6月30日「トランジスタの日」
1948(昭和23)年の今日(6月30日)、アメリカ・AT&Tベル研究所のウォルター・ブラッテン、ジョン・バーディン、ウィリアム・ショックレイらのグループにより発明されたトランジスタが初めて公開された。
トランジスタは、半導体を用いて電気信号を増幅またはスイッチ動作することができる半導体素子で、近代の電子工学における主力素子である。「変化する抵抗を通じての信号変換器(transfer of a signal through a varister または transit resistor)」からの造語である。
俗に、トランジスタや集積回路(IC)のことを「石」と呼ぶ。これは、真空管を「球」と呼んだことに呼応するものである。たとえばトランジスタラジオなどでは、使用しているトランジスタの数を数えて、6石ラジオ(6つのトランジスタを使ったラジオ)のように言う場合がある。真空管と同じ働きをしながら小型・軽量・長寿命で消費電力が小さい等の利点があり、急速に普及して行った。
デジタル回路では、トランジスタが電子的なスイッチとして使われ、半導体メモリ・マイクロプロセッサ・その他の論理回路で利用されているそうだ。ただ、ICの普及に伴い、単体のトランジスタがデジタル回路における論理素子として利用されることはほとんどなくなったという。一方、アナログ回路中では、トランジスタは基本的に増幅器として使われているそうだ。ウォルター等3名は、この半導体の研究およびトランジスタ効果の発見により、1956(昭和31)年にノーベル物理学賞を受賞している。ただ、ウォルター等3名がトランジスタを発明した年の前年・1947(昭和30)年に、日本においてNHK技術研究所の内田秀男氏がすでにトランジスタに相当する増幅回路の発明を報告していたが、GHQの検閲に合い発表が取り消された経緯があるとする説もあるそうだが、否定する説もある・・・。以下参照。
ショックレーの前年にトランジスタを発明 内田秀男/世界に誇る日本一の話。
http://www.nipponnosekaiichi.com/technology/transistor/71.html
私は科学の知識もないし、このような分野の情報にもうといので、何がどこまで本当かはわからないが、上記のことが本当ならちょっとショックだよね。
それに専門的な難しいことは良くわからないが、以下のページでは、トランジスタの動きを模式的に表している。興味のある人は覗いて見るとよい。
トランジスタ
http://www.infonet.co.jp/ueyama/ip/semi_cnd/transistor.html
私など、トランジスタと聞けば、先ず、出てくるのが、トランジスター・ラジオである。トランジスター・ラジオは、当初真空管などを利用していたラジオ放送の受信機を、半導体素子であるトランジスタを使用して小型・軽量化した製品である。昔の真空管ラジオのときは、球のフィラメントがよく切れて、しょっちゅう鳴らなくなったのを思い出す。終戦の時、天皇陛下の玉音放送を家族揃って聞いたのはそんなラジオの前であった。トランジスター・ラジオは日本では、1954(昭和29)年頃に東京通信工業(現ソニー)で日本初の国産化がされ、翌1955(昭和30)年に同社が商品化したといわれている。同社は、 高い創造性と技術力で目新しい商品を次々と発表し、今やエレクトロニクス系企業でのブランドイメージは世界でトップレベルといわれている。
日本人は、兎に角、小さなものを作る技術は世界一だね。コンピューターの世界でも、昭和30年代末は超大型のコンピューターを備えた情報システム室へ書類を送りそこで、パンチャーといわれる大勢の女性が、入力作業をしていたが、今や、各事業所などで、手軽なノートパソコンなどで処理したものがそのまま送信され、情報処理されるようになったものね。ただ、この分野では、日本は、アメリカに遅れをとっているが、早く日本の力を発揮して欲しいものだ。
(画像は、トランジスタラジオ【ソニー・TR-52】。Wikipediaより)
トランジスタ - Wikipedia
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%88%E3%83%A9%E3%83%B3%E3%82%B8%E3%82%B9%E3%82%BF
トランジスタ技術 - Wikipedia
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%88%E3%83%A9%E3%83%B3%E3%82%B8%E3%82%B9%E3%82%BF%E6%8A%80%E8%A1%93
ウォークマン - Wikipedia
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A6%E3%82%A9%E3%83%BC%E3%82%AF%E3%83%9E%E3%83%B3
ラジオ工房
http://www31.ocn.ne.jp/~radiokobo/
トランジスターラジオ型番データSONY編
http://www5b.biglobe.ne.jp/~AA676/radio/RADIO_SONY_TOP.htm
音の信号がどのようにして電気信号に変わるの?
