かつては新幹線の発着が地上からも見えたような、何もなかった新横浜駅に、
いよいよ駅ビルが出来たというので偵察してきた。
グランドオープンを前に、近隣に配られたらしいプレオープンの招待状。
が、どこもノーチェックだったので、実質誰でも入れたらしい(笑)
プレオープンから出かけた我々の目的はただ、
美味しいものがあるかどうか、および、blogネタのため(爆)
周辺の工事こそ、まだ終了してはいないものの、大きく真新しいそのビルは、
内部にホテルやフードコート、レストランも併設されているということで、
新幹線利用客、および通勤客にとっては、かなり興味深いものと思われる。
このビルがなかった頃の新横浜駅は、スコーンと見晴らしが良く、
新幹線の発着もよく見えた。
加えて、横浜アリーナや、某ホテル併設のショッピングモールがありながらも、
今ひとつ盛り上がらない地域であったこのあたりにとっては、
この駅ビルの存在が、何らかの変化をもたらすものとなるかもしれない。
しかし一方では、夜ともなれば、居酒屋やキャバクラの客引きが目立つこの街では、
その行く先がどこにあるのか、いったいどこへと行きたいのかが、
周辺住民としては、ますますわからなくなってきているというのも事実だ。
横から見てもこんなに立派。
しかし上のレストラン街のあの強気の値段設定はいかがなものか。
新幹線をよく利用するビジネスマンとか、困るよね。
(別棟には吉野家とかラーメン屋とかあるけどさ)
全体的な感想としては「目新しいものはあまりないな」というのと、
「ファッションフロアを減らしてフードコートを拡げればいいのに」(爆)
ここにあるのは。
新幹線と、大きな駅ビル、立ち並ぶオフィスビルに静かな公園、歓楽街。
スポーツ施設に、多くのラブホテル、乱立するマンションに.....
これから出来る場外馬券売り場。
いったいどこへ行くのだろう。
行く着くところはどこだろう。
オフィス街を抜けたところには、こんな綺麗な桜。
そして、場外馬券売り場が出来るのはこの目の前。
こうして街に新しいものが出来ることを、日本語では『開けていく』というけれど、
開けていけば開けていくほど、閉じてゆく何かがある。
モノがあふれればあふれるほど、『欲しいもの』などなくなってゆく現実。
(結局買ったのは草餅二個だけ・笑)
.....それは私が歳をとったからだろうか。
昼休みともなればビジネスマン達にお昼の残りを貰い、
散策する人たちからたくさんのご馳走を貰って太っている
この猫たちの平和な日々にも、何か変化は訪れるのだろうか。
しかし、とはいえ、新横浜周辺に買い物に出かける客にとっては、
『IKEA』や『ららぽーと』とあわせて、またひとつ至近にこういった場所が出来、
楽しく便利であるには違いない。
近隣住民である我々としては、この後起るであろう変化が楽しみでもあり、
それ以上にその変化が憂鬱でもある。
(マジで場外馬券売り場はカンベンして欲しい)
河原にはたくさんのつくしんぼ。
こちらは豆腐ハンバーグ。
材料は鶏ひき肉と玉葱と木綿豆腐に塩こしょうだけ。
卵を入れずにさらにヘルシーに仕上げ、ポン酢で「いただきます♪」
しかしこれがなぜかちゃあこの心を大きくくすぐったらしく、
「くれ~くれ~」と大騒ぎ。
まあ、ヘルシーだからいいんだけどさ。
みじん切りの玉葱を取り除いてあげるのが大変なんだよ~(笑)
旅行客やバクチ好きには便利な街でも
それが住民にとって便利な街とは限らない。
いやむしろ、行政が外を向けば向くほど、
住民は置き去りにされていくんだろう。
相棒の言葉を借りれば、そこは
「外に向かって開いて、中に向かって閉じた街」
だと言えると思う。
それでも、行政に柔軟な思考があれば
例えば、不都合な部分は改善されつつ、年月を経て
新しい魅力的な街が出来上がっていくんだろうが、
残念ながら、今ではそんな体力がある自治体や企業は見あたらない。
っていうか、そういう発想そのものがないのかな。
作るまでは熱心でも、その後のケアには興味ない。
まるで、小学生の夏休みの工作みたいだ。
江戸時代なんてのは、将軍が治水や町作りに積極的に関わっていたけど、それが不都合だと分かると、あっという間に元の姿に戻しちまう。
川の流れを変えて風の向きが変われば、元の川の流れを復活させるし、道路も橋も下水も、結構庶民の意見を聞いて作ったり壊したりしてたんだよな。
