哲ノート

gentle heart!! ヤサシイココロ・オトナノココロ

厚木・七沢温泉郷 玉翠楼に浸かる -温泉をめぐる212-

2024-05-27 01:09:27 | 銭湯・温泉

丹沢山麓にある七沢温泉郷は気軽に日帰り温泉も楽しめる、とってもお気に入りの温泉郷

神奈川厚木市内ということもあって、都心からも近く、こんなのんびりとした山村の風情ただようすてきな温泉地があるなんて・・・もう黙っておきたいほどです。

七沢温泉郷の特徴は強アルカリ源泉、もうカラダもヌルヌルしちゃって、とてもやわらかくやさしい湯で、アルカリ泉なんで湯冷めもなく、

近郊で手軽に「温泉来てよかったぁ・・・」と毎回思っちゃうほど、満足感高まっちゃいます。

情緒ただよう日本旅館が点在しており、日帰り入浴できる体制になっていて、丹沢登山の帰りとか、日常の喧騒から離れたいような心持で利用する方にもうってつけな温泉です。

 

今回訪湯したのは「広沢寺温泉 玉翠楼」昭和9年創業の純日本風の一軒旅館で、外観も館内もとても歴史をかんじる由緒ある旅館です。

日帰り入浴は屋外にある露天風呂、平日昼間なんで数人登山客風の方がいましたが、静かなたたずまいの中ほぼ独占状態で露天風呂を満喫します。

ゆったりと湯にカラダを沈めると、ヌルヌルとした湯あたりの良いアルカリ源泉の湯が身に染みてきますね・・・ほんと気持ちいいもの。

「ほ~ほけきょ」とうぐいすがこんな時期に鳴いていたり、川のせせらぎの音、かけ流しの湯の音だけがこの空間のすべてで、しばしの間目をつむり瞑想しちゃいます。

ただ湯温はそんなに高くないのですが、強アルカリ泉のおかげでカラダの温まりが早くのぼせちゃいますね・・・それだけ良質なんでしょう。

岩風呂の岩に腰かけカラダの火照りを冷ましたりしながら、けっこう長い時間「湯」をたのしみました。

普段のココロの雑念を振り払い、下界の喧騒から飛び出し抜け出し、ただただ「湯を楽しむ」・・・あ~なんて優雅なひと時なんだろうか。(巷の人には申し訳ないほど)

こんな真っ昼間から贅沢な湯に浸かりながらこんな思いを巡らし、玉翠楼を後にしました。

まだまだ七沢温泉は自分の知らない湯が多く存在しています。次回はどの湯に入ろうかなぁ・・・広沢温泉・玉翠楼、ほんといいお湯でした。

 

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ひばりが丘 みどり湯に浸かる -銭湯をめぐる211-

2024-05-07 00:34:16 | 銭湯・温泉

西武池袋線・ひばりヶ丘駅で下車

高度成長期、大規模でシンボリックな公団団地「ひばりが丘団地」を西武グループが誘致して武蔵野の野っぱらにいきなり大きな街ができあがった、ひばりが丘

駅前も当然西武グループの商業施設でにぎわっていて、ブランド地名として成り立っています。

そんなにぎわいの駅前から5・6分歩いて路地の路地を入った所にある「みどり湯」さんを訪湯します。

駅には近いのですが、人通りも無いのでやはり地元密着の銭湯経営のようですが、中身の充実した設備とメンテナンスは良いものがありました。

   

外観は宮造りの典型的な銭湯スタイルですが、浴室は「雲海の湯」「睡蓮の湯」という週替わりの湯で男湯と女湯を趣向を変えて入浴するかたちです。

今回訪湯した時は「睡蓮の湯」、関西風の浴室の真ん中に浴槽を配置されていて、浴室画は睡蓮の浮かぶ池の向こうに霞んだ都会の風景が描かれています。

(もうひとつの「雲海の湯」には定番の富士山が雄大に描かれているようです)

浴室の真ん中に浴槽が配置されているので、浴室は広くても浴槽は小規模なものに、バイブラ湯(でんき風呂併設)ボディーマッサージ・ヒップアップエステ・フットエステ

薬湯(香り湯)有料サウナ・水風呂・露天風呂の構成で湯船はおのおの一人ずつはいれる小さなものです。しばし交互浴をして、一番ゆったりできそうな露天風呂でカラダを癒します。

天井が開いていて開放的で外気が心地よいものですが、あまりにも実用本位なんで「露天を楽しむ」って雰囲気はありません。

湯を出たり入ったりを繰り返して、時間をつぶしてひとときを楽しみました。

 (撮許可済み)

