不埒な天国 ~Il paradiso irragionevole

道理だけでは進めない世界で、じたばたした生き様を晒すのも一興

Con il problema, ma finalmente

2004-12-24 12:59:34 | 日記・エッセイ・コラム
先日のエントリでも書いたとおり、
なかなか手元に来ない私の滞在許可証。

金曜日の朝、再度チャレンジ。
散々待たされた挙げ句、
同じ事(「前年度も先月も収入が少ない」)と言われ
「だからって私にどうしろというのだ」と
ひとこといってやりたくなりましたが
ぐっと抑えて「でも仕方ないので」で留め。
私はあまりのバカさ加減に我慢できず
普段はこの辺りで既にぶちきれたりしてるのですが、
今回はクリスマス前だしということで
おとなしくしていたのが功を奏してか(??)
警察側も「まぁ、いいや、仕方ない」ということで
さらに待たされて発行されることに。
結局8:15に出向いて受け取ったのは11:15。

散々色々言われたので、
きっとそうだろうと予想はしていましたが
出てきた滞在許可証の有効期限は6ヶ月。
更新申請した9月から6ヶ月分になっているので、
2005年3月まで。
つまり私が手にした現時点では
残り3ヶ月しか有効期限はないのですよ。
つまり来年早々には新たに書類を調えて
更新手続きしなくちゃいけない。
なんて馬鹿らしい。
どうせまた収入少なくて文句言われるのだ!(笑)

でもまぁ、とりあえず、手元にやってきた滞在許可証。
これが今年一番の
クリスマスプレゼントになるのかもしれない・・・。


Gospel

2004-12-24 06:31:25 | アート・文化
È stato un concerto di Gospel.

immagine1.jpg

当たらないイタリアの天気予報ですが、
こういう時だけはあたるのか・・・というくらい
冷え込みが厳しくなってきています。

その寒さの中、
屋外で行われたゴスペルのコンサート。
Palazzo Pitti(ピッティ宮殿)の近くにある
小さな広場Piazza della Passera(パッセラ広場)。
ここに結構有名なトラットリア
Trattoria i 4 leoniがあって、
このオーナーさんの心意気(?)で
昨年からこうしたクリスマス時期の
コンサートが行われています。
トラットリア前の広場にはストーブが焚かれて
みんな寄り添うようにして寒さをこらえながらの鑑賞。
もちろん無料。
18:30から始まったコンサートは
アメリカ人ピアニストでフィレンツェ在住歴も長い
Nehemiah Brownが率いる
Florence Gospel Choirによるもの。
ここに二人のブラジル人女性ボーカル
JulyanaとNydiaが加わって
演目を重ねるに連れて徐々に盛り上がり。

寒かったせいもあると思うけれど、
しかし、なかなか盛り上がらない観衆を前に
痺れを切らしたリーダーBrown氏。
ジングルベルの曲になったら観衆に
「音の出るもの」を手に持つように指示。
指示にしたがってみんな鍵を手に。
たいていのイタリアの家は
ドアの鍵が複数になっているせいもあって
誰も彼もじゃらじゃらと鍵をぶら下げています。
私も鍵の束(5つのキーがついている)を手に持って
リズムにあわせてチリンチリンと音を出す。
こんなものでも楽器になるのですねぇ、感心。

コンサートは1時間にも満たないものでしたが、
十分クリスマス気分が盛り上がり。
そして、コンサートが終わると
トラットリアのオーナーからの挨拶があって、
広場を囲むようにしてある3つのお店
(トラットリア、カフェ、トリッパ専門レストラン)で
飲み物や軽いおつまみが無料配布される事に。

私は友人とともに
トリッパ専門店の前で提供されていた
パネットーネをいただくことに。
野外で素敵な雰囲気の中で
しかも誰かからもらって食べるパネットーネは
家で食べるよりとっても美味しかったです(笑)。

素敵なクリスマスの序章となりました。