大雪の空

46歳から始めて嵌ってしまった山歩きの記録と野球などの雑記帳。時々帰郷中の島暮らしの日常。

熊鈴を鳴らすべき道とは?

2016年10月31日 | 山道具
俺の大嫌いなこの山道具だが、当然ながら東北や
北海道など熊の出没が多い山では必携だ。

それとは別にこれを鳴らした方が良い道もある。

それは前にも書いた事があるが梯子の上り下りが一つ。
これは北岳の八本歯で危うく加害者になるところだったと書いた。

降りる時に不注意で小石を跳ばしてしまったところ、
丁度上がってきた子供の顔を掠めて飛んでいった。
これには胆を冷やしたが下からの鈴の音が聞こえていたら
充分注意して歩いていたろう。

だから北アルプスの表銀座・水俣乗越からの登りや
岩場での上り下りでは頗る有効だ。

これを丹沢の大倉尾根(通称馬鹿尾根)や
白山の砂防新道などの人だらけの道で鳴らすのは阿呆。
こんな奴が多いからしょっちゅう文句を言う破目になる。

前の記事で落石の事を書いて思い出したから書いてみた。

うるさい鈴の音も事故防止にピッタシの道があるという話。
必要な所ではしっかり鳴らしながら歩こう。
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穂高・ザイテングラートでの滑落増加

2016年10月31日 | 北アルプス
ちょっと信じられないが急増してるんだと。

9月には6日間で3件の滑落死亡事故まで起きている。

俺も大昔にこの道を半ば駆け下りた事があったが
そんなに危ない箇所は無かったぞ。
まあ何でもない所で事故は発生するんだがそれにしても多過ぎだよなあ。

一つは利用者の急増に伴う混雑による接触事故とスリップ・
浮石を踏んでの事故が多いのではと思う。

9月の死亡事故は57・68・70の男性単独行。
それとこの事故を含めて全て下山中の事故だ。

上で小屋泊まりして疲労も無いのに事故ってるのは
うっかり浮き石踏みかスリップだろうな。

擦れ違いは混みあったら多くなるのは必然で、
西丹沢でも檜洞での接触による滑落・死亡事故が起きてる。
この時もシロヤシオの大混雑時での行き会いでだった。

尾根上の擦れ違いの場合は山側に立つ訳にはいかないから、
谷川にストックを置くか、這い松を掴むかなどをして自衛しないと
谷へまっしぐらと言う憂き目に遭う。

それと上から落とされる石にも注意が必要だぞ。
何年か前にお爺さんと孫が上からの落石で死んだ事故もあった。
これは強引に登ってた若者の落とした石での事故だった。

落石に関しては小さい物ならヘルメットで怪我を防げるし、
転倒時の頭部保護もあるから被って歩くのは有効だ。

転倒や落石が懸念される山にはメット持参が普通になるだろう。
俺も来年の剱岳にはメットを持っていく積もりだ。
幾らなんでも沢で使った植木用のメットではあんまりだから。
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中央アルプス・檜尾避難小屋を有人化?

2016年10月31日 | 八ヶ岳・中央アルプス他
昨日図書館で見た山渓12月号にあった。

企業から協力金を貰って改修か・建て直しして
小屋番を置き、寝具・軽食の提供・飲料販売をする計画らしい。

木曽駒周辺の小屋と木曽殿山荘との間が距離があり過ぎで、
登山客への利便性を高めて人を呼びたいらしい。

イマイチな企画だと思うんだよなあ。

普通に今の営業小屋の位置で充分だろう。

入山方法は違っても普通は木曽駒・宝剣をやって空木方面か、
木曽駒周辺に泊まって翌日移動が普通だろう。

そうすると檜尾の小屋は中途半端な位置にあるから
当然ながら利用客が少ないという事になっているんだ。

逆ルートでも木曽殿山荘や駒峰ヒュッテからでは
檜尾の小屋に泊まる物好きはいないからなあ。

今まで2回使ったが満杯には程遠かった。
悪天時の緊急避難用の性格が強い小屋だからなあ。

これを準営業小屋にしてもそんなに泊まり客が
増える筈はないだろうと思う。

水場を整備して電気まで引いた上にテント場を整備する由。
小屋は18年までに建てる予定とかだった。

小屋番の若い衆に駒ヶ根に定住して貰うのも狙いみたいだが、
人件費の方が高くて赤字だろうし暇で長続きしないだろう。

テント場の整備は若い客を呼ぶだろうが
利用料金は1000円以内だろうし、
トイレ利用者が増えて処理が大変になるだけ。
このトイレ問題の解決策をちゃんと立ててたら感心だが。

何だかちょっと安直な計画だと思う。






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