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「君が代」不起立処分大阪府・市人事委員会不服申立ならびに裁判提訴当該15名によるブログです。

「指導研修」出席強要を撤回させる~入れ墨調査拒否不当処分裁判原告森厚子さんの報告

2013-11-29 13:04:14 | 全国から

大阪市入れ墨調査拒否で不当処分を受け、現在大阪地裁に提訴中の森厚子さんから嬉しい便りがありました。森厚子さんは、理不尽にも「指導研修」が強要されようとしていたのですが、組合(なかまユニオン)や多くの方々の支援を受け、みごと「指導研修」の強要を撤回させたという報告でした。

おかしなことに黙らずに諦めずに声をあげれば、理は通る!私たちも励まされましたし、森さんが言われるように、他にも不条理な扱いによって苦しめられている人にとっても朗報です。以下、当該である森厚子さんの報告を掲載します。

森厚子です。
 
10月中旬より、私に対し、昨年度の人事評価が低いからと、出席をするように言われていた「指導研修」について、勤務に切り替える、研修の命令はない、不利益扱いはない、という形で出席強要は取り下げられました。
 
服務規律違反や勤務成績など不良の職員を集めて、資質向上・行動変容を促し、「変わらない職員にはただ飯は食わせない」、とまで橋下市長がいうような、職員基本条例のもとで行われる研修です。私については、入れ墨調査拒否で戒告処分を受けたことにより、看護業務で期待以上に頑張っていても評価に値しないし看護師としての適性にも問題となる、として、病院局だけが、恣意的といえるやり方で、いやがらせ・みせしめといえる対応をしてきました。
 
私は、昨年の人事評価そのものが納得していないし、この研修に出席するよう命令されても、必須である行動計画書(自分はなにをがんばり、どう変わるかをかかせるもの)は書けないし、納得がいかないと伝えて話し合いをしてきました。
 
大阪市人事室への申し入れを通して人事評価の方法や指導研修の対応にダブルスタンダードがあることを浮き彫りにし、市役所前や病院局前のビラ情宣やなかまユニオン窓口での交渉で訴え、撤回させる会のみなさんからの行動への参加や苦情申し入れなどを行ってもらうことによって、今回の結果が手にできたと思います。ありがとうございました。
 
指導研修について、私と同じように不条理な対応をされた人がいるかもしれないし、こんな研修自体が必要かについてもアンテナを広げていきたいと考えます。また、相対評価導入で5%の最下位ランクを必ず作り2年連続の最下位ランク者は免職にできると盛り込まれた職員基本条例の問題に立ち向かっていかねばと思います。私の今回のことも評価制度そのものが公正に行えるものかの問題をはらんでいることを示していると思います。人事評価の自己評価は相対評価への疑問を伝えて拒否をすることとあわせて、とりくみを続けていきたいと思います。
 
 
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