ゆるい感じで。

「スレイヤーズ」のガウリナメインの二次創作ブログサイトです。原作者様、関係者様には一切関係ございません。

表裏(ゼルアメ)

2010-06-02 19:49:10 | スレイヤーズ二次創作
小説です。
久しぶりにゼルアメ書きます(´ω`)どきどき。
目指せ原作風味!

----------------------------


「ゼルガディスさん!」
「...なんだ?」
最近知り合って、何故だか一緒に旅する事になったセイルーンのお姫様は、今まで出会った事がないような人間だった。

「盗賊退治に行きませんか?リナも行くんですけど」
「断る。今忙しいんだ」
「ゆっくり本読んでるだけじゃないですか」
「...」
俺はちらりとアメリアに視線をやった。始まった。
彼女の英雄伝承好きはどうにかしてほしいものである。
..なんで俺を誘うんだ。

「悪を成敗するのって気持ち良いんですよ?」
「リナは宝目当てだろう」
「...まぁ、否定はしませんけど」
彼女は少しばつが悪そうに笑う。
アメリアはそれで良いのだろうか?彼女の正義とはなんなのだ。
「成敗と言っても、リナの攻撃呪文じゃ大抵死ぬだろう。悔い改めるかもしれない盗賊を殺して..あんたはそれで良いのか?」
我ながら少し意地悪な質問だ。
このお姫様にはもう嫌われるかもしれないな。
首を竦めて本に目をやると、彼女が口を開いた。
「...わたしはそこまでお人好しじゃありませんから」
「!」
意外な言葉に顔をあげると、彼女は薄く笑った。
「リナの口癖知ってます?『悪人に人権はない』。わたし、これあながち間違ってないと思うわ」
...ほぅ。
「だって、盗賊なんて日々人を殺して金目のものを奪う連中でしょう。...悔い改めるのを待つより、成敗した方が早いし生産的だわ」
「それがあんたの正義か?」
「...少なくとも、一般人のためにはなると思います」

面白い。
俺は少しアメリアを見直した。...ただの正義オタクのお嬢さんじゃなかったわけだ。
「さて、それじゃあ行きましょうかゼルガディスさん」
「行くかっ!」
「なんでですかー!?」
「それはこっちのセリフだ!なんで俺を誘うんだ」
俺の質問にアメリアはにこりと笑った。
「いやぁ、ガウリイさんは結構頑固ですけど、ゼルガディスさんなら懐柔出来るかと」
「なんでだよ!」
「だってゼルガディスさん、怖そうに見えて結構お人好しじゃないですか」
「......」

まったくもって、おかしなお姫様だ。
...だが、嫌な気はしないのが不思議である。

俺は小さくため息をついて、そのまま魔道書を読み続けたのだった。


おわり

------------------------
こう、原作のちょっと冷めたアメリアが大好きです(´ω`)


正義の仲良し・・・

2010-06-02 00:24:23 | 落書き
4人組!!



初めてまともに4人組描きました。
画力が欲しい・・・orz

でもお絵かき好きなんです。
需要ないと思いますが、自分なりに気に入ったものはこれからも載せて行きたいと思っています^^

なぜゼルやんがマフラーしてるのかは・・・秘密w
いや、特に意味無いです(汗)