ゆるい感じで。

「スレイヤーズ」のガウリナメインの二次創作ブログサイトです。原作者様、関係者様には一切関係ございません。

ようやっと。

2013-12-02 00:42:03 | 日記・雑記
長編が書きたいとこまで書けたので、やっと一区切り、というところですね^^
いつも更新が遅くてすみませんです。

もうしばらくは長編は書くのよそうかな。

ガウリナももっといっぱい書きたいですー!そろそろガウリイのかっこいい話を書きたいのです。
理想のガウリイを書けるようになりたいなあ。
私の中では、限りなく白に近いグレーなガウリイ。黒ガウも好きですが、それは読む専門で。いや、そういいながら書いちゃうかも知れませんが……。
リナさんも、もっと可愛く書きたいものです。
精進ですね!

ところで、最近『名探偵コナン』をひさしぶりに読んだら、園子ちゃんの彼氏、京極真さんに嵌ってしまいました。
京園が今熱い!あと『黒バス』の日リコとか……!
ここまできて、私はやっぱりNL好きなんだなあ、と思いました(笑

ではではまた次回!


困惑のサイラーグ【番外編】(ゼロシル)

2013-12-02 00:39:37 | 困惑のサイラーグ(ゼロシル/完)
こちらはゼロシル長編小説『困惑のサイラーグ』の番外編です。本編は読んでいてもいなくてもあまり関係ありません......(`・ω・´)<たぶん!

『if~ゼロスが魔族とバレた上でなんだかんだシルフィールと一緒にいたら』
短いです。
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彼は、どこからともなく現れる。

「どーも!シルフィールさん」
突如私の隣に出現したゼロスさんは、いつものように朗らかな挨拶をよこした。
「......どーも」
「あれ?テンション低くありません?」
冷めた目をした私を見て、彼は可愛らしく小首を傾げて見せた。
──そのポーズを男がやる意味があるのかしら......?

「もっと驚いたりしてくれないとつまらないじゃないですかあー」
不満げに言う彼に、私はため息をついた。
「何度もそうやって登場されたら嫌でも慣れますわ...」
そう。彼は突然私の前に現れて、私を驚かせては去っていくという子供じみた真似を、ここ最近繰り返していた。
正直なところ面倒くさいことこの上ないのだが......彼は魔族で、何を考えているのか分からない以上、気を抜いてはならない。

「今日は何かご用がおありで?」
「そうですねぇ......」
彼は手を顎に当ててふむ、と唸った。
「今考えちゃってるじゃないですかっ!」
「まあまあ、良いじゃないですか。急にあなたに会いたくなったんですよー」
さらりと甘い言葉を吐いて、彼は不敵に微笑んだ。
「......」

はあ。
私は盛大にため息をついた。
女の子が言われてみたい甘い台詞。
でも、それは相手によるのだ。ゼロスさんに言われても正直あんまり嬉しくない。
「......シルフィールさん、今凄く失礼な事考えてません?」
「そ、そんなことありませんわ」
──もし、これがガウリイ様だったら......!
考えただけで赤面してしまいそうである。思わず口元がにやける。

そんな私の顔を、ゼロスさんがのぞき込んできた。
「......今の台詞、ガウリイさんが言ってくれたら良かったのにー、とか、思ってたでしょう」
ぎくり。
「僕だって魔族界では結構人気なんですよー?抱かれたい魔族ナンバーワンの座を欲しいままにしてますし......」
よく分からない事を言いながら、しゃがみ込んで地面にのの字を書くゼロスさん。
「なんと言おうと、何を考えてるか分からない魔族より、ガウリイ様の方が何倍も素敵ですっ!」
金色の輝く髪に青色の晴れやかな瞳。まるで王子様。彼の優しさを思うと、胸が暖かい気持ちに満たされる。

......と、目の前に突然影が差した。
ゼロスさんが私の真ん前に立ったのだ。
「わ...」
紫色の瞳が、意地悪な光を灯していた。
「ガウリイさんは、リナさんしか見ていないのに?」
わざとゆっくりと、彼はそう言った。労るような優しい声で。
「......っ」
──そう、こうやって彼は、私から負の感情を引きずり出すのだ。
胸が苦しくなって、こみ上げてくるものを必死で抑えつける。
唇を噛んで睨みつけると、ゼロスさんは満足げに笑った。
紫色の瞳も、髪も、私の心をいたずらにかき乱すだけ。

「あなたなんか嫌いです......っ」
「僕はあなたが好きですよ」

私の髪を一房手に取って、彼はそっと口づけた。
──嗚呼、あなたはまたそうやって......。
私をこんなに酷く困惑させるのは、ゼロスさんしかいないかもしれない。


おわり

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......あれ?ギャグ風味で書くつもりだったのに(´・ω・`)?おかしいなあ。