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「君が代」不起立処分大阪府・市人事委員会不服申立ならびに裁判提訴当該15名によるブログです。

中原教育長がなぜ「身内」に非難されるのか、それを考えてほしい。

2013-10-13 08:08:44 | 中原教育長下の大阪の教育

朝日新聞10月10日夕刊に、陰山委員長と中原教育長の対立が書かれていました。みなさんはどう思われますか?私には中原教育長はあまりにも大阪維新の会の言う通りに動いているようにしか見えませんが。橋下徹大阪市長をはじめとする大阪維新の会は、教育委員会不要論を唱えていますが、それを地で行くような中原教育長の姿勢には疑問を抱かざる得ません。現に存在する教育委員会を無視し、これではまるで松井大阪府知事直属の機関としての教育委員会事務局ではありませんか。それに警鐘を鳴らしたのが今回の陰山教育委員長の発言です。教育に政治が介入すれば、時の政権の都合のいい教育が進められていくことになります。それを厳しく禁じているのが憲法であり教育基本法です。中原教育長には是非そのことを捉え直してほしいと思います。

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根津公子の都教委傍聴記(2013/10/10)

2013-10-11 22:54:57 | レイバーネット

 

根津公子の都教委傍聴記(2013/10/10)

傍聴者の背面監視がなくなった!

 

 7月25日の定例会から始まった傍聴者に対する背面監視。傍聴席20席(10席 2列)の後ろに、記入用紙を手にした職員が座り、座席番号何番の傍聴者が横を向い たとか、何と声をあげたとかを克明に記録する。あまりにひどい議事進行に傍聴者が 抗議の声をあげると、木村教育委員長が「退出!」と発声し、声をあげた傍聴者を職 員の何人かが囲み、退出させる。 こうした職員による傍聴者への監視が3回続きましたが、それが今日からなくなるこ とを、10時の開会を待つ部屋で傍聴者は職員から告げられました。 理由は「静ひつさが保たれているから、(監視を)やる必要がない」ということでし た。

 私を含む何人もの傍聴者が、背面監視の事実を外部に発信し広げた中で、背面監視 は人権侵害にあたることが都教委の中で問題になったのでしょう。 声をあげれば変えられることがある、と実感した一コマでした。

 さて、今日の議題は ①来年度の高校1年生の募集人員 ②来年度の特別支援学校 高等部1年生の募集人員についてのみ。担当から説明を受けて承認するというもので した。校長人事と処分案件2件の非公開議題を除くと、今日はこの2議題だけ。議題は事 前に都教委のホームページで調べることができるので、傍聴者の多くはそれを前もっ て調べ、今日の傍聴者は少ないだろうと予測していました。ところが傍聴者は10名 でした。今年の途中から、傍聴者が倍増しています。

 都庁に行ったついでに都教委総務部教育情報課に質問に行きました(写真上)。行ったといっ ても、定例会の開催される30階の廊下は都教委職員と警備員10数名が立ち並び、 執務室の入り口は施錠され、前にも中にも職員が立っているので、用件を伝え呼び出 してもらうしかありません。用件を告げると、A係長ら2人が出てきて、廊下での話 となりました。

 用件は、4月11日の定例会での竹花委員の発言の一部(注1)が議事録になかっ たことについて、9月12日、「都民の声を聴く」担当の教育情報課を介し、比留間 教育長、木村教育委員長、総務部定例会担当者に宛てて根津個人名で質問書(注2) を出したところ、9月25日に「回答」らしきもの(注3・写真上)が郵送されてきました が、日付もどこの所管、誰が出したのかも記されていないものでした。封筒の差出人 は総務部教育政策課となっていますが、文書との関係はわかりかねます。また、封筒 には「東京都庁内25.09.13」の消印がありますが、私が受け取ったのは、2 5日でした。

 「日付なし、回答者・所管名なしのこの文書は『回答』足り得るのか。このような ことはこれまでになかったこと、今回このようになったのはなぜか」と訊くとA係長 は、「情報課は政策課から回答を送ったと報告を受けた。団体ではなく、個人が質問 をした場合はこういうことがある」と言いました。個人は軽く扱う? いいえ、回答 の責任所在をうやむやにしたかったのでしょう。「今日中に電話をくれるよう政策課 に伝えてほしい」とA係長に頼んできましたが、夜になっても電話はありません。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
(注1)「体罰の実態把握(第一次報告)」の折、竹花委員が「(部活動での:筆者 補足)死ね、殺す、出て行け、という強い発言、…今くらいのことは精査しなくてい い。こんなのは指導の範疇だ」と発言したこと。

