平成エンタメ研究所

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本日、アニメ『進撃の巨人』最終回!~エレンは憎悪と宿命から解き放たれて自由な世界へ行けるのか?

2023年11月04日 | コミック・アニメ・特撮
 本日、アニメ『進撃の巨人』の最終回がオンエアされる。
 11月4日 24時 NHK総合。85分。
 第1話放送から10年。
 こんなに待ちに待った最終回があるだろうか。
「俺たちが夢見た巨人のいない世界はあきれるほどおめでたい理想の世界だったはずだ」
「ここは絶対に通さねえ!」
「わたしは強い……ので、いくらかかって来ようと!」
「本当に地獄が好きなんだな、エレン。いいよ、最後まで戦ってやるよ!」
「いってらっしゃい、エレン」
 これはリアタイするしかないですね。

 ぶつかり合う登場人物たち。
 その背後には憎悪、愛、怒り、哀しみ、祈り、許しなど、さまざまな感情がある。
 随所に張り巡らされた伏線。
 何気ないワンカットが後の伏線になっていたりして見逃せない。
 そして登場人物たちの共感。
 最終回は共感に向かって進んで行くのだろう。
 それは同時に憎悪から解き放たれた自由な世界。
 そして心の静寂──
 
 前回マーレの指揮官は迫り来る「進撃の巨人」を見て、こう語った。
「憎悪があの巨人を生んだ。われわれが与えた憎悪をあの巨人は返しに来た」

 このせりふで思い出されるのは、
 現在おこなわれているイスラエルとガザの悲惨な戦闘だ。
 エレンたちエルディア人はその迫害の歴史からユダヤの人々に例えられる。
 一方、壁に閉じ込められているガザのパレスチナの人々であるとも言える。
 こんなふうにさまざまに解釈できるのがフィクションの力だ。
「進撃の巨人」のテーマが普遍的である証拠でもある。
 いずれにしても憎しみは憎しみを呼び、憎悪は増幅する。
 これがエレンだ。
 進撃の巨人だ。

 事前告知に拠ると原作の諫山創先生は今回のアニメ最終回のためにラストのネームを変えたらしい。
 さて、どのように変わるのか?

 今回の最終回はnetfliexなどで世界同時配信されるらしい。
 YouTubeの「進撃の巨人」最終回PVにはすでに世界中からコメントが寄せられている。
 これで「憎しみの連鎖を停めよう」という声が世界中からあがるといいのだけれど。


※関連映像はこちらを選びました。
 1期~完結編前編までを『心臓を捧げよ!』で振り返る【進撃の巨人】(YouTube)
『進撃の巨人』愛にあふれた動画だ。
 苦悩するリヴァイをバックにサシャら今まで死んでいった仲間たちの姿が……!
 ラストの間奏パートでは第1話~87話までのサブタイトルが……!
 そしてハンジさんの死から「心臓を捧げよ」←ここでファンはノックアウトされる!


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