どもですあきらです~。
お久しぶりにTwitterのワンドロワンライに参加したので、
ガウリナSSを掲載いたします。
高校生な二人。
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照りつける太陽。肌がじりじりと焼けているのが分かる。その上髪の毛はもわもわと湿気を含んで広がって。あたしの事情をお構いなしに額からこめかみから流れる汗は、ぼたぼたと零れ落ちて制服にシミを作る。
「……あづぅ~~~~い」
うだあ、と口を開けて。買ったばかりのはずが、もうぬるくなってしまったボトルのお茶を飲み干したあたしは、幼馴染と見慣れた通学路を歩いていく。もう六時近いというのに、まだこんなにも明るいのは夏が近づいている証だろう。……いや、もうこの暑さは『夏』と断言しても過言ではない。
「それ何度目だリナ」
幼馴染のガウリイは呆れたように、しかし自分だって暑そうに手でぱたぱたと空気を仰ぐ。あたしなんかよりよっぽど暑がりな彼の、背中のシャツが汗ですっかり湿ってしまっているのがよく分かる。
「だって暑いじゃない。あ~~~暑い暑い暑い。どーなってんのよこの異常気象は!?」
「まだ六月なのになあ。これ、八月とかどうなってんだろうな?」
「梅雨だからこそ蒸し暑いってのもあるけどね。湿気が酷くてやんなっちゃうわ」
許すまじ、湿気。そして、この暑さで虫さん達が活発に動き回っているのも、あたしとしては困るわけで。外で見掛ける蝶は良くても、部屋で見掛ける蚊とハエは駆逐対象なのだ。
――あーいやだいやだ。
「じゃ、帰りにコンビニ寄ってくか?」
あたしのブルーな気持ちを晴らすように、幼馴染の声が隣で弾む。おっ、それは良い提案。
「良いわね。アイス買いましょアイス」
「良いな。……んー、チョコモナカジャンボ」
「あたしはパルム……いや、ワッフルコーン食べたいわね」
クリーム系のボリューム感が欲しい。けど、それとは別に爽やかに氷っぽいのも食べたい気がする。うーむこれは悩むところだ。
「もう二個ずつくらい買ったらどうだ?」
「で、一口交換ってわけね」
にやりと笑ってみせると、幼馴染もくしゃりと笑う。
「オレの一口はでかいぞ」
「威張って言うな」
「……あづぅ~~~~い」
うだあ、と口を開けて。買ったばかりのはずが、もうぬるくなってしまったボトルのお茶を飲み干したあたしは、幼馴染と見慣れた通学路を歩いていく。もう六時近いというのに、まだこんなにも明るいのは夏が近づいている証だろう。……いや、もうこの暑さは『夏』と断言しても過言ではない。
「それ何度目だリナ」
幼馴染のガウリイは呆れたように、しかし自分だって暑そうに手でぱたぱたと空気を仰ぐ。あたしなんかよりよっぽど暑がりな彼の、背中のシャツが汗ですっかり湿ってしまっているのがよく分かる。
「だって暑いじゃない。あ~~~暑い暑い暑い。どーなってんのよこの異常気象は!?」
「まだ六月なのになあ。これ、八月とかどうなってんだろうな?」
「梅雨だからこそ蒸し暑いってのもあるけどね。湿気が酷くてやんなっちゃうわ」
許すまじ、湿気。そして、この暑さで虫さん達が活発に動き回っているのも、あたしとしては困るわけで。外で見掛ける蝶は良くても、部屋で見掛ける蚊とハエは駆逐対象なのだ。
――あーいやだいやだ。
「じゃ、帰りにコンビニ寄ってくか?」
あたしのブルーな気持ちを晴らすように、幼馴染の声が隣で弾む。おっ、それは良い提案。
「良いわね。アイス買いましょアイス」
「良いな。……んー、チョコモナカジャンボ」
「あたしはパルム……いや、ワッフルコーン食べたいわね」
クリーム系のボリューム感が欲しい。けど、それとは別に爽やかに氷っぽいのも食べたい気がする。うーむこれは悩むところだ。
「もう二個ずつくらい買ったらどうだ?」
「で、一口交換ってわけね」
にやりと笑ってみせると、幼馴染もくしゃりと笑う。
「オレの一口はでかいぞ」
「威張って言うな」