東京で教育の自由を求めて「君が代」不起立裁判を闘って来られた近藤順一さんから下記のメールが届きました。中国のマスコミも日本の「日の丸・君が代」裁判に注目しているとは驚きでした。昨年11月に中国大連に行きました。関空からわずか2時間で大連です。日本と中国、それぞれの国民はそれぞれの国家の問題を抱えています。国家が首謀する、ある種の国家間の敵対感情に惑わされることなく、その地暮らす人々との顔を合わせた交流がもっと必要なのかもしれません。それにしても近藤順一さん、中国語がご堪能のようでうらやましいです。
近藤順一さんより
皆様へ、 日中友好と教育の自由のために〈中国通信43〉を送ります。ご意見ご批判をお願いします。
中国マスコミも「日の丸・君が代」裁判に注目している。
「日の丸・君が代」はかつての中国侵略戦争の象徴、これの強制に反対する日本の教職員(公務員)の存在を中国の人々はどうみているだろうか。
原告:辻谷の提訴は反響を呼ぶ。
*中国では地方自治体も“地方政府”という。タイトル中の“告政府”は“大阪府政府を訴える”の意味。 (近藤)
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不唱国歌扣工资 日本教师告政府违宪索赔百万
2014年01月21日08:41 来源:环球网
日本大阪一名高中教师此前因在毕业典礼上未起立齐唱国歌而被扣工资,这名教师随后将当地教育委员会告上法庭,引起各方关注。
据日本《读卖新闻》1月20日报道,日本大阪府立高中退休教师、现年61岁的辻谷博子20日向法院提起诉讼,请求大阪府教育委员会取消对其的处分,并支付赔偿金100万日元(约合人民币5.8万元)。
据了解,辻谷博子由于在2013年3月的毕业典礼上没有起立唱国歌而受到了大阪府教育委员会的扣当月10%工资的处分。原告认为,强制起立唱国歌侵犯了公民的思想活动自由,属于违反日本宪法行为。另一方面,自己在2012年4月的入学仪式上也没有起立唱国歌,但只是受到警告,可见此次处分更加严重,从这点来说,被告也违反了“禁止机械性累进加重处分”的地方公务员法。
而大阪府教育委员会则认为,给原告的处分是严格依照现行法律规定实行的,没有不当之处。
(实习编译:夏毅敏审稿:关超)(责编:潘坤、陈建军)
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(日本語訳〈全文〉:近藤)
国歌不斉唱で減給 日本の教師、違憲・百万円賠償で提訴
2014年1月21日 8:41 原文:環球ネット
日本大阪の一人の高校教師は、以前卒業式で国歌斉唱不起立によって減給された。この教師は当地の教育委員会を法廷に訴え、各方面の注目を浴びた。
≪読売新聞≫1月20日報道によれば、日本大阪府立高校の退職教師、現在61歳の辻谷博子は20日裁判所に訴訟を提起し、大阪府教育委員会にその処分の取り消し、あわせて賠償金100万円(5万8千人民元に相当)の支払いを請求した。
辻谷博子は、2013年3月の卒業式で起立しなかったことにより大阪府教育委員会より10%減給1月の処分を受けた。原告は、国歌起立・斉唱の強制は公民の思想活動の自由を侵害し、日本国憲法に違反すると考えている。別の側面では、自分は2012年4月の入学式で起立斉唱しなかったことにより戒告を受け、今回さらに重い処分が加重された、これは被告が“機械的な累積加重処分の禁止”の地方公務員法にも違反している。
しかし、大阪府教育委員会は、原告への処分は現行の法律を厳密に適用したものであり、不当ではないと認識している。
(編集・翻訳担当:夏毅敏 原稿審査:关超)(編集責任:潘坤・陈建军)
追記
辻谷提訴をとりあげた〈環球ネット〉は、広く中国国民に読まれています。
今、安倍政権の軍事路線が大きく進展している中、とりわけ教育・思想面で日本の民衆がどう反応しているかを、中国側は注目しています。
「日の君」強制に抵抗する動きにも光を当てています。これからも追っかけたいと思います。