カラダを清めて、おもいおもいに好きな湯を楽しむ・・・もちろん家庭風呂では味わえない解放感はありますんで、正直たまに行くのはいいかなぁ・・・くらいのありがたみです。

銭湯を楽しむ、湯を楽しむ、リフレッシュする意味で駅にも近く便利な銭湯、ひばりが丘みどり湯、いいお湯でした。

(今度行くときは「雲海の湯」をぜひ体験したいです、露天風呂がよさそうなんで・・・)

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田無 庚申湯に浸かる -銭湯をめぐる210-

2024-04-29 00:47:00 | 銭湯・温泉

クルマで近くを通って偶然見つけた銭湯、田無・庚申湯さんを訪問(予定なしで・・・)

もよりは田無駅で徒歩15分くらいなんで、地元の人がメインで、駐車場も広いんで(自分のように)クルマで乗り付ける人も・・・

交通量も多い道路沿いにある、外観は破風宮造りの由緒ある建物です。             (庚申搭が敷地内にありました)

創業55年とのことで、外観の宮造り、脱衣所の高格天井といった昔ながらの銭湯のカタチを残しつつ、リニューアルで現代の様式にもなっていて、とても魅力ある銭湯になっています。

   

浴室は定番の浴室画富士山が描かれ露天風呂のある「富士の湯」と超微細泡風呂を擁した「絹の湯」(浴室画は川の流れ、なぜか(つけたしで)アマビエ像) 田中みづき氏作)の構成で

週替わりで男湯と女湯が変わるようで、今回は「富士の湯」に入浴します。

湯船は広くて4~5人は入れるバイブラ白湯にフットマッサージ湯とヒップアップマッサージ湯が併設、薬湯に有料サウナとこの時期心地よい水風呂

そして天井が解放された(雨の日は?)露天岩風呂と露天釜風呂の構成で、いずれも広くとってあって、ゆったりくつろげます。

ひさびさ「あ~」と声が出ちゃって、あとは湯にカラダをあずけてのんびりウトウトしちゃいました。

まだ開場直後の明るい時間ですが、こんな真っ昼間からいいのか~ともったいぶるほどいい湯ですね。まだ混み合っていないんでしばし独り占めで湯を楽しみます。

やはり地元の常連さんが多く利用されているようで、浴室内でも会話が出るほど一種の社交場のようななごやかな雰囲気が漂い、湯の心地よさとゆっくりと時間が流れるような空間が広がります。

気分はのんびりと田無にある庚申湯、いいお湯でした。

 

 

 

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目白台 豊川浴泉に浸かる -銭湯を巡る209-

2024-04-06 13:57:00 | 銭湯・温泉

ひさびさ都電荒川線(東京さくらトラム)に乗って終点の早稲田の電停まで・・・(もうちょっと延びて利便性高めるといいのになぁ)

そこからこの時期さくらの並木ででにぎわう神田川を渡って数分、昔からの住宅街にある宮造りの建物「豊川浴泉」を訪湯します。

昔はこのあたりが高田豊川町という地名だったようで、そこからの名称のようです。木造宮造りの重厚な建物で、「目白御殿」とも呼ばれていたようです。

昭和25年の創業、いまでも井戸水を利用しての良質な湯が楽しめ、場所も早稲田の学生街に近く、また古くからの住宅街に隣接していることから

「ちょっと湯に行ってくらぁ・・・」なんて気軽に近所のお風呂屋さんに・・・という雰囲気が漂います。

さっそく入浴すると、正面に中島氏による雲海に浮かぶりっぱな赤富士の姿が・・・湯船はシンプルで白湯・バイブラ湯・マッサージ湯2基・薬湯深湯の構成

湯温も42度くらいで熱すぎずぬるすぎずで、リラックスするにはちょうどいい湯加減、もちろん良質な地下水のおかげであたたまりも早く、また冷めにくい、これぞ銭湯の湯って感じ

ふと立ち上がると・・・おや?、女湯には真っ白い富士山の姿が見られます(覗いてはいないですよ)

「うわぁ、ダブル富士だぁ」

ふだんの銭湯通いからして、どこも男湯にしか富士の姿が描かれておらず、男尊女卑がこの世界にあって女湯からは不満が出ないのか…と思っていました。

ここは男湯(赤富士)にも女湯にもそれぞれに富士が描かれている、珍しく貴重な銭湯のひとつです。

もう一つ気にいったのが脱衣所の照明。明るいんだろうけど“冷たいイメージ”がする白色の照明ではなく、あたたかく趣のある暖色(電球色)の照明が使われています。

銭湯にもちょっとしたことですけど、こんな雰囲気づくりってとても大切だと思うのです。無機質で事務的な青白い光よりも、あたたかみのある落ち着いた雰囲気が合うと思います。

