不埒な天国 ~Il paradiso irragionevole

道理だけでは進めない世界で、じたばたした生き様を晒すのも一興

Quanto puo spendere per Mamma

2007-05-17 02:16:31 | 日記・エッセイ・コラム

母の日を前にネット上でも
色々な特集が組まれているのを目にしました。
毎年母の日の贈り物やイベントが
どんどん華やかになっていくような気がするのは私だけ?

母親の存在が日本以上に重要なイタリアでも
やっぱりここ数年はかなり盛り上がってきています、商業的に。
日本と同じように、なんだかんだ言っても
贈り物として一番多いのはクラシックな花束のようですが、
アクセサリーからチョコレート、旅行まで色々と。
母の日の贈り物を受け取ったマンマはイタリア全国で約1500万人。
贈り物に費やす金額は平均して17ユーロ。
母の日の贈り物の売り上げ総額は
2億5000万に上るとも言われます。
経済効果抜群です。
このうちの5000万円は
花束となってマンマの元に届けられたとか。
確かに土日に花束抱えて街を行く人が多かったような気がします。
もちろん電話やショートメッセージのお祝いの言葉も
たくさん交わされたようで、
1000万通のクラシックなカードやメール、
800万通の携帯ショートメッセージ、
200万通のMMS(日本語でなんていうんだろう?)。
携帯電話会社もかなり恩恵を受けていると思われます。
これに比べると父の日はやっぱり存在感が薄いかなぁ。
贈る立場としては
母に贈り物をすると受け取った喜びが伝わりやすいけれど
父は照れ臭いからなのかそっけないから、
贈り甲斐がないというか・・・。
なにを贈れば喜んでもらえるのか
わかりにくいというのもあるけれど。

私は遠く離れているせいもあって
花束の宅配を数年続けてお願いしていたのですが、
昨年母から
「お花は高いし、日持ちしなくてもったいないから」といわれ、
さらに
「無駄遣いしないでたまにはゆっくり帰ってきたら」といわれて
両親はどんな贈り物より私が実家に顔を出すことを
一番望んでいるのだなぁって感じたのでした。
しかし、この時期の航空券はそうそう安いものではないし、
ゆっくり帰るといってもビリーやチッチーノのことも気になるし。

Rose2007
そんなわけで今年の母の日も花を贈ろうかと思っていたけれど
それは諦めて結局サンダルを送りました。
そして電話して、たわいもない話をして。

Panorama_da_giardino_rose
そんな母の日の日曜日には、天気もよかったので
ミケランジェロ広場の脇にある
「アイリス庭園」と「バラ園」に行ってきました。

Iris2007
今年は冬が冬らしくなく、変な時期に暖かくなったので
アイリスは既にほとんど咲ききって枯れている物が多かったし
バラも同じく満開の盛りは過ぎてしまっていましたが、
毎年この時期にここへ行くのが楽しみになっている私は
それでも大満足。
のんびり緑の中を歩く幸せを楽しんできました。
Muraria_forte_belvedere
いつか両親がこの時期にフィレンツェにいて
一緒に庭園めぐりができればいいのになぁと思いながら。
Loto2007

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