている。他に、イエス・キリストも石打ちにされそうになったことを、ヨハネによる福音書のみが伝えているというが・・、どうして、石打ちにされなかったのだろうね~?。
ステファノというのは、ギリシャ語で「冠をいただいた者」という意味だそうで、殉教の冠をいただく者に、真にふさわしい名前だという。
私には、よく分からないことが多いが、キリスト教徒にとっては25日の日も大切だが、26日の日は同等に大切な日なのかも知れないね~。
(画像は『 聖ステファノの石打ち 』 1625年 レンブラント。後ろに座るのは、石打つ人たちの上着を預かっているサウロ(後のパウロ)でしょうか?画像は、以下参考の「名画 デスクトップ壁紙美術館 レンブラント・聖ステファノの石打ち」より借用。そこに絵の説明があります。)
参考:
ボクシング・デー - Wikipedia
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%9C%E3%82%AF%E3%82%B7%E3%83%B3%E3%82%B0%E3%83%BB%E3%83%87%E3%83%BC
12月の聖人
http://www.din.or.jp/~akitsu/seijinden12-26.htm
アイルランド - Wikipedia
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A2%E3%82%A4%E3%83%AB%E3%83%A9%E3%83%B3%E3%83%89
◆ 「命の言葉」 
http://www.yokohamashiloh.or.jp/reihai/message/shiloh_message040822mf.htm
ステファノ- Wikipedia
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B9%E3%83%86%E3%83%95%E3%82%A1%E3%83%8E
説教0012「まことの証人・殉教者」・使徒言行録 第7章44節―第8章1節a
http://www.yukinoshita.or.jp/tsuushin/s0012.htm
名画 デスクトップ壁紙美術館 レンブラント・聖ステファノの石打ち
http://stephan.mods.jp/kabegami/kako/StStephen.html
聖ステファノ祝日:「信仰と生き方の一致を」教皇、祈りの集いで
http://www.radiovaticana.org/japanese/japnotizie0512c/japststefano051226.htmペンテコステ - Wikipedia
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%9A%E3%83%B3%E3%83%86%E3%82%B3%E3%82%B9%E3%83%86

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4 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (Arizona love)
2006-12-28 11:13:53
始めまして!
とても、丁寧にわかりやすく説明されているので私のブログでしょうかいさせてもらいたいのですが、宜しいでしょうか???
返信する
書き込み有り難う! (よーさん)
2006-12-28 14:21:10
Arizona loveさん、書き込み有り難う!
あなたのブログがどんなものか分からないのですが、いかがわしいものでないかぎり結構ですよ。
返信する
Unknown (Arizona love)
2006-12-29 14:01:11
有難うございます!

では、早速。

m(__)m
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どうぞ! (よーさん)
2006-12-31 07:41:04
Arizona loveさん、どうぞ!
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