(注2)根津は友人3人と傍聴し、全員がこの発言を聞いたことを示したうえで、① この発言はあったのか否か ②なかったというならば、なぜ私たち4人に聞こえたの か ③発言はあったが消去、削除したならば、その理由は? との質問書。

(注3)「根津公子様 この度、平成25年9月12日付でいただきました質問書に 対する回答を致します。竹花委員の発言は、東京都教育委員会ホームページに掲載さ れているとおりです。よろしくお願いいたします。」

 「(部活動での:筆者補足)死ね、殺す、出て行け、という強い発言、…今くらい のことは精査しなくていい。こんなのは指導の範疇だ」との竹花発言、これは体罰容 認にほかなりません。教育委員として失格です。

 

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「君が代」強制 『口元チェック』やめろ!10.23緊急行動

2013-10-10 22:59:06 | 集会案内

どう考えたっておかしいでしょ!卒業式で、「君が代」を本当に歌っているかどうか、口元チェックさせるなんて!

しかし、笑い話で済ませるわけにはいきません。口パクであろうが、嫌々であろうが、とにかく「君が代」を歌っているような雰囲気を作り出したいようです。どんなおかしなことでも命令とあれば従う教員を作りたいようです。

私たちは、決して黙りません。おかしなことにはおかしいと声をあげていきます。多くの方々の参加をお願いします。

 


「君が代」強制 『口元チェック』やめろ!

10・23緊急行動


■日時 10月23日(水) 18:00 
■場所 大阪城公園内 教育塔前公園
 地下鉄谷町線「谷町4丁目」下車、大阪城公園へ8分
■内容
  署名提出報告等、参加者によるアピール
   →デモ〔府庁・教育委員会周辺〕
■主催 「日の丸・君が代」強制反対大阪ネット


                 <チラシ(PDF)>

http://www7b.biglobe.ne.jp/~hotline-osaka/10.23kutipaku.pdf

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大阪市教委の暴挙、校長に全国学力テスト正答率公開を強制

2013-10-08 21:54:54 | 大阪の教育

大阪市教委のあまりにも貧困な発想!学力テストの点数(学校別正答率))を公開させ、競争を煽れば学力向上につながると考えているのでしょうか?大阪の子どもよ怒れ!私たちは勝ち負けで学ぶつもりはないと!

この問題は新たな地域差別、学校差別、ひいては子どもを差別することにもつながっていきます。また、教育行政が学校教育を良くすることに機能するのでばなく、学校や教員を縛り通達や命令により教育をむしろ破壊する傾向は最近特に顕著ですが、今回もその典型と言えます。

大阪市教育委員会に全国から抗議の声を!

大阪のIさんから

■10月8日の大阪市教育委員会議で、教育委員会が校長に対して全国学テの学校別正答率の公表を指示することを決定したようです。市教委は、学校運営の管理規則に「成績を速やかに公表する」と追加し、校長が公表を拒めば「処分の検討対象になる」(市教委)としました。まさに校長に対して「正答率公表」を恫喝によって強行させようとしているのです。こんなこと、全国のどこにもない、暴挙としか言いようがありません。

■そもそも、橋下市長は大阪市の学校選択制の導入と全国学テの公表はセットで考えていました。2012年3月には市議会で「保護者に(学校を選ぶために)学校ごとの必要な情報を提供するのは当然」と答弁し、「(学校別で成績を)公表すれば地域間格差が生じるというのは行政者側の言い分だ。制度設計はこれからだが、基本的に開示する」と発言していました。来年から始まる学校選択制に向けて、どうしても今年中に公開させようとしているのです。
 学校選択制と全国学テ公表は、大阪市の教育を根底から変質させていく手段になるものです。大阪市の教育は、これまで以上に全国学テの成果を競うものとなり、保護者や子どもたちもそれに巻き込まれていきます。それは、さまざまな困難を抱えて学校に来ている子どもたちを地道に支えようとしてきた教育理念そのものをほり崩していきます。結果的に「全国学テ向上」尺度からみれば、毎日の生活に精一杯の子どもたち、学習の条件さえない子どもたちなど、様々な困難を持つ子どもたちを学校教育の枠組みから排除していくことになるのではないでしょうか。公教育の破壊そのものです。

