夕螺の一言日記

毎日心に浮かんだことなどを書いてみたいと思います。。。(2014年3月13日開設)

2019年10月16日(水)「ノーベル経済学賞」

2019年10月16日 21時53分30秒 | 「政治・経済」
ノーベル経済学賞が発表された。 今年もアメリカの大学からの受賞でした。 今回は貧困をなくすための実践的(実験的)な活動を重視する開発経済学というジャンルの受賞だったようです。 貧困をなくすという中身は発展途上国や貧困な国への援助の在り方から導かれるようです。 子供の貧困ならば子供の生活全般から洗いなおしてどこに援助を与えればよいかグループに分けて実験をするようなやり方なんでしょう。 アメリカは寄付社会と言われていて多額の寄付をする富豪がいる。 この寄付の延長線に貧困国への援助があるような印象です。 このような寄付のような援助のような形での貧困層を援助すること自体は間違いではないし必要なものです。しかしこれは真に貧困をなくす経済学理論ではない。 アメリカの寄付社会も富裕層が貧困層に寄付をするが、その富豪の富はだれが作り出すか?貧困層をはじめとした低賃金層の犠牲からです。これを見ても寄付により貧困をなくす論理は間違いであるとわかるでしょうし、経済学的にも誤りです。 開発経済学の中にはマルクス主義の流れもあるようで、先進国と途上国の経済的格差は先進国の搾取や収奪に原因を見ます。先進国内の貧富の格差の拡大を見てもこれと同じ論理が当てはまるでしょう。 ノーベル賞が真実を見ないとその権威は落ちていくでしょう。しかしそれがノーベル経済学賞の限界かもしれません。

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