夕螺の一言日記

毎日心に浮かんだことなどを書いてみたいと思います。。。(2014年3月13日開設)

2016年 7月28日(木)「保守政治の危機」

2016年07月28日 22時15分31秒 | 「政治・経済」
日本の政治を見ても安倍自民党が多数を得ている。
アメリカはもちろん脾腫二大政党で安定をしている。
ヨーロッパの社会民主主義は保守化をしている。
保守政治は順風満帆のように見えるでしょう。
冷戦が終わり東西対立はなくなり、中国は積極的に資本主義経済を導入している。
しかしここにこそ保守の危機が生じているのではないか?
資本主義が本来の姿を現して社会保障や労働者の安定を崩し始めて久しい。
金融資本主義はモノ作りから離れて為替に支配をされ富の多くが金融商品から生み出されてしまっている。国内の個人消費は落ち込んでゆき、それが成長を阻害する。
経済矛盾は噴き出ている。これが保守政治の一番目の危機でしょう。
経済手矛盾が噴き出てくる中で、1%と99%という言葉に表された格差社会が貧富を拡大し中間層は減っていく。貧困層が置き去りにされる風潮は弱い立場にある人々への差別や攻撃にエスカレートしていくような国民の意識が生まれれる。
お年寄り相手の詐欺や誰でもよかったという無差別殺人はよく見ればその犯人より弱い人々で、ヘイトスピーチは差別化の中での言葉の暴力という犯罪である。
相模藁の大量殺戮事件は、今の社会の意識性をもろに表しているでしょう。以前から世代間格差が言われる中で年寄りは早く死ねという意識が見え隠れしていた。そこには正の差別や貧困層の差別障碍者への差別も含まれている。子の差別化の中での弱い人々への攻撃が「正義」と思ってしまうのがこのいまの社会の意識性になってしまっている。
民族への憎悪が平気に叫ばれる。
戦争による解決しかないことが叫ばれる。
こういった社会を作り上げてしまったのが保守の危機の2番目の問題です。
この二つの保守の危機をだんだんと保守層の中の方も考え始め湯としているのではないでしょうか。
しかしこれまでの保守が作った矛盾は大きく。その保守を否定する超保守派さらに社会の矛盾を深める。アメリカや日本など先進国に表れているでしょう。しかしアメリカでもサンダースさんの力はまだ弱いですし、社会民主主義的な保守の再構築には時間がかかりそうです。日本はさらに難しさがある。
コメント
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