不埒な天国 ~Il paradiso irragionevole

道理だけでは進めない世界で、じたばたした生き様を晒すのも一興

Dove ho voluto visitare

2010-12-11 12:22:33 | 日記・エッセイ・コラム

今回の滞在で絶対に行きたいと
父に懇願して連れて行ってもらったところ。
(自分じゃ道がわからなかった・・・)

沼津の御用邸。

いつぞやのブクブク交換会でゲットした
立原正秋の「花のいのち」に
沼津御用邸周辺の描写があり
そういえば、行ったことないなぁと思って
今回訪れてみる場所のリストに入れておりました。

地元っていつでも行けるからと思って
訪れたことがない場所が山ほどあるんですよね。

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御用邸入り口。
父と母に今更見てもつまらんとか言われながら
説得して入場(爆)。

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入り口前の立派な松とか見て
「これで十分だろう」とか言われましたけどね。
これもすばらしいけど、やはり中に入ってみてみないと。

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海辺にあるので松の木が海風で傾斜している。
そこに木造の建物群が点在。

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牛臥山(うしぶせやま)。
名前は聞いたことあったけど、これかぁ。

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あいにく雲が張り出してきちゃったので
拝めなかったけど、
ここからは富士山も眺められるので、
海岸線沿いに富士山展望台とかもあります。

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母が気に入ったプロムナード。
色のコントラストがとてもきれい。
サルビアの花もこうして植えると映えるよね。

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御用邸内ではちょうど菊花展を開催中で
きれいな菊の花が飾られていました。
情熱燃やして創っている方がたくさんいるのですね。

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菊の御紋のベースになったという
16枚の花びらの菊っていうのも見ました。
日本について日本の文化について
知らないことが多すぎて我ながら恥ずかしい限り。

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プロムナード反対側から。
向こう側が海。駿河湾。

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そんな囲い撮ってどうするのって
母に言われましたけどね、
これだってすごい芸術作品だと思うわけですよ、
海外で暮らしていてたまに帰ると。
だって全部手作業で竹編んで作っているのよ。
すばらしいよねぇ。

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ここは天皇家の方々が使った湯屋。
脇に釜焚き場がありました。
昔は釜場で温めたお湯を
湯屋まで人が運んでいたんだろうねぇ。

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そして正門。
なんとゾーリンゲン。
天皇家のお抱え医師として勤めたドイツ人医師の紹介で
当時のゾーリンゲン社が製作したとか。
上下に何気なく菊の文様っぽいの入ってたよ。

いやぁ、行ってよかったです。
こんな素敵な機会のきっかけを与えてくれたブクブクにも感謝。
自分じゃ絶対買って読んだりしない立原正秋にも感謝。