超人日記・俳句

自作俳句を中心に、自作短歌や読書やクラシックの感想も書いています。

ラテン語聖書でイエスの第一声を読む

2019-06-19 20:26:32 | 無題
Loreto社のラテン語聖書で、イエスが布教を始めた場面を読む。

(悪魔に誘惑され、これを返り討ちにしたあと)イエスは説教を始めた。
第一声は、悔い改めよ、天の国は近づいた、であった。
海辺を歩いているとペテロ・シモンとその兄弟アンデレが網を投げていた。
イエスは言った。
私についてきなさい。お前たちを人間を獲る漁師にしてあげよう。
彼らは網を手放して、イエスに従った。


イエスに最初に付き従ったのがほとんど名もなき漁師である点が印象的。
人間を獲る漁師(piscatores hominium)という表現が決定的。
こういう心を打つことばが自然に出てくるところが、イエスの魅力。
ラテン語聖書を閉じて、デヴィッド・シルヴィアンのヴィクティム・オブ・スターズ
欲しいな、と思う。

人を獲る漁師になれず満天の星に従い荒れ野を漂う
コメント
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