ご近所のお風呂屋さんでもあり、趣き雰囲気を大切にした古くからの銭湯の姿を継承している「豊川浴泉」、とてもいいお湯でした。

 

 

 

 

 

 

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大田区雪谷 明神湯に浸かる -銭湯をめぐる208-

2024-03-28 14:19:00 | 銭湯・温泉
今回は前々から行きたかったんだけど、近隣の3つの駅からトライアングルのように離れていて、行き損ねていた銭湯をめざします。

蒲田の駅から東急池上線に乗り込んで、御嶽山駅で下車。御嶽山駅は駅のホーム下を新幹線が通ることで有名な駅です。



そこから歩いて15分ほど、閑静な住宅街の中に存在感たっぷりの銭湯が見えてきました。

1957年開業の歴史ある銭湯「明神湯」を訪湯します。

外観は千鳥破風・唐破風の「これぞ、銭湯!」という建物で、すぅ~とのびた煙突もあって、とても画になる光景です。(煙突から煙も出ていて、もうわくわくしちゃいます)



さっそく入館すると昔ながらの番台があって、気さくな女将さんが迎えてくれます。(一言さんでも声をかけやすくて、気遣いもあって、なんでも教えてくれます)

番台・格天井の典型的な脱衣所を経てさっそく入浴します。正面には丸山絵師の作で西伊豆からの雄大な富士山・海・帆掛け船・松林・・・。

湯船は泡のマッサージ湯にバイブラ深湯、薬湯のシンプルな構成、薪で沸かしていて肌当たりも良くて柔らかい湯です。湯温も42・3度くらいでちょっと高めですがのんびりカラダを湯にあずけてうっとりできます。

駅からも遠く場所柄、高齢の常連さんが主になりますが、街中の社交場のような雰囲気が漂って、混むほどではないですがひとり入って来ては、ひとり湯を出るって感じで、活気があっていい雰囲気です。

建物も内装も常連さんも「これぞ、銭湯!!」に間違いない、まさしく銭湯の王道を行く「明神湯」、いいお湯でした。
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代々木八幡 八幡湯に浸かる -銭湯をめぐる207-

2024-03-17 17:23:00 | 銭湯・温泉
小田急線新宿駅午後4:35発 各駅停車本厚木行きに乗り込んで3つ目の代々木八幡駅で下車、そして午後5時にはもう銭湯の湯船にどっぷりと浸かっていました・・・そんな銭湯

代々木八幡駅から徒歩1~2分の、こんなところに銭湯があったんだぁ・・・と八幡湯を訪湯(駅前の雑踏から路地を一本入ってすぐです。銭湯の裏手は小田急線が走っています)



カウンター形式の番台から脱衣所を経て、さっそく浴室へ・・・まず目についたのが浴室画

大きな大きな富士山がそびえていますよ、すそ野がひろびろした「またぎ富士」で、田中みづき氏の作品。

ひろびろとシンプルな出で立ちですけど、存在感抜群の富士山で、これ見ているだけでも気持ちよいもんです。

カランが手前にあって、浴室画富士山の下に3人くらいは入れるバイブラ湯とでんき風呂、マッサージ座湯が3基が併設された大きな湯船が1つだけの構成

土地柄若者とか外国人が多い街ですが、サウナがないんで利用客は地元在住の高齢者の方が多いように見受けられ、混雑するほどでもないんで入浴はのんびりとできて気持ちよいものです。

本当のところ、白湯(静湯)がないんでちょっと残念なんですが、ブクブクのバイブラ湯に首まで浸かって足をうぃ~んと伸ばし、

湯温も41度くらいで長湯にはぴったり、カラダもココロもリラックス・・・リラックス・・・あ~気持ちいい(声が出ちゃいそうです)

湯は井戸水ではないようですけど、肌のつっぱり感はなく、湯あたりなめらかでなかなか気持ちよいもんです。

それにしても新宿を出てから30分後には、もう銭湯でのんびりできちゃうのが魅力ですよね、代々木八幡・八幡湯いいお湯でした。
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代々木上原 大黒湯に浸かる -銭湯をめぐる206-

2024-02-11 16:25:21 | 銭湯・温泉
今月の銭湯は、新宿にも渋谷にも近くておしゃれな一等地、代々木上原の駅からほんの数分のところにある、歴史ある「大黒湯」さんを訪湯。

