ゆるい感じで。

「スレイヤーズ」のガウリナメインの二次創作ブログサイトです。原作者様、関係者様には一切関係ございません。

こんにちは☆

2011-01-27 15:58:12 | 日記・雑記
お久しぶりです!
昨日ようやく大学のテストが終わり、開放されました^^
そんなわけで更新遅くなってすみませんでしたー><

今日から春休みのワタクシです♪
・・・が、ゼミ論の課題とか、今度から創作ゼミに移籍するのでオリジナルで小説書かなきゃいけないとか、サークルの演奏旅行に参加するための練習とかとか色々ありまして、なかなかガウリナ創作できないのが現状であります(しょぼん)

でも亀更新にはなると思いますが、更新は続けて行くつもりですので、これからもこのブログをどうぞよろしくお願いしますm(_ _)m

あ、あとPCが本格的にヤバイコトになっておりまして、買い換えなきゃやばいかなあこれは・・・。
頭が痛いです><
急に青画面に英文がだああっと出てきたりするんですよー^^;


相棒は密かに笑う(ガウリナ後編)

2011-01-27 15:34:32 | スレイヤーズ二次創作
前回の続きです(´ω`)
前回から物凄く時間経ってしまいました~><
更新遅くてすみません(汗)

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「お嬢さん、彼氏取られちゃったの?」

見知らぬ男はそう言うと、勝手にあたしの隣に座った。
...年の頃ならガウリイと同じくらい。なんだか女ったらしな雰囲気の男は、軽く笑いながら短い黒髪を掻き上げた。

ジト目で一連の動きを見ていたあたしは、ため息をついてそっぽを向いた。
不躾な質問に答える筋合いは無い。

「つれねぇなあ」
男は苦笑した。
「アンタ名前は?」
「...人に名前聞くときは自分から名乗りなさいよ」
あたしは不機嫌に返した。

ちょうどその時店主から頼んだ酒が渡される。
一口飲んで顔をしかめた。
....まっず。

「そりゃそうだな。俺はマルクだ。よろしく」
意外にも素直な返事である。
「...そう。あたしは..」
答えるの面倒だな~とか思いつつ上を見上げて、驚いた。

「...ガウリイ」
真上に相棒の顔の大アップ、である。
彼はあたしを頭の上から覗き込んでいた。
...っていうかいつの間に。

「へ?男?...って、あ」
隣の男もガウリイに気が付いたらしく、途端に黙った。
彼はいつもののんきな顔と様子で、あたしから酒を奪って勝手に飲んでしまう。
「あー!あたしのお酒」
「...リナお前、飲めないくせにこんなもん飲むなよな~」
まるっきり子供をたしなめるお父さん口調である。
...あんたがどっか行くからでしょうが。
心の中で言い訳にならない言い訳を呟いて、あたしは頭を掻いた。

「あ、すまん。コイツ連れてくな」
ガウリイは隣の男にそう言って、あたしをそこから連れ出した。
ぽかんとしたままあたしたちを見送るマルク君...ちょっと気の毒だったりして。

...あ、料金。
ま、アイツが払ってくれるかな。


ガウリイはあたしを部屋前まで連れてきた。
...このまま寝ろって事ですかね?
「せっかく良い気分で飲んでたのに」
「そんな風には見えなかったが...」
──バレてやんの。
「絡まれてんの助けてやったんだから、感謝してくれよ」
「見てたんなら早く助けなさいよっ」
あたしの文句にガウリイは笑った。
「いやー、すまんすまん。リナがアイツにどんな態度取るか見たくてな」
「悪趣味」
...コイツって、こんな奴だっけ?

「...あ、そうだ」
あたしはポケットから紙切れを取り出した。
「あたしに渡さないで、自分で捨てなさいよ」
言って、ガウリイにそれを押し付ける。
「へーい...」
ガウリイは渡されたそれを、残念そうに見詰めながら破り捨てた。
...なんで残念そうなのよ。

「...リナが捨ててくれれば良かったのに」
ぽそり、と小さく聞こえてきた声に、あたしは首を傾げた。

「良いの?ナイスバディのお姉さん振っちゃって」
「?ああ、別に興味ないし」
「ホントに...?」
ちょっとしたモヤモヤを晴らしたくて、彼の目を見つめる。
...嘘なら分かる自信あるし。

ガウリイは一瞬黙った後、何故か嬉しそうに頬を緩めてみせた。
「ああ。全然」
そう言っていつもより優しく頭を撫ぜられたから、あたしはもう何も言えなくなった。
...いや、もう何も言う必要無くなった、というべきか。

「おやすみ、リナ。盗賊いぢめ行くなよ」
「...行かないわよ。今日は」
ガウリイは笑って、自分の部屋に戻って行った。


終わり

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ガウリイは心の中で「ああ、全然(リナ以外には興味ない)」
って思ってると思う人挙手!(笑)