夢地蔵

田舎の映像作家の備忘録

巨大迷路で雄大な堂々巡り

2019-09-28 22:50:50 | Weblog
今日はカメラいじりはお休み。今後に備えて越後へロケハンに行って参りました。
かねてよりGoogleEarthで見つけて行ってみたいと思っていたポイントです。東頚城丘陵と分類される、西は上越市/妙高市、東は十日町市/津南町にまたがる琵琶湖がすっぽり入る広大な丘陵地帯は棚田と小さな集落が点在する地帯で、本来の日本の農村風景が残っています。昨年からGoogleEarthにマークを付けて訪ねていますがマークは増える一方で収拾がつかない状態です。


今日訪れたのはそのうちの3箇所、今まで通ったはずなのに気が付かなかったポイントです。

最初に訪れたのはこちら。具体的な地名はまだ伏せておきます。2011年3月12日(あの東日本大震災の翌日)長野県北部地震で大きく山が崩れた跡です。
珍しい形の砂防えん堤で不思議な風景です。何なんだろうと前から気になっていました。

ここは予定に無かったんですが道を間違えて来てしまいました。

次はこちら。この赤い小さな鉄橋が見たかったんです。軽自動車がやっと通れる幅しかありません。


国道脇のお地蔵様。近所のおじさんが出てきて色々話を聞かせてもらいました。


小さな集落です。


こんなメルヘンチックな集落があっちこっちに点在します。


次が本当の目的地。ここも小さな集落ですが高低差のある地形です。


実にいい感じの空間です。写真ではわかりませんが急な坂道です。


いきなり演歌が聞こえてきました。移動販売のトラックです。そうなんです、このあたりにお店は見当たりません。
おばあちゃんが買い物をしていました。いい情景です。


こういう農機具の小屋って、いい雰囲気です。


ここにも錆びた赤い鉄橋がありますがこちらは国道ですから充分な幅があります。


70枚の写真を撮って満足。さて、問題は帰り道です。星峠の棚田近くの国道が工事中で通行止めだったので適当に迂回したのが間違いの始まり。迂回したつもりが来た道に戻っていました。それからが大変、走っても走っても堂々巡りです。同じ所を何度も往復したり今度こそ脱出したかと思うと先程の道を逆に走っていたり。あの一帯は道を一本間違えるとループしたりとんでもない方向へ進んだりするんです。でも、これが実に面白いんです。
カーナビは無いのかと思われるでしょうが、一時付けていましたが壊れて撤去しました。ナビに指図されるのが不愉快だったので今後も付ける予定はありません。迷って思わぬ風景に遭遇する方が楽しいじゃありませんか。
グルグル走り回った挙句に星峠の迂回路の標識に従って正しい迂回をして堂々巡りから抜け出しましたが、その道は初めてでそれなりに未知の風景でした。
今日堂々巡りに陥ったのは私がボケたせいじゃなく天候が原因です。太陽が出ていれば走っていて時計を見ればどの方向に進んでいるか意識しなくてもわかるんですが今日は曇り空で太陽の位置がさっぱりわからなかったんです。そういう事にしておきましょう。
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