不埒な天国 ~Il paradiso irragionevole

道理だけでは進めない世界で、じたばたした生き様を晒すのも一興

Che sfilata

2004-10-09 10:31:18 | まち歩き
35 cavalli e 35 marescialli a Piazza Repubblica

朝早くに街の中に行く用事があって、
用事を済ませた帰り道
ふらっと通りかかった共和国広場で
馬がずらっと隊列を組んでいたので
思わず近寄ってみたり。

immagine1.jpg
きれいに手入れされて、
よく調教された馬に乗っているのは
カラビニエーリの様々な称号をつけた
偉そうなおじさま(女性も若干いましたが)。
記念式典のために
隊列を組んで出発するところだったようです。
(しかし誰に聞いても何の記念式典だったのか謎。)

immagine4.jpg
昔、イタリア人から聞いた話では
こうした警察や憲兵隊の所有している馬たちは
よく躾られているので
職務中には絶対に排泄をしないとか。

フィレンツェの歴史的中心地区というのは
基本的に車の乗り入れ禁止。
もちろん警察、消防、救急車、それからタクシーなどは
進入可能なのですが、
それでも
機動力などの面からも見た目の問題からも
騎馬隊のほうが重宝されている感じ。
そんなわけで
フィレンツェの街中では
二人組みの騎馬隊警察の姿をよく見かけます。
そういわれると彼らの馬が
落し物をしている姿は見たことがないのです。
短時間で交代しているとは思うけれど、
よく躾られているのは確かかも。
それにしても
馬のトイレ教育ってどうやってするのだろう…。

フィレンツェの街中の大きな落し物は
もっぱら、街中を巡るために設えられた観光用の馬車を引く
馬たちのものだと思われます。

ついつい美しい建物に見入ってしまって
上ばかり見がちですが
常に足元には注意のフィレンツェなのです。