昨日手に入れた8ミリ映写機 ELMO ST-1200 は当然のようにベルトが切れていました。
前に似たような映写機でベルトを作った経験があるので再び挑戦です。
ウレタンベルトはガラクタの箱にも残っていました。失敗しても安心です。
ベルトは一次側と二次側の2本が必要らしいです。
プーリーに残っていたベルトの残骸を掃除してウレタンベルトの長さを決めます。
溶着はガスライターで両端面を炙って熔かした状態で合わせるだけですが工夫しないと芯が合いません。
考えた末に空き缶の縁を利用してみました。
もう一本もこうして。綿棒が入っていたケースの蓋です。
ここで慌てちゃいけません。半日程度このままにしておきます。時間経過で分子が結合するんでしょうか。
昨夜試しに適当に繋いでみました。雑な仕上がりですが朝になって引っ張ってみたらしっかりくっついていました。
参考のためにお見せしようとしたら、あれっ、何処へ置いたっけ?
この映写機は昔使っていた ST-1200 の後期型のようで細部が違っています。私のは "D" なしでした。
恐らく一度も試してないテストフィルムが入っていました。
多分 1970年代後半の製品でしょうがベルト以外は最高の状態、いい買い物でした。
あの頃はボーナスで一眼レフを買うかそれとも8ミリにしようかという時代でした。
でも映像は写真とは全く違う感性と技術が必要なので機材を揃えたけど何をどう撮ればいいかわからない人がほとんど。
一部のマニアはNHKの新日本紀行を参考にいわゆる山川地蔵映画を作っていました。
そんな人たちは仲間を集めてクラブを作って、映写会が盛んだったのを思い出します。
私はそういう人たちとは別の分野で撮りまくりましたがそれ以来今日まで映像の魅力に取り憑かれたままです。