折々スケッチ

小さなスケッチブックやハガキに水彩と鉛筆ペン等で描いた絵を中心に、感じたこと等日記代わりに添えています。

お酒が飲めたら・・・

2019年12月09日 | 人形




寒くなると「熱燗!」と言っていた夫、夏は「ビール!」暑い、寒い、嬉しい、悔しいと何でも
理由になって毎日幸せそうに飲んでいました。
「酒が飲めんようになったら終わりだな」なんて冗談のように言ってましたが「ちょっと今日は止めとく」と言い出してから50日でしたから、自分でも何か感じるところがあったようでした。
今思えば50日前まで晩酌を楽しめたのだから幸せだったと思います。


あれから4年、台所の棚に残ったお酒のうち日本酒やブランデーは料理に使ってしまい、梅酒はもらわれて行き残ったのは焼酎とウイスキー。私は晩酌に付き合っていた頃にもコップ1杯か2杯のビールが精いっぱい。その後は眠れなかった頃に赤ワインをちょっぴり舐めたくらいでいつもはアルコール無しの食事です。

ブロ友さんの記事に熟した柿にウイスキーを垂らすと美味しいという記事がありました。
棚の奥には瓶に三分の一ほどウイスキーが残っています。ほこりを拭って蓋を取ると4年ぶりに空気に触れてパッと飛び出してきた何とも豊かな薫り。柔らかくなってしまった柿にちょっぴり垂らしてみると「美味しい~」普通の柿なのに高級フルーツのようで、お皿に垂れた汁までなめたくなるほどでした。また柿を買ってこようと思っています。

私の実家は母以外は揃って呑み助、親戚も同じで集まりがあればたらふく飲んで酔っ払ってと言うのがお決まりでお酒を飲む人は好きでは有りませんでした。結婚するならお酒を飲まない人と決めていたのに見合いの席で「週に一度くらいの晩酌と付き合い程度」と言う言葉にのせられて結婚。その翌年から年末年始を家で義兄家族と過ごすことになると、年末には1升瓶を10本注文し、正月の4日には7本目の蓋が開いているような飲みっぷり。でもそんなことはそれぞれの家庭の都合もあって10年ほどで終わり。それからは夫の酒と肴の用意をしてなどと今頃になって古い事を思い出しウイスキーを揺らしてはブツブツと。私もお酒を楽しめたらもっとみんなで楽しかっただろうなと残念な気持ちにもなっています。

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