夢地蔵

田舎の映像作家の備忘録

GOKO TC-20 で8ミリの本格的テレシネは可能か

2020-11-28 14:02:49 | Weblog
やってみたいことが増える一方です。
押入れの奥から出した GOKO TC-20 によるテレシネが可能かどうか色々試しています。

切れていたモーターからの一次側ベルトは 3Φ のウレタンベルトで作って丸一日放置、完璧にくっつきました。


何の問題もなく回転しました。


ではカメラと組み合わせてみましょう。裏のレンズから映像を取り込みます。


ランプを点けてコンデジでのぞくと


光軸方向でカメラ位置を変えるとこうなります。手持ちのコンデジで撮ったので水平位置は合っていません。


いけそうな感触です。
ランプを確認しました。確かに光学用が入っていました。これ、自動車やバイク用は点光源でないのでダメなんです。


ランプとフィルムの間のコンデンサーレンズも確認。光を拡散というかフィルムに光が一様に当たるように摺りガラス状になっています。


使おうとしているカメラはSony HVR-Z5J です。映写機利用のテレシネのために用意したクローズアップレンズが役に立ちます。


仮にカメラを三脚にセットして実験。


試した結果カメラはレンズ部を TC-20 のレンズに密着させるとフィルムの映像がカメラの液晶一杯になりました。


映写機方式のテレシネで使ったキーボード台 On-Stage Stands を使っています。


カメラはマニュアルモードで、ズーム/距離/絞り及び TC-20 のランプの明るさを決めていくとそこそこの映像が出ました。


更に条件を詰めてカメラの静止画機能でコマを書き出してみました。どちらも自主映画からです。

左の赤い部分はフィルム入れ替えでの光線引きです。



今回はカメラを三脚に載せましたが 0.1mm 単位の位置合わせが必要で三脚では無理です。でもそれさえ解決すればこのテレシネプレイヤー、使えそうです。
本気で使うためにしっかりしたテーブルを用意してカメラの位置を微調整する機構を作りましょう。
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