超人日記・俳句

自作俳句を中心に、自作短歌や読書やクラシックの感想も書いています。

ブルックナー9番のピアノ版の凄さ

2019-06-01 17:05:13 | 無題
レミ・バローのブルックナー交響曲第9番は2枚組で、2枚目が9番の四手のピアノ版なのだ。
ピアニストはマティアス・ギーゼンとクラウス・ラッチカ。
聞いてみると、これが、凄い演奏なのだ。
ピアノの低音をうまく使って、厚みや深みを出している。
ブルックナーの深い淵をのぞき込んだ畏れみたいなものが
ピアノで見事に表現されている。
もともと交響曲のピアノ版が自分は好きだが、
ブルックナーの規模の大きさや深みや凄みは
さすがにピアノでは出せないだろうと思っていた。
だから、このCDを聞いてびっくり仰天である。
何なんだ、この強引な深みテクニックは!
クラシックも聞き尽くしたという人にも
ぜひ聞いてほしい切り口の「名演」である。
ああ、面白かった!

おそろしい聖なる淵をのぞき込むその戦慄をピアノで示す
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ラテン語聖書でイエスの洗礼を読む

2019-06-01 09:38:49 | 無題
Loreto社のラテン語・英語対訳新約聖書を読む。

洗礼者ヨハネのところへイエスが来る。
ヨハネは私があなたから洗礼を受けなくてはいけないのに
なぜ来たのですかと言う。
イエスは答える。今は正しいことがなされるように
してください。
そしてイエスは洗礼を受ける。
すると天が開けて聖霊が鳩の姿で降りてくるのを見た。
これは私の愛する子、私の心に適う子であると天の声が言った。

この絵のような印象的なイメージは何なのだ。
洗礼の時は、天は優しく声を掛けてくれたのに、
十字架のイエスに対する天の沈黙はなぜなのか。


洗礼を受けたイエスに聖霊が鳩の姿で祝福に来る
天の声優しくイエス迎え入れ愛する子だと直に認める
十字架のイエスに天は沈黙す だが三日後に世に送り出す


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