教材60は『つづれ織りの壁掛け』にしました。
絵の図案はこれです
これは いわゆる”若者”です
ホントはインディアンにしたかったのですが、知識も教本もなく、なにしろ急いでいます。
どんな絵であっても、人物でさえあれば 色使いで面白いものになるのではないか・・これに賭けました。
この絵は 幅21㎝ 長さ30㎝の紙に描いてありますが、壁掛けの仕上げは 27×40にしたいので
27×40の紙の中央に位置するように貼り付けます。
そして織り始めます。
左横の”アフロヘアーのお兄さん”から織り始めます。
つづれ織りというのは、縦糸を見せては失格です。
着物の帯を想像してください。あれがつづれ織りです。
そのため、縦糸には横糸が滑りやすい麻糸を使うのが一般的と言えます。
そして、つづれ織りには『織りの原則』があり、これを守らなければ美しい織りはできません。
ひとくちには言えなく、手取り足取りに伝えて、実際にやってみて、しかも繰り返すことによって
身につくものなので、ここでは省略させていただきます。
そして、完成です。
これを、このまま壁に貼ってもよく、額縁に入れてもOKです。
ちなみに、口 目 は織りあがってから刺繍ですが、それ以外は織りながら糸を変えていきます。
簡単そうですが、実は難易度が高いものです。
でも、しょっちゅう糸が変わるので、退屈せずに変化があって楽しいものです。
こういう織りをしておくと、お好みの風景でも人の表情でも自分の感性のままに
織るテクニックが身につくのです。
どの教室へ行っても、つづれ織りは嫌がられます。難しいですからね。
好き好きですから、無理には勧めませんが、「やってみたい!」という生徒さんには
私が持っている技術をすべて伝授します。