不埒な天国 ~Il paradiso irragionevole

道理だけでは進めない世界で、じたばたした生き様を晒すのも一興

Gatto indipendente ?

2004-08-02 12:17:16 | Billy,Layla e Ciccino
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イヌとの生活は長いものの、ねことの生活は初めてで
チッチーノが来てから学習したり
色々不思議に思うこともあるのですが、
なぜ猫は狭苦しいところに好んで住まうのでしょう。
イヌだって(特にビリーのような狩猟犬は)
元々穴倉に暮らしていたわけですから
狭いところでも十分生きていけるんでしょうけど、
ビリーは好んで狭いところで過ごしたりはしません。
それにこの季節は暑いから
できればだらぁっと伸びて暮らせる場所を
いつも探しています。
もちろんチッチーノもだらぁっと伸びて
床にのさばっていることが多いのですが
そこはネコ、習性は忘れていないみたいで…。

そう、チッチーノも例に漏れず
猫らしく(?)狭いところに入りたがります。
そういうところはビリーのマネをするわけではないのですね。
(鳴き方はビリーの真似をして
最近では「ニャン」と鳴けなくなったくせに…)
ダンボールを見つけると目をキラキラ輝かせて
近寄ってきてごそごそ入り込んでいます。
チッチーノのお腹の辺りはかなりの貫禄があるので
どうみても窮屈そうなんですけど…。
上手に丸まってます。コンパクトにまとまるものです。(笑)

C78.jpg

ちょっとくらい狭くても
でも夢にまで見たマイホームなんでしょうね。
ご満悦です。スヤスヤです。

暑い日中にも
このマイホームに入って眠っていることがあって
そこまで気に入っているのかぁと思ったら
なんと、先日は勝手に別荘を手に入れていました。
ちょっとだけ高い部分にあるので
涼しげな気分になれるのかもしれません。
そう、これぞまさに避暑地の別荘です。(笑)
ダンボールではなく赤いプラスチック製で
なんだか贅沢なセカンドハウスって感じです。
本来は洗濯たらいなので
イタリアのカルシウムたっぷりの水のおかげで
内側がうっすら白っぽくなっていてもお構いなしです。

C60.jpg


その昔、
チッチーノが我が家にやってきたばかりの頃の
彼が選んだ仮住まいはこんな感じでした。

c05.JPG

毎日新聞を細かく切って敷き詰めた
お手製のトイレだったのに、
いつもそこで眠っているチッチーノをみて
もう観念してそこをチッチーノのマイホームとして
認可してあげようと思ったりもしたものです。

やがてビリーと共存できるようになり
我が家を自由に闊歩するようになり
今ではマイホームに別荘まで手に入れたチッチーノ。
次なる野望は…?