清野明子さん関連情報 1 当ブログに来て頂いた証に「清野明子」と言う民謡歌手を知って 2 ブックマークにも有りますが、清野明子さんのブログはここです。 3 2010年2月21日(日)に「第10回津軽三味線&日本一の仲間たち」と題するコンサートが中野サンプラザにて開かれます。 |
今日の投稿
お早うございます。今日は島根県の民謡「しげさ節」の紹介です。当ブログでは以前に島根県の代表的な民謡として「安来節」を取り上げています。その際「しげさ節」と「安来節」、どちらを代表と考えるかについて迷いがありました。筆者が音楽的に好きなのは「しげさ節」です。しかし知名度などを優先させて「安来節」とした経緯がありました。
この唄はフジオロクボンによれば、新潟県中魚沼郡川西町仙田に伝わる「しゅげさ」が元唄と言われています。廻船の発達により、江戸時代中期頃、隠岐に伝わったようです。you-tubeは投稿がありませんので「しげさ踊り」から雰囲気を感じ取って頂きたいと思います。踊りが中心で唄は飛んでいます。
<!-- しげさ節 -->
隠岐は絵の島
花の島
磯にゃ波の花咲く
里にゃ人情の 花が咲く
ハア ヤッショメヤッショメ
旅の情に
ほだされて
島に泊りを 重ねりゃ
いつしか覚える しげさ節
ハア ヤッショメヤッショメ
にっこり笑って
送り出し
消え入る 後姿に
思わず泣き伏す乱れ髪
ハア ヤッショメヤッショメ
忘れしゃんすな
西郷の港
港の灯影(ほかげ)が
主さん恋しと泣いている
ハア ヤッショメヤッショメ
元唄の「しゅげさ」は越後訛りで「出家さ」の事です。法話が巧みな美男子の若い僧を称えて唄ったとされています。
隠岐島は松江市の北北東約80kmに位置する島です。「しげさ節」の伴奏に使われる三味線は西日本では珍しい津軽三味線を用いる事が多いです。
上の写真は女郎花(おみなえし)です。秋の七草にも数えられています。何故この時期に咲くのか不思議です。漢方では根を乾燥して利尿剤とします。