2016・17年 冬
秋茄子枯れて種抱く立冬かな 夕螺
立冬の日差しに眠る野良猫や 碧
野良猫も足音消せず枯れ葉散り 夕螺
葉散りゆく 口明ける天 糧祈る 少彦名
糧祈り神無月過ぎ冬来る 夕螺
冬来たるバラの蕾も囲はれて 被衣
囲はれて芽も出ぬ鉢に冬茜 夕螺
冬あかね枯れ色の畑染めゆきぬ 被衣
染ゆきし冬の色に足とまり 夕螺
足を止め絵画展内マスクして 静香
マスクして眉間にしわ寄す夕まぐれ 夕螺
夕まぐれ家計節約着ぶくれて 静香
着ぶくれて傘の滴のわずらわし 夕螺
わずらわし助っ人来ない煤払い 静香
煤払い残りし埃見上げ立つ 夕螺
見あげ立つ飛行機雲や冬枯れて 静香
冬枯れし原っぱの草に風はなし 夕螺
風のなく雪まっすぐに落ちる夕 被衣
落ちる夕冬至は近し暗き灯は 夕螺
暗き灯はLEDにクリスマス 静香
クリスマス特売卵声高に 夕螺
声高に千両の競コンベヤー 静香
コンベヤー乗せられ過ぎて年の暮れ 夕螺
年の暮れ心急かされ花活ける 被衣
花を活けて炬燵にごろ寝雲浮かぶ 夕螺
雲浮かぶ小舟の帰る初日の出 静香
初日の出コーヒー淹れて窓ひかる 夕螺
窓ひかり墨の淡さや初稽古 かさね
初稽古床の冷たさ師の笑顔 夕螺
師の笑顔あたらしき年に琴の爪 被衣
琴の爪硬き音色や寒の入り 夕螺
寒の入り年明け挨拶済まぬ間に 碧
済まぬ間に押し流されて七草に 夕螺
七草や胸のつかえのいつの間に かさね
いつの間に炬燵の昼寝影長し 夕螺
影長しけんけんぱあや冬の旅 静香
冬の旅思い描きて風呂温し 夕螺
風呂温し月明々と中天に かさね
中天にオリオンひかり煙草の火 夕螺
煙草の火そこだけ明るき冬の部屋 被衣
冬の部屋結露の筋に陽は登り 夕螺
陽は登り色冴え冴えと干し大根 ルイコ
干し大根皺もほど良し夕支度 夕螺
夕支度昨日きょう明日白菜鍋 静香
白菜や包丁入れて湯気昇る 夕螺
湯気昇る頭鎮めよ修行中 静香
修行中寒中見舞いに雪下ろし 夕螺
雪おろしさくっさくっと音立てて 被衣 new!
*2016年冬の句は46句でした。
たくさんの句、ありがとうございました。
明日は立春。2017年春のしりとり俳句は最後の句被衣さんお「音立てて」から次ぎたいと思いますのでよろしくお願いいたします。
秋茄子枯れて種抱く立冬かな 夕螺
立冬の日差しに眠る野良猫や 碧
野良猫も足音消せず枯れ葉散り 夕螺
葉散りゆく 口明ける天 糧祈る 少彦名
糧祈り神無月過ぎ冬来る 夕螺
冬来たるバラの蕾も囲はれて 被衣
囲はれて芽も出ぬ鉢に冬茜 夕螺
冬あかね枯れ色の畑染めゆきぬ 被衣
染ゆきし冬の色に足とまり 夕螺
足を止め絵画展内マスクして 静香
マスクして眉間にしわ寄す夕まぐれ 夕螺
夕まぐれ家計節約着ぶくれて 静香
着ぶくれて傘の滴のわずらわし 夕螺
わずらわし助っ人来ない煤払い 静香
煤払い残りし埃見上げ立つ 夕螺
見あげ立つ飛行機雲や冬枯れて 静香
冬枯れし原っぱの草に風はなし 夕螺
風のなく雪まっすぐに落ちる夕 被衣
落ちる夕冬至は近し暗き灯は 夕螺
暗き灯はLEDにクリスマス 静香
クリスマス特売卵声高に 夕螺
声高に千両の競コンベヤー 静香
コンベヤー乗せられ過ぎて年の暮れ 夕螺
年の暮れ心急かされ花活ける 被衣
花を活けて炬燵にごろ寝雲浮かぶ 夕螺
雲浮かぶ小舟の帰る初日の出 静香
初日の出コーヒー淹れて窓ひかる 夕螺
窓ひかり墨の淡さや初稽古 かさね
初稽古床の冷たさ師の笑顔 夕螺
師の笑顔あたらしき年に琴の爪 被衣
琴の爪硬き音色や寒の入り 夕螺
寒の入り年明け挨拶済まぬ間に 碧
済まぬ間に押し流されて七草に 夕螺
七草や胸のつかえのいつの間に かさね
いつの間に炬燵の昼寝影長し 夕螺
影長しけんけんぱあや冬の旅 静香
冬の旅思い描きて風呂温し 夕螺
風呂温し月明々と中天に かさね
中天にオリオンひかり煙草の火 夕螺
煙草の火そこだけ明るき冬の部屋 被衣
冬の部屋結露の筋に陽は登り 夕螺
陽は登り色冴え冴えと干し大根 ルイコ
干し大根皺もほど良し夕支度 夕螺
夕支度昨日きょう明日白菜鍋 静香
白菜や包丁入れて湯気昇る 夕螺
湯気昇る頭鎮めよ修行中 静香
修行中寒中見舞いに雪下ろし 夕螺
雪おろしさくっさくっと音立てて 被衣 new!
*2016年冬の句は46句でした。
たくさんの句、ありがとうございました。
明日は立春。2017年春のしりとり俳句は最後の句被衣さんお「音立てて」から次ぎたいと思いますのでよろしくお願いいたします。
秋の句の最後の句の下五文字からつなぎました。
「立冬かな」では大変かと思いますので、「立冬」を入れたくとしてください。
こんにちは。立冬過ぎてましたね。
10月並みの暖かさが続いて野良猫が日向によく寝てますが〜うたた寝してました。(^^)笑
うたた寝。。。気持ちがいいんですよねぇ。僕もこたつに入って横になるとつい寝てしまいます。
東京の街中の紅葉が盛りです。公園には桜の落ち葉がたくさん。
山にぽっかり空いたそら 百姓には切実です
東京育ちの僕には理解できない深いものがあるようですね。不作をお書きになったブログを読ませていただきました。
投句していただいた句は本文中に載せさせていただくこととなっています。
もし不都合がありましたら消させていただきますのでその時はお知らせください。
句としてはどんな感じですか?添削お願いします
不作とのこと、大変ですね。でも多くのお仲間がいらっしゃるようでその暖かさを感じます。
東京に住む僕にはこの言葉しか出てきません。
句のほうは僕はど素人ですのでお互いに俳句を楽しめればと思っております。
筵の中でふるえながらも春を待ってるでしょうかね、
私はこれから雪を迎えるのですけど。
花が終わった鉢がベランダに並んでいます。そっと春を待つ花。。。。
クリスマスも正月も一気に過ぎ去ってほしい。冬は苦手です。