今日はデパートの美術さんからご案内いただいていた お道具の展示会へ
知り合いの先生が お呈茶を ・・・
これは 顔を出さないわけにはいきません
いいお道具がたくさん出ていました
お値段も そこそこ ・・・ 手の出しやすいお値段で
楽茶碗の安いのは 平が多いですね
お茶杓も宗旦 少庵 え 本物 ?
お値段も 思いのほか安い
そうなると 疑ってしまい ・・・
保証がない 古筆の鑑定もないし
誰が保証するのか ? 疑えばきりがない
こうなると 少し高くても 長年のお道具やさんでないと買えない
そういうことかな
信用でお商売しているお道具やさんは
高いけれど 絶対に偽物はないですね
うちの先生が 利休さんの茶杓を手放すときに
見せて 持たせてくださって その時
売値が300万だったような その上に 上乗せして業者が売るから
相当なお値段になったと思います
その時に 少庵もお持ちでしたので
軽くて 細くて 薄くて アリ腰で
こんなに軽いのかと 華奢で驚きました
疑えばきりがないので
なるだけ 調った道具 を探そうと思います
100パーセント本物の保証がないと
展観道具には使えませんからね
自分がお茶事で使うだけなら 自分が信じていればいいだけなんですけれど
例えば 筒や外箱があれば 時代の古筆見の札とか
売り立ての証紙とか
どういう道を歩いてきたお道具か
誰が使っていたのか
今回の宗旦のお茶杓は武者小路の5代許由斎の書付
それ以降がない 普通なら 1600年代の書付なら
その後 どこかの流派 か お茶人さんの書付があってもよさそうなんですが
そう思うのは 私だけかな ?
千家十職さんのお道具は 本当に安くなりました
だから 安くても買いません いつでも買えるから
人の手を渡るほど 値が下がるようで
これは 今は 偽物はほとんどない
今が買い時かもしれませんよ 笑
楽茶碗は別ですが 楽は偽物がいっぱい
怖い怖い
これは100パーセント本物
楽さんから出るときについた仕覆は ほとんど遊び無し
だから 紙には包まず 仕覆だけで箱に入っています
共箱で 表 と 藪ノ内 の 箱書き
美術倶楽部のうりたての証紙 大正時代の百円
所有者は私で4人目 ルーツがすべてわかっています
根気よく探せば こういう道具に出会うときもあります
今日は見るだけでした
大阪美術倶楽部の大美特別展が中止で
今日は楽しみにしていきましたけれど ・・・
お道具は数みないと勉強になりません
手に取って 裏も見て
なんとなく 少し ほんの少しわかるようになりました
美術館にも通って 本物を見て 果てなき道かな ?