土地柄なにかと話題になったり、評価も良いんでとりあえず抑えておかないと・・・ということでさっそく。

東京の都心近くにありながら天然地下水(井戸水)・ラジウム原石使用していたりと、銭湯の魅力は家庭風呂にはない「湯」を楽しめるのは間違いなさそうで、

昭和レトロの雰囲気を漂わせ、有名人のサインとか写真ががいっぱい張り出されていて、外国人(居住者)も多いようで、入り口からして建物・施設自体が混沌とした

外観がこ汚いまでいかなくてもコジャレた雰囲気はありません・・・ただ「湯」がよさそうなんで、“中身”で勝負って感じで期待しちゃいます。



「あ~だめだぁ」

浴室に入湯した途端・・・こじんまりとした施設はわかっていましたが、目の前にはタイルの浴室画があって、カラン数基あって、肝心の湯船は…ジェットマッサージ3基と水風呂のみ・・・のみ。(えっえっ)

ミストバス室があってそちらをのぞくと、ミストサウナ風にモヤッとしたなかに2人は入れる湯船が・・・湯船が・・・左右に電極版がある「でんき風呂」でした。(これは逃げられない)

有料サウナは別室に休憩室があるほど優遇されていて・・・なんともここは「銭湯か?」とおもうくらい。

とりあえずカランでカラダを清めて、唯一の入れるジェットマッサージに寝そべって、すぐに出ちゃいました。(「湯」の良さも感じられずに、ざんねんです)

そりゃぁ、人によって「銭湯」という存在・目的は違いますが、(最近多い)サウナ目的と違って純粋に「銭湯」「湯」を求める、楽しむ向きからすると、ちょっとがっかりですね。

ふだんからシャワーで済ましちゃう人はまだこれでもいいかもしれませんが、せっかくの「いい湯」を存分に楽しみたい向きには「湯でのんびり」「湯でまったり」「湯で清める」といった楽しむことができません。

「時間を忘れて・・・」湯を楽しみ、サウナではないけど湯でカラダもココロも癒され、リフレッシュしたい位です。銭湯・湯にそれを求めています。

規模もありますからそんなゆとりはないかもしれませんが、それにしても居心地が悪い、落ち着くところがない。まったく居られません。

湯を出て脱衣所で服を着るとき、別室のサウナ利用者用の休憩室みたいなものがあって、なかでのんびりしてんのね・・・ははぁ~ん、この銭湯はこういうことかぁ・・・で、そそくさと出ました。

代々木上原というおしゃれな住宅街の中にある「大黒湯」さん、いいお湯なんでしょうが・・・ざんねんでした。

※※ 訪湯した時の感想は、あくまでも私感にもとづいたものです。※※



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立川 松見湯に浸かる -銭湯をめぐる205-

2024-01-20 17:28:00 | 銭湯・温泉
今年初めての銭湯は、立川と国立の真ん中位にある「松見湯」さんを訪問。(南武線の西国立駅が最寄り駅です)

