折々スケッチ

小さなスケッチブックやハガキに水彩と鉛筆ペン等で描いた絵を中心に、感じたこと等日記代わりに添えています。

金色のちひさき鳥のかたちして

2019年12月19日 | 風景




昨日の名古屋は朝の雨が止むと時折強い風。
高速道路わきの銀杏並木はまだしっかり葉を残していて今が落ち葉の最盛期。
自転車を止めると自転車のカゴにも音を立てるほどの勢いで落ち葉が降ってきて花吹雪ではない落ち葉吹雪と思うほど。信号が変わってもしばらく見とれていました。


「金色(こんじき)のちひさき鳥のかたちして 銀杏ちるなり夕日の丘に」
高校の教科書で習って以来大好きな与謝野晶子の歌、銀杏が散る頃になると思い出します。
夜、高校の友人から電話があって「昼間いなかったね」と。「街に出かけていてね若宮大通の銀杏がきれいだった」と言うと彼女は「与謝野晶子の歌覚えてる?授業が終わってからみんなで公園の銀杏を見に行ったよね」と、懐かしい話になりました。彼女はその時の銀杏の印象が強くて結婚して家を持った時に銀杏を植えたのだそうです。「ヒョロヒョロだったのに50年たったら大木になっちゃってね、庭に電柱が建ってるみたいよ」と笑っていました。
「何年たってもみんなで見に行った銀杏の想い出は変わらんね」と。
ほんとに想い出の風景は変わらなくて・・・あれからちょうど60年です。






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