NHKの朝ドラがまたまた面白い!
日本の植物学者・牧野富太郎をモデルとした作品となっていることは今更言うまでもありません。
「らんまん」の表題は「春爛漫」と主人公槙野万太郎の「天真爛漫」さを表現しているようですね。
ドラマの中での万太郎はややコメディータッチのお坊ちゃま、若様!
ある意味、世間知らずのどうしようもないぼんぼんですが、
しかし天才とはとかくそういうもの。愛せる人物です。
昨日今話題の牧野記念庭園に行って参りました。
この庭園は牧野博士が大正15年から亡くなるまでの30余年を過ごした住居と庭の跡地です。
一般無料公開され、時の人となった今、平日にも関わらず多くの花愛好家で賑わっていました。
想像していたよりこじんまりとした庭園で、季節柄でしょうか、残念なことにお花は殆ど咲いておらず、
新緑豊かな庭園、というよりお庭でしょうか。
このお庭で博士は時の過ぎるのも忘れ座り込み、植物の観察や採集をして過ごしていらしたとか。
記念館は博士の遺品や関連資料が展示され、博士の使用していたドイツ製の剪定鋏や、
TVにも出てくる胴乱(植物を入れる)や勧業博覧会で上京した折購入した顕微鏡などが、
展示されていました。残念ながら室内はどこも撮影禁止です。
が、ここだけは撮影O.K.牧野博士の勉強部屋を再現した部屋です。
「よう條書屋」(「よう」の変換ができませんでした)と書かれた額は30回以上の引っ越しでも、
決して手放さなかった額だそうです。ちなみに意味は「草や木の生える書斎」。
物凄い書籍の量でよく床が抜けなかったと驚きです。
事実だんだん家がガタピシしはじめ、部屋の戸が閉まらなくなって大変だったそうです。
そうでしょう!この量ですもの。出版される本も初版からすべ集めて目を通していらしたとか。
牧野博士は「あるいは私は草木の精かもしれんと自分で自分を疑います ハハハ」と。
本当にそうかもしれませんね。
安月給でも植物研究のためには借金も厭わなかったそうで、お金の工面は、
理解ある妻の壽衛(すえ)の役目で、富太郎の研究のよき相棒であったようです。
その壽衛さんに感謝して笹の一種にスエコザサと命名しました。
牧野富太郎の胸像とスエコザサ
公式サイトです。クリックしてご覧ください。
帰路石神井公園に寄り帰宅しました。
公園でコンビニで買ったおにぎりを頬張りながら、気持ちの良い森林浴。
何面もテニスコートがあり、老若男女、テニスプレーに興じる風景は平和です。