■このような決定に際して、教育委員の全員が賛成したとのことです。このことも異常としか言いようがありません。長谷川教育委員長は、「違反者を罰する形にする必要はない」と規則改正に反対しつつも、最終的には「公表」には賛成しました。
 6名の教育委員のうち、すでに3名は橋下市長の公募によって選ばれた人物です。1名は、以前から「つくる会」系教科書の共同事業者である日本教育再生機構の機関誌に何度も投稿している人物です。すでに大阪市教委は、橋下人脈で過半数が握られています。そのようなところだからこそ、今回のような全国的にも異例な指示を出したと言えます。市教委の異常さは、学校「選定」をさせない「附帯決議」を採択した今年の大阪市での高校採択にも現れました。

■10月15日、22日には、市教委が校長たちにこの「指示」の説明を行うとしています。それ以降、各学校では、「公開」に向けて議論がされます。是非とも、全国から今回の大阪市教委の決定に対して抗議と撤回を求める意見を送ってください。

抗議先

教育委員会総務部総務課 企画グループ
TEL 06-6208-9013 FAX 06-6202-7052
メールは「総務部総務課 企画グループ」の「メール送信フォーム」から
http://www.city.osaka.lg.jp/kyoiku/soshiki_list.html

*****************

メディア報道

◇全国学力テストの開示を義務化…大阪市教委
(2013年10月8日17時37分 読売新聞)
 全国学力・学習状況調査(全国学力テスト)の結果について、大阪市教委は8日、市立小中学校に対し、自校の成績(平均正答率)の保護者らへの開示を義務付けることを決めた。
 学校の運用について定めた「学校管理規則」を改正し、「平均正答率を含む調査結果を公表する」という一文を盛り込む。今年4月の全国学力テスト結果から対象にする方針。
 同テストの学校別成績について、文部科学省は実施要領で各校長の判断での公開は認めているが、今回の決定は、市教委が全校開示を命じるものと言える。
 市教委は「保護者に情報開示すべきだ」との橋下徹市長の意向を受け、昨年度のテスト結果については、学校別成績を各校長の判断で公開できるとする方針を示していた。しかし、実際に、成績を自校のホームページに掲載するなどして開示した小中学校は今年6月末時点で全429校のうち、19校にとどまっていた。

◇学力調査の成績公表、全校長に指示 大阪市教委が決定
朝日新聞 2013年10月8日19時56分
 4月に小・中学校で実施した今年度の全国学力調査について、大阪市教委は8日、全校長に対して学校別の成績(平均正答率)をホームページなどで原則公表させることを正式に決めた。ただし小規模校は除外するなど、一定の配慮もみせた。文部科学省は「(公表を禁じた)実施要領の趣旨から逸脱する可能性がある」として、市教委に経緯などの確認を始めた。
 学校運営の管理規則に「成績を速やかに公表する」と追加したため、校長が公表を拒めば「処分の検討対象になる」(市教委)。ただ特別支援学校や、調査に参加した小6、中3が1学級しかない小規模校約80校は「公表しないことができる」と配慮した。
 文科省は今年度の都道府県別の平均正答率などを8月に公表。だが学校別の成績公表は、序列化や過度な競争につながるなどの懸念があるとして、教委に対して実施要領で禁じている。
 市教委は、文科省が「学校が保護者への説明責任を果たすため、自校の結果を公表するのは各校の判断に委ねる」とした点に注目。橋下徹市長らが3月に作った教育振興基本計画で「市民に積極的に学校の情報を提供する」としたことを踏まえ、全校それぞれに公表させる方針を固めていた。
 8日の教育委員の会議では、「教育成果の重要な情報であり、開かれた学校づくりのために公表すべきだ」との意見が大勢を占めた。公表には出席した委員全員が賛成したが、長谷川恵一教育委員長は「違反者を罰する形にする必要はない」と規則改正に反対した。市教委は15、22両日に校長への説明会を開き、公表の方針を伝える予定。
 昨年度は学校の自主性を重んじ、「保護者らのつくる『学校協議会』の意見を踏まえ、校長が公表を判断する」とした。その結果、全小・中429校のうち、公表した学校は今年6月末で19校にとどまった。
 橋下市長は8日、「一部弊害があるからといって、全部非公開という時代ではない。まず公開した上で、マイナスがあれば対処する」と述べた。
 学校別の成績公表を巡っては、静岡県の川勝平太知事が先月、県内の上位86小学校の校長名を公表。佐賀県武雄市も、市長の意向を受けて市教委が学校別成績を公表した。文科省は首長らの要請を受け、学校別の成績公表を認めるべきか検討している。

