先日来修理に掛かっている8ミリ映写機 ELMO GS-1200 の件です。
磁気録音の音が出ないんですが、もう一度調べることにしました。
乱暴ですが電源を入れた状態で音声を "MAG" にしてヘッドにドライバーを軽く当ててみました。
内臓スピーカーからガリッと大きな音。メイン、サブどちらも音が出ました。
「こりゃあ磁気録音したフィルムの音声は出るはずだ!」
でもテストフィルムを掛けたらやはり音が出ません。そんなはずはないんだけど。
もしかすると、
なんと磁気帯が塗ってある後半は録音してなくて録音テスト用。
ちゃんと読まないからこうなるじゃないか。
新たな気持ちで大昔のフィルムを掛けてみることにしました。
簡易映写ですがさすが 200W ランプ、明るく鮮明な映像です。
音が出ました!。レベルメーターも元気に振れます。ステレオ録音じゃないので L だけです。
速度は18コマ側を半固定抵抗のマークを頼りに調整しただけなので微妙に早い感じです。
あれ?24コマ側はいじってないような気がするけど。
何にしても直れば一件落着。それにしても最初に出た強烈な発振音みたいなあれは何だったんでしょう。
不調の原因は不明ですが、光学センサー/磁気ヘッドからの信号を受ける基板のコネクタが接触不良?。
あのコネクタは今回何度も抜き差ししました。
これでいつでも友人に返却できます。ヒューズホルダの破損修復の件は内緒。
久しぶりに1975年撮影の8ミリ映像の一部を見ましたが懐かしいのなんの。
映画作りに熱中した青春真っ只中の暑い夏が蘇ります。
カメラは ELMO C300 フィルムは KODAK のダブルスーパー。
音声はセリフはアフレコでリップシンク、撮影速度はもちろん24コマ。
YouTube で「ガラス細工のモビール」で検索すると 1/9~9/9 が置いてあります。