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「君が代」不起立処分大阪府・市人事委員会不服申立ならびに裁判提訴当該15名によるブログです。

One for All ! All for one !(27)

2013-02-16 22:28:41 | 渡部通信

※渡部秀清さんからのメールを掲載します。

<転送歓迎>(重複ご容赦)

・「都教委包囲首都圏ネットワーク」・「新芽(germinal)ML」の渡部です。

 
2月14日、大阪(府大東市)で小学5年男児の飛び込み自殺が起きた。
現場に残されたメモには学校の統廃合中止を求めることが書かれていた。
報道によると、男児は13日に、
 (17日に予定されていた)「閉校式を止めることができないか」
 「学校がつぶされるのに僕たちの気持ちを誰も聞いてくれない」
というような事を話していたという。
 
そして、メモには
 「どうか一つのちいさな命とひきかえに、
  とうはいごうを中止してください。」と記されていた。
 
「僕たちの気持ちを誰も聞いてくれない」という言葉は、
桜宮高校の生徒たちが記者会見した時にも同じような
気持ちを抱いたのではないだろうか。
 
桜宮高校は、橋下大阪市長の強い要請で
結局生徒(保護者も)たちの声を聞かず、
体育科の入試を中止した。
 
同じく、自殺によりクラスメートを代表する形で
問題提起をせざるを得なかった児童の声に対しても、
大東市教委は既定どうり統廃合を進めるという。
 
いずれも子どもたちの声は全く無視され、
踏みにじられている。
要するに子どもたちは今、
大切に扱われていないのである。
 
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
 
こうした中、15日に開かれた
「教育再生実行会議」第二回会合で、
いじめ対策として、規範意識を醸成するため
小中学校で「道徳」を<教科>にするということで一致したという。
 
一方で、統廃合などで教育条件を悪化させておきながら、
他方では、上から目線で
子どもたちの「規範意識」を強めようとしている。
これは戦前の「修身科」の復活に他ならない。
 
行き詰った日本社会を打開するには、現在、
「科学的批判的な思考」と「明朗快活な精神」こそが求められている。
しかし、「道徳」の教科化では、行き詰った社会で、
枠にはまった「規範意識」を持った従順な人間になれ、
と言っているようなものである。
 
戦前を見てもわかるように「道徳」を強調した教員ほど、
天皇(「日の丸・君が代」)に対しては忠実だったが、
生徒に対しては「体罰」を振るい「非道徳的」な人間だった。
(今も?)
 
また、あれだけ「修身科」をやらされた日本兵が、
戦争中他国民にどれほど酷い「非道徳的」なことをしたことか。
(さらに日本軍の中でもいかに酷いことが行われていたかは、
野間宏の『真空地帯』などに描かれている)
 
現在でも、
「道徳」を重視している千葉県の森田知事は、
自民党でありながら「完全無所属」と
ウソをついて知事になった。
また、「道徳」を強調する石原前都知事や橋下大阪市長らの、
見聞きに耐えない言動を見ても、
彼らの「非道徳さ」は明らかである。
 
子どもたちを取り巻く物質的・精神的状況は
さらに悪化(貧困化)していると言わざるを得ない。
 
私たちは、こんなつまらない「道徳科」に対しては、
子どもたちと一緒になって、
「綺麗事!バカバカしい!」と笑い飛ばし、
子どもたち(大きな視点から見れば<学友>である)と共に、
「科学的批判的な思考」を強めなければならないだろう。
 
************************************************
この「One for All ! All for one !」のメールは、
この春の東京都の入学式でたった一人の被処分者になった
田中聡史さんの闘いを支援し、処分を食い止めるためのものです。
 
11月7日の東京高裁判決は田中さんにも有利に働くと思います。
(その後の第二次安倍内閣の誕生も気になりますが)
************************************************
「都教委包囲首都圏ネットワーク」のブログのアドレス
http://houinet.blogspot.jp/

「千葉高教組『日の丸・君が代』対策委員会」のホームページ

ttp://homepage3.nifty.com/hinokimi

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泥沼“橋下遺産”~大阪府財政借金総額過去最高!

2013-02-16 10:41:32 | マスメディアより

 ※橋下徹(現大阪市長)は、大阪府知事就任時に大阪府を「破産会社」と断じ、3年後の退任時には「優良会社」と、まるで自らがトップとして再生させたアピールをマスコミを利用しうまく演出しました。ところが、実態はさらに借金を重ね、なんと、2013年度予算における借金総額は過去最高!そのつけを支払うのは次代の大阪府民です。橋下さん、どう責任を取るんですか⁈

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20130215-00000501-san-pol

泥沼産む“橋下遺産”でのしかかる借金 私立高無償化、給食…

産経新聞 2月15日(金)0時58分配信

橋下徹・前大阪府知事(写真:産経新聞)

 14日発表された大阪府の25年度一般会計当初予算案。生活保護扶助費など社会保障関連経費は年々増え続け、財政を圧迫している。その上に重くのしかかるのが「私立高授業料無償化」や「中学校給食」など橋下徹前知事の“遺産”だ。大幅な税収の回復が見込めない中、貯金の取り崩しや借金に依存する悪循環から抜けきれず、府の借金は過去最高の約6兆4千億円に膨れあがる見込みだ。


 自由な進路選択の機会を提供することを目的とした現行の私立高授業料無償化制度は橋下前知事が23年度にスタート。25年度は1~3年まで3学年すべてがそろうため過去最高の約228億円に。原則として今後も毎年同額が必要になる。

 また、中学生の学力や体力の元となる食を充実させ、大阪の教育力向上につなげようと23年度から始めた給食施設整備費助成の負担も重い。27年度までに市町村に246億円の助成を行う計画で、25年度は約35億円を計上。府は28年度中に大阪、堺両政令市を除く府内全市町村で実施率100%をめざしている。

 府が昨年2月施行した財政運営基本条例は収入の範囲で予算を組むと規定するが、税収だけで賄うのは現実的に不可能だ。

 そのため、府はこれまで国から配分される地方交付税に頼ってきたが、25年度の交付税は減額され、24年度当初比147億円減の2553億円に。府は歳入不足を補うため“貯金”にあたる財政調整基金から401億円を取り崩した。ただ、それでも足りず、臨時財政対策債も同比200億円増の3100億円の発行を余儀なくされた。

 国は臨財債を将来の交付税で補填するというが不透明な状況だ。しかし、府は背に腹は代えられないのが実情で、臨財債を発行し続ける悪循環に陥っている。

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