ま、その背後には、農民からの年貢と圧倒的な権力があってこその英断だったんだろうけど。
相棒の近所が、またまた騒がしくなるなあ。
何だか、オレもちょっと悲しい……
出張で夜着いてもどこにも行くところが無くて仕方なく駅前のホテルでFM聞きながらぼーっと新幹線みたり前の大きい道を通る車の流れをただひたすら見てたあの駅がそんなに変わってしまって・・・
でも、それはそれで無になれるって言うか、よかったのになぁ。もう出張もないから(当たり前やけど)騒がしくなる新横を見ることが出来ないけど・・・
神戸も震災後の商業施設の建設はないと思ってたけどこの間、御影(わかるかな?)に阪神百貨店ができたんです・・・で、今日、行って来ました。スイーツのお店がいっぱい入ってて、ちょっと便利やけど元々ある商店街はかなり前から閑散としてたのにどうなるかなぁ・・・豆大福の美味しい和菓子屋さんなくならないで欲しいな。
まさしく相棒の言うとおり、『小学生の工作』。
こういった開発に共通してるのは、作るだけ作ったらあとは忘れてしまうということだ。
まあ、もう、こうしてどんどんモノを作っていかないと、経済が回っていかないから止められないんだろうな。
街の開発にも、この国の行方にも共通しているもの。
それは、今さえ、自分のときさえなんとか乗り切れればよくって、問題をどんどん先送りにしているということだ。
外を向いて内は見ないふり。
そしてそこで問題が起きれば、慌てて対処療法だけをするが、「あとのことはもう知らない」。
それが今現在のすべてだ。
いや、俺だってこうして物見高く、のこのこと偵察に行ってるんだから、それはそれなりに楽しんでいる部分もあるんだよ。
だけど、ふと周囲を見回してみれば「この混沌はなんだ?」と。
道路の上に大きな遊歩道を作って太陽を遮り、保育所や病院が点在する中に場外馬券売り場を作る。
近くにはその筋の事務所もあって関連の殺人も起きていて、でもそのすぐ脇の公園では子供たちが遊んでいるんだ。
ラブホテル街の真ん中で。
「いったい何がしたいんだ?」と、そう思わずにはいられないよ。
それこそ、相棒の言うとおり、体力も発想もないんだ。
「今自分の立場がうまくいけばいい」。
それだけだ。
江戸の昔にはご領主だって毎日が命がけだから、下手なことは出来なかったが、今じゃどうだ。
この有様だ。
ホント、この街づくりをしているヤツらに、「この周辺で自分の子供を育てられるか?」と聞いてみたいよ。
何より気の毒なのは、この周辺に物件を買っちまった家族だ。
ね、信じられないでしょ?
あのな~んにもなかった静かな駅が今じゃこんな。
まっちゃん★が出張で泊まってたホテルの一本裏通りには居酒屋やキャバクラが立ち並んで、居酒屋ビルの前を通りがかれば客引きがワッと寄ってきて大騒ぎ。
昼間はフツーのオフィス街なんだけどねぇ。
本当に変わっちゃったよ。
私が住んでるところもね。
もうすぐ開発の波が押し寄せてくるってウワサ。
ちょうど世代間で相続が多く発生する時期にきているみたいで、もうこれは避けられない事態なのかもね。
でもねぇ。
こういった商業施設が出来るたびに思うよね。
ホントに必要かなって。
確かに最初は便利で楽しいかもしれないけど、大きな企業だけが儲かって、地域に根ざして商売している人がないがしろにされる状況って、長い目で見たら絶対に良くないもん。
うちの近くでも最近、お肉屋さん、和菓子屋さんと、次々店を閉めたけど、これでますます地域の色も失われていく。
私は震災後の神戸にはまだ行っていないんだけど、みんなが大きな被害を受けてしまったからこそ、新しい街づくりは慎重に、人々の声を反映して、あたっていって欲しいよね。
「御影」って、私も行ったことのあるところかなぁ。
思えば遠い昔、修学旅行の集合が新横浜駅前。
なーーーーーーんもないのっぱらでした。。。
そのうちふらりと行ってみようかな。
そういえば私も修学旅行の集合場所は新横浜でした。
今や修学旅行は飛行機で海外、の時代ですが、のっぱらだったこの駅の変貌ぶりといい、時間の流れを感じますねー。
昨年の末にはもう、かなり外観も出来上がっていましたし、駅構内も様変わりしてましたから、本当に驚かれたでしょうね。
この工事、まだまだ続きがあるようで、まだしばらくは全体像がつかめそうにありません。
ふらりといらした際には、ぜひお茶でも(笑)