2022グループZAZA連続講座 第2回のご案内
丁章(チョン・ヂャン)さん講演会
~無国籍の在日サラムを生きるとは~
日時: 8月21日(日)午後2時~4時30分
会場: エルおおさか5階 視聴覚室 (リモート参加申し込みは以下に記載)
第2回のテーマ: 「無国籍者の視座から」
参加費:500円(リアル・リモート共に)
◆リモート(ZOOM)での参加もできます。リモート参加の申し込みは、imae@shore.ocn.ne.jpまで。
第何回講演のお申し込みかを明記の上、お名前とメールアドレスをご連絡ください。締め切りは8月19日です。
また、もし可能ならば、第3回以降講演のはがき連絡や資料等郵送のために郵便番号とご住所もお知らせいただけると幸いです。
後日、参加方法及び参加費の振り込み等の詳細について返信いたします。
◆すでに、ご参加の申し込みをいただいている場合は、新たに申し込みの必要はありません。
もしも、すでに申し込みをされているにもかかわらず、8月15日までに参加の確認が届かない場合は、以下の担当者(井前)までご連絡ください。
(第1回講演の簡単なご紹介)
丁章さんは、1968年生まれ。韓国籍の母と朝鮮籍の父の間に生まれた朝鮮籍の在日3世。彼は、第1回講演で以下のように自己紹介した。「私は普段、自分のことを『無国籍の在日サラム』と称しています。『サラム』とはコリア語で『人』という 意味を表す『사람』を元にした呼び方で、民族の総称として『韓国』や『朝鮮』ではなく、私はこの『サラム』 を用いています。」そして、「なぜ、本名を名乗るに至ったのか」「民族教育などさまざまな出逢い」を中心に語り始めた。
戦中戦後にこの日本で生まれた在日 2 世で、在日朝鮮人への差別が最も厳しかった時代に生きた両親の元で、日本の通名で日本の公立学校に通いながら、自分が朝鮮人であることすら気づかずに暮らした10歳までのこと。担任から言われた「あなたたちはみんなは日本人」という言葉を機に、両親から「朝鮮人であることを隠せ」と諭された10歳の時のこと。それが、「地獄の日々の始まり」であったこと。中学3年生のときに、東大阪市立小阪中学校で民族学級と出逢ったこと。そこが、自分がルーツについて抱いている喪失感を埋めてくれる場、傷付き損なわれたルーツを救い保障する場であったこと。そして、詩と出会ったこと。「喫茶美術館」のこと。丁章さんは、現在に至る自身の歴史を淡々と語ってくれた。そして、「日本人になれ」という圧力に抗い、「朝鮮人である自分であろう」とした詩人 尹東柱の墓前に捧げた自作の詩を読み上げた。
第2回講演では、「大韓民国の国民でも、朝鮮民主主義人民共和国の国民でもない、無国籍の『朝鮮籍』者なのですが、無国籍の『朝鮮』籍とは、一体何なのか?」について詳しく話したいという。
(第3回と第4回予定)
★第3回 11月6日(日)午後2時~ 国労大阪会館3階 大会議室
テーマ「東大阪に住む民として」
★第4回 2023年1月22日(日)午後2時~ エルおおさか5階 視聴覚室
テーマ「私が詩人になってからのこと」 各回 資料代500円
また、今後もコロナウイルスの感染拡大は予断を許さず、講演会の延期や中止もあり得ますので、最下段の連絡先やブログ『グループZAZA』(QRコード)でお確かめ下さい。
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グループZAZA オンライン担当 井前弘幸(imae@shore.ocn.ne.jp)
ZAZA(ザザ)は「座座」「すわる仲間」というような意味です。
2012~19年の卒業式・入学式で、「君が代」不起立を理由に懲戒処分や再任用取消を受け、人事委員会や裁判で処分や再任用取消の撤回を求めて闘っている小中高支援学校の教職員のグループが、ZAZAです。