ロッキングチェアに揺られて

再発乳がんとともに、心穏やかに潔く、精一杯生きる

2011.2.18 春はもうすぐ

2011-02-18 21:09:08 | 日記
 昨日は、夕方から雨という天気予報を信じて、出張中大きな傘を持ち歩いたけれど、結局荷物になっておしまい・・・だった。

 半日遅れた今朝はすっかり土砂降りで、レインブーツで出勤。でも、職場に到着する頃には止んできてしまった。これまた帰り道はいかにも格好悪い。そして、またたく間に青空が広がった。風は強いけれど春一番では、という趣の明るさ。こうして冬と春がせめぎ合いをしつつ不安定なお天気が始まると、文字通りひと雨ごとにだんだんと春になってくるのだな、と改めて待ち遠しく思う。
 雨の後の強風は、花粉症の人たちにとっては本当に残酷なことかもしれないけれど・・・。

 今回はなんとか副作用の吐き気がひどくならず、ナウゼリンのお世話にもならず、ロキソニンの規定量だけで凌げそう。便秘もせず、快調。不眠も火照りもそれほどでない。お菓子をつまむ元気さえある。何が原因かはわからないけれど、本当に一回一回状況が違うのだな、と不思議に思う。

 昨日帰宅すると、このブログにコメントをくださっているあけぼの会会員のキョンシーさんからお手紙が届いていた。可愛らしいふくよかなお雛様の絵手紙と一緒に。息子の合格を喜んでくださり、男のお子さんしかいないお宅ではお雛様を飾らないでしょうから、母上(私のこと)へのお祝いに、と。

 コメントでも書いておられたけれど、お母様の介護をされているという。乳がんという病気は、頻発年齢がちょうど子育てや介護等に忙しい頃だ。自分の治療だけに専念することができずに、いろいろ背負いながら闘病生活を続けなければならない。しかも初発から5年で卒業させてくれない深情けの病である。あらためて意地悪な病気だと思う。

 だが、それでも残念ながら罹ってしまったら、もうなかったことにはできない。焦らず、あきらめず、頑張りすぎず、しぶとく細く長く、そして誇り高く美しく、治療を続けていれば、きっと私たち患者にも春の女神が微笑んでくれる、と信じたい。

 今週は、月曜日に息子の合格発表があったのは当日書いたとおり。入学金やら保険料やら諸々の払込みも無事終了し、芸術や武道関係の選択科目の申請書類も提出した。あとはつんつるてんになりつつある制服類をまた新調しなければいけない。入学したときは身長156センチだったのに、3年間で20センチ以上伸びたのだから、途中、リサイクルで10センチ大きなものをゲットして着ていたとはいっても、それすら小さくなっているのは当然か。

 思えば、恋焦がれた第一志望校、ここならばと思った第二志望校と、続けて不合格の結果を受け、失意のうちに今の学校の入学手続きと制服の採寸に出かけたのだった。その1週間後が第一志望校の召集日だったから、その日まではまだうじうじと繰り上げ合格が来るのでは、と親子ともども待っていたのだ。採寸の日には「キャンセルするとしたらいつまでですか。」等と失礼なことを聞いてしまった、つくづく情けない親だ。

 今日は、息子が、学校に出張販売に来た指定店に、新しいジャージ一式を注文をしてきた。2Lサイズだという。
 心機一転、前向きな高校生活を送ってほしいと心から思う。


コメント (2)
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