不埒な天国 ~Il paradiso irragionevole

道理だけでは進めない世界で、じたばたした生き様を晒すのも一興

Legge di Murphy su d'italiani

2004-10-05 12:53:39 | うんちく・小ネタ
マーフィーの法則。
日本では一時期一世を風靡して、
いまでもなんだかんだと話題になったり。
イタリアでもそれに関しての本が出ているので
きっとどの世界にでも通用する事なんだろうなぁ。

先日ローマに出かけたのですが
そこで色々とマーフィーの法則にのっとった出来事が。

1.「乗りたい時にユーロスターは運休する」
ローマ・フィレンツェ間なんて
イタリア国鉄の陰謀で
安いインターシティーから料金の高いユーロスターに
ほとんど切り替えられてしまった。
なのに、乗りたい時にはユーロスターはない!
日曜日。フィレンツェからローマまで移動する。
日曜日の早朝、何本かのユーロスターは運休。
(この時間インターシティーも運休!)
わかるけどね、
日曜日の朝くらいゆっくり過ごせというのも…。
でも必要な人もいるわけなのよ。
よって余計に時間をかけて夜行列車で移動することに。
(定刻より早く着いたので、それはそれでラッキーだった)

2.「待っているバスは永遠にやってこない」
これはイタリアに於いては自明の法則。
元々定刻通りにバスがやってくることなんて
期待なんかしていないし慣れっこだけど。
まさか全然やってこないなんて想像もしない。
当日の集合場所は
ローマ市内から遠く離れていて
時間もギリギリ(ユーロスターがないからだ!)。
それでもバスに乗って行けば
なんとか間に合うと思っていたのに
待てど暮らせど、待っているバスだけがやってこない。
何本もバスは走っているのに、
私が乗りたい路線だけはやってこない…。
日曜運休だなんて言ってなかったじゃないか!
結局タクシーで行きましたよ。(怒)

3.「イタリア人は一番邪魔なところに立っている」
これもイタリアで暮らしたら実感する法則。
遅刻したけど、やることだけはやって、その帰り道。
バスに乗る。(乗りたかったバスじゃないけど)
入り口付近にでんと居座るおばさん。
邪魔なのです、この上なく…。
どうしても
他人の事まで気を配ることができないイタリア人。
一番邪魔な場所に立ってボーっとしている。
あとちょっと右か左に寄れば解決するのに!

こんな目に遭っても
「不幸中の幸い」と思えるようになった私は
イタリアでそうとう鍛えられたのかもしれない。