不埒な天国 ~Il paradiso irragionevole

道理だけでは進めない世界で、じたばたした生き様を晒すのも一興

Tra la mente e il cuore 15.12.2012

2012-12-15 22:24:29 | Tra la mente e il cuore
別に毎年気にしているわけでもないので、
なんですけれど、
2012年今年の漢字が「金」だったことに驚いた。

読み方が色々ある漢字ではありますが、
普通に読んだら、「きん」だよね。
某アンケートサイトには
この漢字をなんと読みますかという
くだらない質問がありましたけど。
もちろんカネと読む人もいるでしょうし、
キムと読む人もいたかもしれない。
それは個人の心の在り方次第じゃないかと思うけどね。

金メダルの「金」。
今年がオリンピックイヤーだったってことを
忘れてしまうほど、遥か昔の出来事のような気がする。
イタリアはオリンピックで盛り上がらないせいもあるし、
日本の活躍ぶりを逐一チェックしていたわけでもないので
日本が過去最高のメダル獲得となったことも
今思い出したくらいだ。
でも日本にいる皆さんには記憶に残ったのかもしれないねぇ。

金環日蝕の「金」。
あぁ、そんなこともあったよ!
吉川晃司モデルの日蝕グラスを買ったもの、そういえば。
私はその日、日本にいなかったので、
使う機会もなく、今どこに保管されているのか
よくわかってないけど。
当日は吉川晃司モデルの日蝕グラスを
両親が使って楽しんだみたいだった。
あれは、今年の出来事だったのだ。

そして、
スカイツリーの開業、
山中教授のノーベル賞受賞と
「多くの金字塔が打ち立てられた」ということで、
まぁそういうことですかとは思うけど。

でもはっきりいって、今年の一字がそれか?
と思う部分は拭いきれない。

私にしてみれば
一年中騒いでいた
「脱原発運動」や「領土問題」の方が
今年を表しているような気がするのに。
世の皆様はそうではなかったということでしょうかね。

もちろん、
一年を締めくくる一文字ということなので、
できれば
ネガティブなものよりも
ポジティブなものの方がよいに決まっている。
でもさ、
きれいなことばかりじゃないわけですよ、今の世の中。
そして、忘れてはいけないようなことは
実は一番薄暗くて汚いところに追いやられて、
蓋までされて葬られそうになっていたりするわけだ。
だからこそ、
一年を総じて決める一文字には
そんな陽の当たらない部分から
臭くて蓋されちゃったような現実に光を当てて
教訓にするべきだと思ったりもするんだけどね。

と、この漢字を絶対に「カネ」と読む人が
身近に結構いるなぁって考えているところ。
先日の会議の前のランチで
どうしても一緒に食事をしなくてはならなくなった
某マネージャーを筆頭にね。
彼女はカネ至上主義で常日頃から
どんな手を使っても
どんな暴挙(私にはそう見える)に出ても
利益を得ることしか考えてない。
そういう彼女に辟易としているので、
できるだけ関わらないし、
仕方なく一緒になったランチの時も
できるだけ、そういう話に触れないように避けていたのに、
彼女の中はそれでいっぱいなので、
どうしてもそういう話題に引っ張られ、結局負けた。
そして、おいしいランチの席で
カネの話をされ、正直うんざりしたのだ。
「私はね、金が入ってくればいいのよ、カネが。がはは。」
本気で反吐が出そうになるほど嫌な気分だった。
そんな考え方で、
まともなサービスが提供できるとは
思わないんだけどね、私は。

先日の双子座流星群の流れ星に
「金!かね!カネ!」と願った人がいたって話しを聞いた時も
なにを願っても勝手だけれど、
星に願いをかけるなんていう
ロマンティックな行為には
せめてもう少し夢のある願いをぶつけろよと思った。

世の中仕事もしてお金も稼がなければ、
生きていけないけれど、
金で買えないものがたくさんあること、
お金があったって決して幸せにはなれないことを
ちゃんと知っている方がよいとは思う。

「愛だろ、愛!」ってCMは
福山君だったっけ?
あ、違った永瀬君だ。

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YouTube: サントリー ザ・カクテルバー サイドカー登場 1994



すごくあっちこっち話が飛んだけど、
これこそまさにタイトル通り(笑)、
私の脳みそと心の中の旅なのだ。


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2012-12-15 18:05:04 | Tweet Log