みっく・じゃがの「ひとりごと日記」

日々思うこと、考えること、時には写真も

教材58≪通しの浮かし織り・テーブルセンター≫

2016-02-03 10:25:40 | 日記

     前回 教材57≪浮かし織りのランチョンマット≫に続いて、教材58も浮かし織りです。

     前回のblogで 浮かし織り がよく解らないというコメントをいただきましたので

     浮かし織り について 少し説明します。

      「緯糸(よこいと)で地織りをしながら、模様を織るために別の糸を織り

       模様の部分だけを表に糸を浮かせて織ることを”浮かし織り”」といいます。

     前回のランチョンマットは模様部分だけの”浮かし”だったので”絵緯(えぬき)”といい、

     今回の場合のように、織りの端から端まで通す織りを”通し緯(通しぬき)”といいます。

     浮かし織り の場合は裏を上に見て織ります。

     つまり、織っている裏側が表の模様になります。

     なぜ、そんなことをするかというと、曲線を表すには その方法でしか表せないからです。

     とうぜん、曲線の浮かし織りは上級者になります。

                

                  図案はこれです  裏図です

              

             この模様を6模様織ります。 

             109本の整経(経糸を張ること)で、4羽の綜絖(1㎝4本)で幅27㎝の織り上がりです。

             一模様が経糸24本なので、最後の左1本は赤色で表し、右1本目と同じ目を取り、

             同じ模様にするんですよ、ということを示しています。

             そのことで、模様を左右対称にします。

             模様を対称に織るには奇数の整経にしなければなりません。

 

             糸は縦・横共にリネン(100%麻) 模様糸は紙糸です

             

 

                   織っている最中です 

             

           図案を見ながら模様の部分の糸を拾って 紙糸を入れます

 

                 織り上がりの裏側です

             

 

                   表に返した模様です

             

 

                  表側 全体の感じです

             

 

     図案を自分で考えるのか というご質問がありましたが、基本の形があります。

     それを基に組み合わせて 独自のものを書きます。

     織ることよりも、実はこれが時間がかかります。

     ちなみに、紙糸は紙でできていますが、水に濡れても切れることはありません。

     最近、ラフィア(椰子の葉の繊維)が手に入りにくくなったので、重宝しています。

 

     後から追いかけるように迫っているので、次にかかっています。 急げ~             

              

コメント (10)
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