2022年にリニューアルされた、街中にあるモダンな銭湯です。

さっそく入館するとカウンターで下足箱のカギと引き換えに脱衣所のロッカーキーを渡してくれます。

最近こういったスタイルが増えていますね、防犯の役割、カギの管理、プライバシーまで安心できて、この方式が定着するといいですね。

こじんまりした脱衣所から浴室へ・・・正面にポスターパネルの雄大な富士山の浴室画が飾られています。現代風で暖色ですけど明るめの浴室で清潔感漂うものです。

湯船の構成は白湯(電気風呂併設)「シルキー風呂」「超音波寝湯」「バイブラ湯」「有料サウナ」「水風呂(ちょっと冷たい)」「半露天風呂」

湯温はだいたい42度くらいで熱すぎずぬるすぎずで、とても心地よいもんです。訪湯した時間が空いている時間帯だったんで、どっぷりと首まで浸かっての~んびりと。

外は寒いんですが露天風呂に入ると、クールダウンもかねて外気が心地よく、併設してある涼み処とで出たり入ったりして時間をつぶします。

下界の音もないんで首まで浸かっていると、湯加減も良く時間の経つのも忘れて、しばし瞑想の世界に入り浸っちゃいます。



平日の夕方に差し掛かる時間ですが、もうちょっと入浴客があってもいいんじゃないかなぁ・・・というくらい心地よいんですが、

設備も新しいし雰囲気もいいし・・・なにかで情報発信すれば、しかもここは立川でしょ・・・若者も取り込めるんじゃないでしょうか、サウナもあることだし。

街中のザワザワした中で、居心地の良い雰囲気と空間を味わえる銭湯、松見湯さん、いいお湯でした。








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上中里 大黒湯に浸かる -銭湯をめぐる204-

2023-12-27 19:31:00 | 銭湯・温泉
今年最後の銭湯は、上中里駅からすぐそばの大黒湯を訪湯します。

上中里は以前「平塚神社(2016-12-18投稿)」の参拝で下車したことがありますが、ふだんはまず下車することがありません・・・なぜか

駅周辺が「鉄路」で挟まれたような土地になっていて、平塚神社のある山の手台地からJR京浜東北線・新宿ライン・新幹線の通る上中里駅、そして広大な尾久・尾久車両センターがあって

駅周辺には商店街もなく、「鉄路」「住宅」「鉄路」・・・って感じの、もうこれ以上余裕のない土地にびっしりと住宅が立ち並んでいます。



駅の跨線橋を降りて、ちょっと暗めの細い路地を入ったところに大黒湯さんがありました。(ほんと駅からすぐで便利なところなんだけどなぁ)

「大黒湯」とかかれたりっぱな煙突もあって、門構えは現代風ですが下町の銭湯という雰囲気を醸し出しています。



さっそく浴室に入ると、定番の浴室画はありませんが灯篭を備えた庭園風のオブジェがあって、ちょっと他では見ない構成です。

白湯・マッサージ湯・電気風呂を(いずれもひとりずつ)併設した湯船とジェットマッサージ・ボディマッサージが1基ずつ、有料サウナに4~5人が入れる水風呂、そして野天風呂の構成

白湯などはちょっと高めの43~4度くらいかな(この時期はいいですね)残念なのが半露天の野天風呂。

シルキー風呂で湯温は体温と同じ38度くらいなんでカラダに負担なくていいんでしょうけど、さすがにこの時期は長湯するとカラダが冷えちゃうんです(夏なんかはいいんでしょうけど)

水風呂があんなに広いのに、メインになるであろう白湯なんかはひとり用でしょ・・・落ち着かなくて、なかなかいい湯なんですがちょっと残念(野天に入っても寒いし)

白湯はちょっと熱めの湯だったんでカラダは暖まってとてもここちよいのですが、「湯を楽しむ」という心持にはちょっとならなかったです。

駅から近くて、この狭まった地域の住民に根差した銭湯、上中里・大黒湯さん、いいお湯でした。


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都立家政 たからゆに浸かる -銭湯をめぐる203-

2023-12-05 23:16:33 | 銭湯・温泉
西武線の都立家政駅を初めて降りる。

なにかの催しや施設といったものが周辺で見あたらないんで、たぶんこれからも下車することはないであろう・・・くらいの駅、駅周辺

駅を降りて、細々とした駅前・商店街を通り過ぎると、人通りも無く、夜間は街灯も少ない“閑静すぎる”住宅街が続きます。

地図をたよりに細い路地に入ると、「あ、ここにあるんだぁ・・・」というくらい、いきなり現れた銭湯「たからゆ」さんを訪湯します。



1949年創業、今年の10月にリニューアルされたそうで、シンボリックな「たからゆ」の商号と木材をうまくデザインした、今どきのオシャレな建物です。

内装も従来の銭湯スタイル・設備を一新して温浴スパって感じで明るくて清潔感漂うもので、玄関口からわくわくしちゃっていいですね。

さっそく浴室に入ると、定番の「浴室画」はありませんが、仕切り付きのカランをうまく配置して、限られたスペースの中で割と広めの湯船が正面にありました。

5・6人がゆったりと入れる、湯温40度前後の高濃度炭酸泉がメインになっています。

ほかに42度のジェット寝湯が2基、有料サウナに17度くらいでこの時期としてはキンキンに冷えている水風呂

そして屋外には、露天とまではいきませんが外気が入ってきて気持ちよいマイクロバブルのシルキー風呂(湯温42度)があります。

なんといっても一番広い湯船で、ゆったりとくつろげる軟水使用の高濃度炭酸泉がとっても気持ちいいですよね。

空いている時間だったので、時間忘れてくつろげる、いやされる、疲れを忘れる、気分転換・・・なんでもござれって気分でゆったりと・・・。

「いやぁ、いいお湯だ・・・」住宅街の中の癒される隠れ家みたいな感じで、この湯を思う存分楽しめるなんて・・・なんと裕福な空間。

都立家政駅と野方の駅の中間、住宅街の中にひっそりといい銭湯見つけました・・・「たからゆ」さんいいお湯でした。
















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