不埒な天国 ~Il paradiso irragionevole

道理だけでは進めない世界で、じたばたした生き様を晒すのも一興

The Number 23

2007-05-13 21:48:15 | 映画

私の好きな俳優の一人Jim Carrey。
彼の演じるコメディーな役柄もいいけれど
ドラマティックな作品もやっぱりうまい。
この作品はスリラー&家族愛。
ストーリーとしてはよくこなれていて面白い。

ただすごくびっくりするシーンがいくつかあって、心臓に悪い。
(私だけかもしれないけれど、
椅子から飛び上がったシーンが1回)

あるきっかけで読み始めることになった
「The Number 23」というタイトルの本。
読み進めていくうちに、登場人物と自分の過去が重なっていく。
執着するがためにどんどん追い詰められていくサイコスリラー。
結末は涙の家族愛で締めくくり。

この映画では執着する数字は23。
色んな観点から23へ繋げていく手法は一級。

でも、私は一時期自分の周りには
数字は4と6しか存在しないのかと思い込むようなことがあったし
思い込むと、その数字ばっかりが目に付くようになって
ちょっとおかしくなりそうな気分のときがありました。
そんな経験ありませんか?
この映画を観て自分だけじゃないのねって安心したり
もしかしたら誰にでも数字的な執着ってあるのかなと思ったり。
私は今でも4と6には縁があると思っているし
それはそれで好きな数字なので問題ないけど。

人間は先入観や思い込みで
自分の周りの世界を構築することができるので
ちょっと極端に執着するとこうした危険な状態に陥ることも
まったくないわけではないのです。
映画の中ではやりすぎなほど、23にこだわるので
トレビア的な部分もありそれはそれで興味深かったりします。

Jim Carrey。44歳。
さすがにアップになると
顔に小じわが目立ちようになりましたねぇ。

23 

The Number 23