年明け初の美術館はメディチ・リッカルディ宮殿。
年内に行けなかった「ヒワの聖母」特別展。
ラファエロの「ヒワの聖母」についてはこちらも参照。
割引対象の「カテリーナ&マリア・ディ・メディチ」の
展覧会チケットを忘れたので
一般料金で入場。7,00ユーロ。
修復の過程を説明するセクションがほとんどで、
展示されている作品は
「ヒワの聖母」の他には
ラファエロの婦人肖像画と
最初の修復を手がけた
Ridolfo Ghilrandaioの作品が3点。
修復の様子が非常に細かく説明されているので
興味深いのですが
これだけを見るために入館する人には
7,00ユーロは高いかもしれません。
もちろん入場料の中には
メディチ・リッカルディ宮殿の常設展示である
「ベノッツォ・ゴッツォリの東方三博士礼拝」や
「フィリッポ・リッピの聖母子像」はもちろん
大理石美術館も見学可能なので、
じっくり時間をかけて楽しむとよいかと思います。
地滑りで崩壊したNasi家で
邸宅崩壊の瓦礫の下になって
ばらばらになった作品が見事に修復されていて
「この部分が修復されています」と指摘されなければ
ぱっと見ただけではわかりません。
10年の年月をかけて丹念に修復された成果。
美しくて見惚れてきました。
ウフィツィに戻されてしまうと、
人ごみでじっくり見ることができないかもしれないので、
特別展の間に堪能することをオススメします。
メディチ・リッカルディ宮殿の中庭に
大きなクリスマスツリーが飾られていました。
オーナメントはラファエロの作品部分。
なかなかいかしてますが、
暗闇ではあまり見たくないかも。
このツリーはちゃんと1月6日に片付けるのだろうか??