安部公房の『砂の女』のモデルの一部ともいわれる庄内砂丘の周辺にも風力発電の風車はたくさん建っていますが、秋田県南部の海岸沿い、鳥海山のすそ野にも広がりを見せています。
もし安部が生きているなら、人の数より多い風車に囲まれた限界の集落で暮らす、ひとりの、北西風の中の未来、『風の女』を書き始めているかもしれません。
「首都から数時間、在来線に乗り換えたどり着いたN町、高い丘の上の集落、囲むように・・・・」
前にも書いてますがサクラソウ属の可憐なアンバランスさがなぜか気に入っています。
好きなわりに手元には写真もあまりない、なぜかうまく映らない。ハクサンコザクラは火打山と会津駒ヶ岳、ユキワリコザクラは不忘山と東焼石岳、ヒナザクラは鳥海山と秋田駒ヶ岳のもの。
ここしばらく、ヒナザクラ以外とはお目にかかっていません。