■現場は「序列化」懸念

 大阪市教委は、橋下徹市長が掲げた「学校選択制」を来春から12区の中学校などで始める。橋下氏は8日、学力データは「選択の一つの要素。保護者の選択権を奪う方がデメリットが多い」と述べた。
 だが、学校間の成績の比較が過熱し、序列化や過度な競争が起きるのではないかという疑念は現場の校長にこそ強い。学力に課題を抱える小学校の元校長は「『あの地域は点数が低い』と見られたら、一番傷つくのは子どもだ」と話す。判断を校長に委ねた昨年度は、公表校は一部にとどまった。今回のトップダウンの決定は、現場の意向を踏まえたとは言い難い。
 機械的に政策を押し付ければ、現場に不信感と混乱を生む。委員からは「学校の平均正答率に限らず、子どもの点数の分布がわかるデータも開示できないか」との意見も出たが、極めてデリケートな情報であり、乱暴な公表は許されない。
 校長一人ひとりに特色ある学校づくりを求めるなら、市教委はまずは校長の不安を解消し、理解を得られるよう十分な説明責任を果たすべきだ。


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考える高校生健在なり!

2013-10-08 21:38:54 | 中原教育長下の大阪の教育

本日、京阪天満橋駅周辺で、「口元チェック」通知撤回を求めるビラを撒き署名を集めを行いました。夕刻の帰りを急ぐサラリーマンと思しき人、クラブを終えてか連れ立って帰る高校生の集団、そのなかにいました!

考える高校生

スマホをさわっている一見どこにでもいそうな高校生、さわやか系かな?

恐る恐る声をかけてみる。

スマホの手を止め、ちゃんと応対してくれる。やっぱりさわやか系だ!

「『口元チェック』って聞いたことある?」

「はい。」

「こんなふうに卒業式で『君が代』を歌うことをを強制しているのは日本ぐらいなのよ。『君』ってだれのことか知っている?」

「いや、知らないです。」

「『君』っ天皇のことなんよ。だから卒業式で、天皇を讃えたい人もいれば、過去に歴史を考えて、歌いたくないって人も当然いるわけだし、それをこんな風に強制するのは、おかしいと私たちは訴えているの。歌って命令されて歌うもんじゃないよね。歌いたいから歌う、そういうもんだよね。愛国心っていうけれど、国を愛せよって強制された時点で愛国心ではなくなると思わない?」

「確かに。じゃあ、国歌を変える運動をした方がいいんじゃないですか?『君が代』を別の国歌に。」

「そういう人もいるけれど、私は、『君が代』が別の国歌になっても、やはり強制はすべきじゃないと考えているの。明治以降、国歌や国旗を使って『国民化』教育を行って来たけれど、学校には様々な子どもが学んでいるし、一律に強制するのは『君が代』じゃなくてもやっちゃあいけないことだ思う。」

「そういう視点は初めて知りました。『君が代』だから反対していると思っていたので。」

「いま、大阪の教育はおかしなことがいろいろと起こっているの。教科書の問題もそうなんだけれど。実教出版の「日本史」の教科書に、1999年にできた国旗国歌法の注として『一部の自治体では強制の動きがある』と書かれていただけで、東京都では、その教科書は不適切と教育委員会が見解を出して、そのためその教科書を使う高校がゼロになってしまって。神奈川では、その教科書を使うとウヨクが街宣車で脅しに来るとか言って、やっぱりゼロになってしまったのよ」

彼は顔をしかめ、そして驚いたようす。

「教科書のことも問題なんだけれど、今、私たちがやっている、『口元チェック』通知撤回の署名にもし賛同してくれるのなら、ぜひ。」と署名用紙を差し出すと、

「もう少し、いろいいろ調べてからにします。」

「そうよね、このビラを渡すから読んでみて。」

「(友達と)話してみます。いろいろお話していただいてありがとうございました。」と爽やかに彼は去って行った。

考える高校生健在なり!

大阪の教育が競争や市場にさらされ、

おかしくなっていこうと、

若者の知的好奇心があれば、

いずれ事の正否は見えてくる。

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