夢地蔵

田舎の映像作家の備忘録

テレシネプレイヤー GOKO TC-20 切れたベルトの代用品を作る

2020-11-26 16:39:35 | Weblog
押入れから出してきた GOKO TELECINE PLAYER TC-20 のベルトが切れた件です。
今日代用品のウレタンベルトを買ってきました。

3Φx1mで¥200

切れていたゴムベルトと同じ長さに切って


ライターで切り口を溶かしてくっつけました。


はみ出た分は定番の方法、ツメ切りでカット。


これで体裁が良くなりました。


一日放置しないと接着が完全じゃないのですがこれで長さが合うか確認。全然足りないじゃないか。

切れたゴムベルトの切れ端が本体に残っているのではと探しましたが見当たりません。

今度は現物にウレタンベルトを当てて長さを決めて接着。

これでいけるはずですが最低でも一晩放置します。

懐中電灯を使ってプーリー部を見たらもう一本細いゴムベルトが使われていました。

こちらは一周観察しましたがまだ大丈夫です。

メカの切り替えツマミは挿し込み部が破損したので前に代用品を付けていましたが今回オリジナルのツマミを補修しました。


かっこ悪いけど機能に問題なし。


運搬用のハンドルも前に壊れたのでこんな具合に対策。オリジナルはカバンの取っ手みたいなやつです。


GOKO TC-20 は24面プリズムで捉えたフィルムの映像を反射鏡経由コンデンサーレンズで出力する構造で、裏のレンズ部にビデオカメラをセットして記録するテレシネ装置です。
買った当時試した記憶ではカメラの光軸合わせが大変でした。三脚では無理です。X-Y テーブルに順ずるようなしっかりしたサポート台を用意して試してみようと考えているところです。
これの最大のメリットはフィルムを傷める恐れがない事とシャッターが無いのでコマ数は18コマでも24コマでもそのままいけるのと磁気録音の音声もヘッドで取り込んでくれる事です。
プリズムの精度がイマイチとか画面の安定性が云々という話もありますが試してみる価値はあるでしょう。
コメント
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