http://www.oitda.or.jp/yh/com/answer/a_com1.htm
真空管 ラジオ のページ
http://www.asahi-net.or.jp/~hp6y-isym/
ショックレーの前年にトランジスタを発明 内田秀男/世界に誇る日本一の話。
http://www.nipponnosekaiichi.com/technology/transistor/71.html
盛田昭夫 トランジスタで世界を制す
http://www.ifsa.jp/kiji-sekai-morita.htm
1948(昭和23)年の今日(6月30日)、アメリカ・AT&Tベル研究所のウォルター・ブラッテン、ジョン・バーディン、ウィリアム・ショックレイらのグループにより発明されたトランジスタが初めて公開された。
トランジスタは、半導体を用いて電気信号を増幅またはスイッチ動作することができる半導体素子で、近代の電子工学における主力素子である。「変化する抵抗を通じての信号変換器(transfer of a signal through a varister または transit resistor)」からの造語である。
俗に、トランジスタや集積回路(IC)のことを「石」と呼ぶ。これは、真空管を「球」と呼んだことに呼応するものである。たとえばトランジスタラジオなどでは、使用しているトランジスタの数を数えて、6石ラジオ(6つのトランジスタを使ったラジオ)のように言う場合がある。真空管と同じ働きをしながら小型・軽量・長寿命で消費電力が小さい等の利点があり、急速に普及して行った。
デジタル回路では、トランジスタが電子的なスイッチとして使われ、半導体メモリ・マイクロプロセッサ・その他の論理回路で利用されているそうだ。ただ、ICの普及に伴い、単体のトランジスタがデジタル回路における論理素子として利用されることはほとんどなくなったという。一方、アナログ回路中では、トランジスタは基本的に増幅器として使われているそうだ。ウォルター等3名は、この半導体の研究およびトランジスタ効果の発見により、1956(昭和31)年にノーベル物理学賞を受賞している。ただ、ウォルター等3名がトランジスタを発明した年の前年・1947(昭和30)年に、日本においてNHK技術研究所の内田秀男氏がすでにトランジスタに相当する増幅回路の発明を報告していたが、GHQの検閲に合い発表が取り消された経緯があるとする説もあるそうだが、否定する説もある・・・。以下参照。
ショックレーの前年にトランジスタを発明 内田秀男/世界に誇る日本一の話。
http://www.nipponnosekaiichi.com/technology/transistor/71.html
私は科学の知識もないし、このような分野の情報にもうといので、何がどこまで本当かはわからないが、上記のことが本当ならちょっとショックだよね。
それに専門的な難しいことは良くわからないが、以下のページでは、トランジスタの動きを模式的に表している。興味のある人は覗いて見るとよい。
トランジスタ
http://www.infonet.co.jp/ueyama/ip/semi_cnd/transistor.html
私など、トランジスタと聞けば、先ず、出てくるのが、トランジスター・ラジオである。トランジスター・ラジオは、当初真空管などを利用していたラジオ放送の受信機を、半導体素子であるトランジスタを使用して小型・軽量化した製品である。昔の真空管ラジオのときは、球のフィラメントがよく切れて、しょっちゅう鳴らなくなったのを思い出す。終戦の時、天皇陛下の玉音放送を家族揃って聞いたのはそんなラジオの前であった。トランジスター・ラジオは日本では、1954(昭和29)年頃に東京通信工業(現ソニー)で日本初の国産化がされ、翌1955(昭和30)年に同社が商品化したといわれている。同社は、 高い創造性と技術力で目新しい商品を次々と発表し、今やエレクトロニクス系企業でのブランドイメージは世界でトップレベルといわれている。
日本人は、兎に角、小さなものを作る技術は世界一だね。コンピューターの世界でも、昭和30年代末は超大型のコンピューターを備えた情報システム室へ書類を送りそこで、パンチャーといわれる大勢の女性が、入力作業をしていたが、今や、各事業所などで、手軽なノートパソコンなどで処理したものがそのまま送信され、情報処理されるようになったものね。ただ、この分野では、日本は、アメリカに遅れをとっているが、早く日本の力を発揮して欲しいものだ。
(画像は、トランジスタラジオ【ソニー・TR-52】。Wikipediaより)
トランジスタ - Wikipedia
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%88%E3%83%A9%E3%83%B3%E3%82%B8%E3%82%B9%E3%82%BF
トランジスタ技術 - Wikipedia
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%88%E3%83%A9%E3%83%B3%E3%82%B8%E3%82%B9%E3%82%BF%E6%8A%80%E8%A1%93
ウォークマン - Wikipedia
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A6%E3%82%A9%E3%83%BC%E3%82%AF%E3%83%9E%E3%83%B3
ラジオ工房
http://www31.ocn.ne.jp/~radiokobo/
トランジスターラジオ型番データSONY編
http://www5b.biglobe.ne.jp/~AA676/radio/RADIO_SONY_TOP.htm
音の信号がどのようにして電気信号に変わるの?
http://www.oitda.or.jp/yh/com/answer/a_com1.htm
真空管 ラジオ のページ
http://www.asahi-net.or.jp/~hp6y-isym/
ショックレーの前年にトランジスタを発明 内田秀男/世界に誇る日本一の話。
http://www.nipponnosekaiichi.com/technology/transistor/71.html
盛田昭夫 トランジスタで世界を制す
http://www.ifsa.jp/kiji-sekai-morita.htm